BIツールで定量評価システムを構築し、管理業務の大幅な効率アップと半年での離職率半減を実現

「経営環境の全てを『Qlik Sense』で 定量化できれば、企業の未来を 分析することも可能と考えています」

株式会社エクストリーム 導入事例

運輸・通信業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理データ分析・活用業務データの活用営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

株式会社エクストリームは、ゲーム・エンターテインメント業界に特化したエンジニア派遣事業を中軸に成長を続けている。自らを「デジタルクリエイタープロダクション」と位置付ける同社では、優秀なクリエイター・エンジニアは重要な経営資源だ。しかし、定量的指標に基づいた客観的な人事評価の実現が大きな課題になっていた。BIツールを基盤に、システムに蓄積される多様なデータを分析支援する定量評価の仕組みは、離職率の改善や管理業務の省力化に大きな役割を果たしている。

2020年3月取材

株式会社エクストリーム

導入先の概要

業種
ソフトウェア開発
事業内容
ソリューション事業、受託開発事業、コンテンツプロパティ事業
従業員数
406名(2019年10月現在)
ホームページ
https://www.e-xtreme.co.jp/

導入の狙い

  • 定量的指標に基づく人事評価
  • 優秀な人材の離職防止
  • 効率のよい管理業務の実現

解決策

  • BIツールを基盤にしたデータ分析による、定量的指標の構築

導入したメリット

  • 半年で離職率が半減した
  • データ集計の自動化で業務が大幅に省力化した
  • クリエイター&エンジニア本部 本部長 鈴木 俊之氏

    「人材育成は、ただ努力を求めるのではなく、成果を上げ、評価されるには何をすべきか具体的に示すことが重要です。定量評価の実現は、努力の方向性を具体的に示すうえでも大きな役割を果たしています」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
BIツールQlik Senseお問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 会計お問い合わせ

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導入事例詳細

成長を続ける「デジタルクリエイタープロダクション」

「まじめに面白いを創る会社。未来の楽しいを造る会社」を企業コンセプトに掲げる株式会社エクストリームは、ゲーム・エンターテインメントに特化したクリエイター・エンジニア集団だ。顧客企業に社員が常駐して、開発業務を提供するソリューション事業、案件を受託し、要件定義から運用まで一気通貫で手掛ける受託開発事業、自社が所有するゲーム・キャラクター等のライセンスを活用したコンテンツプロパティ事業を3本柱に、2005年の設立以来、成長を続けている。

草創期のコンピューターゲームは、大ヒットタイトルであっても数名程度で開発することが一般的だった。そのため、長年ゲーム開発は内製を前提として行われてきた。しかし、こうした方法論は、案件の大型化とともにさまざまな困難に直面することになった。

「ゲーム開発には多様なスタッフが関わります。例えばデザイナーの仕事は企画が固まった後の工程でスタートしますが、内製を前提とする場合、それまでの仕事の確保に問題が生じます。さらに、クリエイターやエンジニアは得意分野がそれぞれ異なる点も課題の一つです。当社が、さまざまな業態を広く受け入れるようになった背景には、このような事情があります」とクリエイター&エンジニア本部 本部長の鈴木 俊之氏は説明する。

エンターテインメント分野でも、より効率のよいコンテンツ開発が求められている。その中で、独自スキルを持つデジタルクリエイターによる開発段階からのサポートは、顧客企業から高く評価されている。

ゲーム・エンターテインメントに特化したソフトウェア開発を主軸とする株式会社エクストリーム。『ラングリッサー』シリーズなど、ライセンス事業も手掛けている

BIツールを基盤に定量評価の取り組みを開始

同社は、デジタルクリエイターを重要な経営資源に位置付けている。そのため、明確な指標に基づく定量評価の実現に向けた取り組みを、早くから進めてきた。定性評価には、上司との人間関係が反映される懸念があり、本来高く評価されるべき多くの貢献が見過ごされていると考えたことがその理由だ。

具体的なデータに基づく新たな評価の仕組みを模索する中、同社が注目したのは、BIツール『Qlik Sense』だった。以前から取引があった大塚商会から基幹業務システム『SMILE V 会計』を導入した際、その情報資源の活用を目的にすすめられたのだ。

「例えば、Excelでも定量評価を行う仕組み自体は作れるかもしれません。しかし、データの取り込みなど、運用上の手間が生じます。可能な限り仕事は自動化したいと考えていたこともあり、『Qlik Sense』の導入に合わせて今回の取り組みをスタートしました」(鈴木氏)

試行錯誤を繰り返し評価のキーワードを数値化

デジタルクリエイターの仕事を定量的に評価するには、関連する多種多様なデータを一つ一つ適切に利用していくことが求められる。同社は「どのデータを取り込み、どのような視点で分析するか」という観点でデータの洗い出しを開始。あらゆるデータを取り込み、『Qlik Sense』の連想技術を用いて試行錯誤を繰り返すことで、これまで定性評価に頼るほかなかった項目の定量評価への移行を実現した。

「人事評価は、これまで技術力や営業力といったキーワードに基づいて行われることが一般的でした。しかし、その言葉の意味をあらためて考え直し、仮説を立て、数値に置き換えていきました。営業担当の評価を例に挙げると、案件受注には顧客担当者との仲の良さが重要という仮説をまず立てます。次に仲の良さを定量化する方法として、面会頻度や電話回数など、関連すると思われる項目を洗い出しました。私は以前に、他社のBIツールを利用していましたが、機能面で不十分に感じることがありました。『Qlik Sense』では、関連すると思われるデータを全て取り込み、関連性が低いデータは捨てて有意なデータを残すことで、これまで定性的に捉えるほかないと考えられてきた項目の定量化が可能になりました」と鈴木氏は語り、そのプロセスを「磨き込み」と表現する。

多様な分析を可能にした、データリソース蓄積の新たな仕組み

データ収集において大きな役割を果たしているのが、鈴木氏がスクラッチ開発した多様なサブシステムだ。営業担当が面会相手をその都度、モバイルデバイスから入力する仕組みがその一つである。面会者の登録が行われていない場合はアラートが通知され、入力が督促される。さらに入力そのものをインセンティブとする評価制度も用意した。

「定量評価では、その前提となるデータリソースの確保が問題となります。当社の場合も、評価の前提となるデータ入力の手間は課題となっていました。評価対象者が自律した入力を行うことでデータリソースが生成されていく仕組みは、定量評価を実現するうえで不可欠になると思います」(鈴木氏)

鈴木氏がゼロからスクラッチ開発したこの仕組みは社内で運用されるだけでなく、外販に向けた準備も進んでいるという。

定量評価はデジタルクリエイターにも好評

クリエイター・エンジニアの仕事を定量的に評価することは難しいと考えてきただけに、評価される側の定量評価への反発も懸念する点の一つだった。しかし、その懸念は杞憂に過ぎなかったという。

「当社は、会社としての利益最大化をクリエイターに対して一方的に求めることは、筋が通っていないと考えています。そのため、互いが利益を得られる関係を築くうえで、大きな役割を果たすのが定量化された評価基準です。最終的な評価に先立ち、会社として求める改善点などを極力リアルタイムで提供しています。8割以上のクリエイターは『何をすれば評価されるのか明確になった』と捉えてくれています」(鈴木氏)

当初目標である3年以内の離職率半減を半期で実現

効果としてまず挙げられるのが、離職率の大幅な改善である。その背後には、定量評価に基づく利益分配の適正化があると鈴木氏は指摘する。

「当初、3年以内に離職率を半減させるという目標を立てていましたが、定量評価への移行後、半年で達成しています。当社の場合、新たな評価基準の導入に合わせ、これまで横並びになりがちだった賞与査定についても、全面的な見直しを行いました。こうした利益分配の全面的な見直しが、優秀な人材をつなぎとめるうえで、大きな役割を果たしています」(鈴木氏)

効率のよい経営資料の作成にBIツールが貢献

『Qlik Sense』の操作画面。入力したデータを分析し、グラフなど視覚的に結果を表示することが可能

管理業務の効率アップも『Qlik Sense』の導入効果として注目したい。これまで同社では、毎月の経営会議に用いる経営資料を十数名のスタッフが2、3日かけて作成してきたが、その作業を自動化した。

「これまでExcelを使い、手作業で行ってきた多くの業務が自動化できたことも、『Qlik Sense』導入の効果です。私たちの部署の場合、顧客先常駐スタッフとのホットライン開設など、クリエイター・エンジニアのマネジメントという本来の業務に集中できる時間の確保につながっています。その取り組みは、信頼関係の構築にも確実に役立っています」(鈴木氏)

今後同社は、マーケットの変化など外部要因を含め、経営環境をKPIとして可視化することで、より正確な経営判断を迅速に下せる仕組みの構築を目指している。

「定量的な指標がない中で行う経営判断は、勘だけを頼りにかじを切るのと変わりありません。現在『Qlik Sense』は、人事評価など内向きの役割を中心に運用していますが、今後は市況などの外部要因も取り込み、企業として何をするべきか分析するツールとしても活用していきたいです」(鈴木氏)

大塚商会担当者からのコメント

「BIツールはアイデア次第で多様な活用が可能です」

『Qlik Sense』をデータ分析基盤として活用し、業務に即した定量評価を実現した好事例です。株式会社エクストリーム様には、今後も新たなご提案をさせていただきます。

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  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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