- 業種
- 福祉・介護業
- 事業内容
- 社会福祉事業(障がい者支援施設・特別養護老人ホーム)など
- 職員数
- 約700名(2026年6月現在)
- ホームページ
- https://fukushimura.or.jp/
三つの福祉事業情報の一元管理を実現

社会福祉法人 相模福祉村 導入事例
サービス業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理文書管理・電子契約・ペーパーレスモバイル・タブレット活用経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化業務データの活用
相模原市内に70を超える事業所を展開する社会福祉法人 相模福祉村は、データに基づいた科学的介護を推進すべく、全施設にわたる「介護DX」に着手。介護保険請求や介護記録などの業務効率向上に向けて各ソリューションを効果的に活用し、特に介護記録の一元管理の実現で大幅な業務改善に成功している。
- 業務効率の向上
- 生産性向上
- コスト削減
- セキュリティ対策
- ペーパーレス
2026年6月取材
社会福祉法人 相模福祉村
導入先の概要

導入の狙い
- 全施設の基幹業務や介護記録を一元管理したい
- 正確なデータに基づいた科学的介護を実践したい
- ICT導入に合わせて社内インフラを整備したい
解決策
- 勤怠・人事労務・給与などの基幹業務に関わるシステムや、介護事業に関する業務システム・タブレットなどを幅広く採り入れて介護DXを実現し、業務効率を向上。セキュリティを強化するソリューションも導入する
導入したメリット

導入システム
| 製品カテゴリー | 製品名・型番 | お問い合わせ |
|---|---|---|
| 勤怠管理システム | 勤次郎Enterprise | お問い合わせ |
| クラウド人事労務ソフト | SmartHR | お問い合わせ |
| 介護施設・介護事業所向けソリューション | ワイズマンシステムSP | お問い合わせ |
| 介護記録管理システム | Blue Ocean Note | お問い合わせ |
| 基幹業務システム | SMILE V 2nd Edition 人事給与 | お問い合わせ |
| ランサムウェア対策一式 | - | |
| IT資産管理ツール | SKYSEA Client View | お問い合わせ |
| データバックアップソフト | Arcserve Backup | お問い合わせ |
| 法人向けリモートアクセスサービス | たよれーる どこでもコネクト | お問い合わせ |
| ほか | ||
社会福祉法人 相模福祉村 導入事例(PDF:2,334KB)
導入事例詳細
「障がい」「高齢」「保育・児童」の3領域にわたって福祉事業を展開

運営する施設の一つ児童発達支援センター「青い鳥」の食堂兼ホール。鳥のさえずりが聞こえる緑豊かな環境で、発達支援を必要とする子どもたちに専門的な支援を行っている
社会福祉法人 相模福祉村(以下、相模福祉村)は、神奈川県相模原市で1983年に設立されて以来、「障がい」「高齢」「保育・児童」の3領域にわたる幅広い福祉事業を展開してきた。具体的には、障がい者支援施設、特別養護老人ホーム(以下、特養)、認可保育園、福祉型障がい児入所施設、障がい福祉サービス事業所、障がい福祉サービス事業および障がい児通所支援事業所、児童発達支援センター、障がい福祉サービス事業所などがあり、現在77に及ぶ事業所を運営している。
相模福祉村の始まりは、新聞記者だった創設者の赤間 一之氏が「障がい者の方の居場所づくり」という記事を書いた際、多くの障がい者の方が働く場所が見つからず困っている実態を知り、プレハブ小屋を建てて障がい者の方向けの地域作業所を開設したことによる。その後、同氏は県議会議員に転じ、障がい者の社会参加支援を政治家の立場から推進。創設者の意思を受け継いで相模福祉村を大きく発展させたのが、現在の理事長 赤間 源太郎氏である。

理事長 赤間 源太郎氏
「相模福祉村の特徴は、徹底して地域に根差した福祉活動を実践しているところです。早朝の清掃活動は欠かさず、お年寄りを買い物へ車で送迎する『お助けカー』などの取り組みも継続しています。もともとは私が個人的に始めたのですが、今では多くの職員が共に行ってくれています」(赤間氏)
こうした地域貢献に取り組む施策の根底にあるのは、「相模福祉村を『わが街の文化』に!」という法人の理念である。そこには、福祉を特別な活動として行うのではなく、地域の人々の営みの一部にするという意味が込められているという。
「職員はそれぞれの職種が持つ役割を担い、全うしながらご利用者と関わっていますが、この理念の下、相模福祉村の一職員として積極的に地域に出て溶け込んでいくことも大切にしています。法人としては、近隣住民の皆さんと一緒に楽しめるイベントを数多く開催しているので、お祭りイベントには定番の『たこ焼き』は、入職するとみんな練習します。『たこ焼きが作れない者は、うちの職員ではない』と言われるほどです」と赤間氏は笑う。一方で、職員に対する研修を定期的に行うなど、社会福祉法人に求められる人材育成にも抜かりがない。地域に開かれ、地域に貢献できる福祉施設として、相模福祉村は確固たる地位を築いている。
大塚商会をパートナーに選定し全施設の「介護DX」を決断
「障がい」「高齢」「保育・児童」の3領域にわたる事業所は、業務内容はもちろん、記録内容、作成書類、保険請求手続きなどが異なるため、それぞれの事業に応じたシステムを使い分けて運用してきた。しかし、事業所が増えてくると、法人として全拠点の情報を一元管理することができない、という課題につながっていった。そうした中、たまたま飛び込み営業で訪れた大塚商会の担当者から「介護DX」のプレゼンテーションを受け、その必要性をあらためて実感したという。
「介護業界は人が人に関わることで成り立っていますが、今ではICTやAIが代替できる業務も多くなってきています。これらを導入することで、職員は業務負担を減らし、より質の高いご利用者へのケアに注力していけるのではないか、とあらためて考えました。そのためには一部の仕組みだけを改善するのではなく、インフラを含めた法人全体の業務基盤整備が必要不可欠でした」(赤間氏)
赤間氏は数社のITベンダーの提案を検討。結果、パートナーに選定したのが大塚商会だった。
「大塚商会さんの提案は導入実績が非常に豊富で、導入後の具体的な活用が非常に分かりやすくイメージできるプレゼンでもあり、コスト面も含めて最も高い評価となりました。大塚商会さんとは初めての取引でしたが、とても親身に相談に応じてくださり、伴走支援にも期待が持てると感じたことも決め手となりました」(赤間氏)
勤怠管理の効率化から着手し給与明細はペーパーレスへ移行
全施設のDX環境を整備するために、相模福祉村が大塚商会から導入したシステムは多岐にわたる。
2021年、最初に導入したのは勤怠管理システム『勤次郎Enterprise』だ。職員は、各自に貸与されたICカードを各施設に置かれた端末にタッチして出退勤を打刻。そのデータを基に、勤怠記録の集計作業が効率的に行える環境を整えた。

法人事務局 岩津 真智子氏
特養の事務長の経験を持ち、現在は法人事務局に所属する岩津 真智子氏は、「勤怠記録や集計だけでなく、遅刻や早退、有給休暇の申請や承認もPC上で簡単にできるようになり、非常に便利です。以前は、各施設の事務職員がカレンダー形式の休暇簿に手書きで記入・管理していたのですが、全て不要になりました」と説明する。同法人は、クラウド人事労務ソフト『SmartHR』も導入している。これにより、給与明細書や源泉徴収票のペーパーレス化を達成した。
「それまでは毎月約700名分の給与明細書を印刷し、封入して職員へ手渡していました。それを職員がスマートフォンから『SmartHR』へアクセスし、自分で確認できるようになりましたので、その作業は一切不要になりました」(岩津氏)
翌2022年には『SMILE V 2nd Edition(以下、SMILE V2)人事給与』も導入。『勤次郎Enterprise』の勤怠記録を基に『SMILE V2 人事給与』で給与計算を行い、その情報から『SmartHR』で給与明細書が作成されるというシステム連携が構築され、業務効率は飛躍的に向上している。

異なる福祉サービスかつ複数の事業所の情報を本部管理機能があるシステムの導入で一元管理
2022年7月には、介護施設・介護事業所向けソリューション『ワイズマンシステムSP』とクラウド型の介護記録管理システム『Blue Ocean Note』をセットで導入して本稼働させた。『ワイズマンシステムSP』は、介護保険請求をはじめとする介護業務全般に対応する汎用性の高いパッケージシステムで、事業所単位の実績を把握し、集計管理などができる本部管理支援機能もある。

『Blue Ocean Note』は、PCとタブレットいずれからも入力が可能で、職員の大きな負担となっていた手書きによる記録を大幅に軽減し、職員間の情報共有を加速させている
一方、『Blue Ocean Note』は、タブレットやPCなどを使った簡単で便利な記録入力機能を持ちつつ、ケース記録・管理日誌などの監査対象記録の自動作成機能も備えるため、煩雑な記録業務を省力化することが可能だ。デジタルデータで記録すれば職員間の情報共有がスムーズになり、蓄積された正確なデータに基づいた分析によって、自立支援や重度化防止などを目指す科学的介護を行える環境を整えることも導入目的だったと赤間氏は明かす。
「『ワイズマンシステムSP』と『Blue Ocean Note』の導入という大塚商会さんの提案によって、これまで事業所ごとにばらばらに運用していたシステムを一つに集約することができました」(赤間氏)
介護記録の作成時間が半分に。全施設の職員が情報を共有
相模福祉村では、いずれのシステムも全施設に短期間で導入している。
「当初は、介護記録のデジタル化に戸惑う職員もいました。その対応策として、『Blue Ocean Note』の記入フォームは従来の用紙に近いテンプレートを大塚商会さんに構築していただき、違和感なく入力できるように配慮しました。今では、全ての職員がPCやタブレットを当たり前のように使っています。手書きの頃よりも半分ほどの時間で介護記録を作成できるのでとても好評です」(赤間氏)
特に『Blue Ocean Note』の運用が軌道に乗ったことで、全ての施設の介護記録を共有できるようになった効果は絶大だという。「以前は、それぞれの施設に足を運ばないと、ご利用者の介護記録を確認できなかったのですが、現在はPC上でいつでも把握できます。リスクマネジメント委員会などで、蓄積されたデータを基に今後の改善策を話し合うケースも増えており、我々が目指している科学的介護の実践へ着実に近づきつつあります」(赤間氏)
また、岩津氏は、「施設の垣根を越えた情報共有により、例えば、当法人内の児童発達支援センターを利用していたお子さんが、成人になって別の施設に移った場合でも、過去の介護記録をさかのぼって確認できるので、法人全体で連続性のある介護サービスを実践できる環境が整いました」と語る。
社内インフラを整備し、安全・快適なDX環境を強化
相模福祉村では各システムの導入に伴い、大塚商会からバックアップシステムや無停電電源装置をパック化したオールインワンのサーバー、PCの操作ログ取得などが行えるIT資産管理ツール、データバックアップソフト『Arcserve Backup』なども導入。業務効率化のみならず、BCP対策を目的とした社内インフラも整備した。
「大塚商会さんとは定例会を開催しており、全施設長が参加して現状の課題を共有しながら、その解決策を話し合っています。今後も大塚商会さんと一体となって、『介護DX』に取り組んでいきます」と赤間氏は展望を語る。
「介護DX」という強力な追い風を受けて業務効率化を推し進める相模福祉村は、創出されたキャパシティーを、理想とする「わが街の文化」の実現に注ぎ込んでいく。
大塚商会担当者からのコメント
「構築された各システムの活用度をより高めていただけるよう、引き続きご支援します」
社会福祉法人 相模福祉村様は、多岐にわたる介護業務システムを一気に構築・整備されました。介護DXを推し進めていくためにも、その活用度を高めていっていただけるよう、定例会などを通じて全面的にご支援します。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
社会福祉法人 相模福祉村 導入事例(PDF:2,334KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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