経営判断に生かせる精度の高い情報活用を目指す

グループ会社を含めた海上荷役業務を安全快適な『SMILE』シリーズで一元管理。段階的に業務効率化を推し進める

株式会社ハヤシ海運 導入事例

運輸・通信業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理情報共有・会議システム文書管理・電子契約・ペーパーレス経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

株式会社ハヤシ海運は、石油製品の海上荷役を中心とした事業を展開する中で、大塚商会から導入した基幹業務システム『SMILE』シリーズをベースにした業務基盤を構築。さらに、電子帳簿保存法の改正に円滑に対応し、給与明細発行の負荷を軽減するソリューションも導入し、業務改善を推し進めている。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • コスト削減

株式会社ハヤシ海運

導入先の概要

業種
海運業
事業内容
海運業、船舶代理店業、通関業、綱取り及び港湾作業、石油荷役業、曳船業、流出油処理作業、石油販売業など
従業員数
173名、グループ計373名(2026年4月現在)
ホームページ
https://hayashi-group.co.jp/

導入の狙い

  • 全拠点のデータを一括管理したい
  • 電子帳簿保存法の改正にスムーズに対応したい
  • 給与明細発行業務の効率化を図りたい
  • セキュリティ対策を強化したい

解決策

  • 『SMILE』シリーズをベースにした業務基盤を構築。さまざまなソリューションも追加導入し、業務負荷の軽減やセキュリティの強化を行う

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
開発ツール(販売管理機能を構築)SMILE V 2nd Edition Custom AP Builder(CAB)お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 2nd Edition 会計/人事給与お問い合わせ
運送事業者向け販売管理システムSMILE V 2nd Edition トラックスターお問い合わせ
ほか

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株式会社ハヤシ海運 導入事例(PDF:3,667KB)

導入事例詳細

「安全作業の維持・継続」を徹底。海運事業で顧客の信頼を確立

株式会社ハヤシ海運(以下、ハヤシ海運)は、1951年の創業以来、石油製品の海上荷役に関する多くの事業を展開している。船舶代理店業務では、船舶・船会社・荷役業者・荷主との連絡・調整を行い、入出港や荷役に関する関係先への許可申請などの手続きを実施。綱取り放し業務では、船が離着岸する際に大型船を陸と係留する係船用のロープを小型艇で陸上設備やブイにかけ、離着桟支援を行う。警戒船業務では、船が停泊中に24時間体制で周囲の警戒や初動防災を行い、安全な石油荷役の一端を担っている。このほか、船積みの入出荷作業などを請け負う業務委託や、通関手続きを代行する通関業、さまざまな業務に対応した人材派遣業も手掛けている。

さらにグループ会社として、タンクローリーによる陸上輸送の株式会社ハヤシ運輸(以下、ハヤシ運輸)、酒類販売などを行っている株式会社ハヤシ通商、従業員の送迎バスサービスを提供する株式会社ハヤシ交通、和歌山下津港で海上旅客輸送を担う株式会社ハヤシ汽船、不動産管理やレストラン経営の株式会社フォーリスト、製油所で多様なサービスを提供する株式会社SOKKの6社を擁する。それぞれのネットワークとシナジーを生かし、石油製品の海上荷役に関するあらゆるサービスをワンストップで提供しているのだ。

代表取締役 社長 林 功氏

代表取締役 社長 林 功氏

「弊社およびグループの強みは、『安全作業の維持・継続』を経営の根幹に据えて徹底した安全対策を実施し、大手石油会社などのお客様からの強い信頼を確立していることです。例えば、スマートフォンを使った詳細な安全確認を行える港湾工程管理システムを導入して業務を行っており、グループ会社も含めると600万時間を超える“無事故・無災害”を継続中です」と語るのは、代表取締役 社長の林 功氏だ。

「林海めぐる」と、彼女が抱えている「ワッチくん」が同社の公式キャラクターだ。ぬいぐるみやTシャツなどのグッズも多く作成され、多くのお客様に親しまれている

貿易の99%以上を海上輸送に依存する日本の産業にとって、ハヤシ海運が果たす役割は非常に重要なのは言うまでもないが、一方で、その活躍が一般の人々の目に触れる機会はなかなかない。そこでハヤシ海運を多くの人々に知ってもらおうと、創業70周年に「ワッチくん」、75周年に「林海(りんかい)めぐる」というキャラクターを制定し、WebサイトやSNSの広報活動で積極的に登用。今では、SNSの動画で初めて同社の存在を知って入社した従業員も多く、知名度アップに大きく貢献している。また、本社を置く和歌山県の地域貢献にも注力し、最近では地元のサッカークラブ「FC KISHU」とスポンサー契約を締結。同県産のさまざまな食材をふんだんに使ったレストランも経営しており、県外からも多くのお客様にお越しいただき、その魅力に触れていただいている。

『SMILE』シリーズで業務改善。全拠点のデータを一括管理

ハヤシ海運は2011年より以前、外航船の代理店業務用にはAccessで自社作成した販売管理システムを、内航船の代理店業務にはパッケージソフト『SMILE Ver.5』を、堺工場ではさらに古いシステムを利用してきた。その後、2011年の東日本大震災を機に、大塚商会の『たよれーる マネージドネットワークサービス 2Uハウジング』を利用し、京浜本部内で運用していたサーバーをデータセンターに移行してBCP対策を強化。同時に、それまで業務や拠点単位でバラバラだった販売管理システムを『SMILE BS Custom AP Builder(CAB)』で統合し、『SMILE BS 会計/人事給与』と連携させて運用する業務基盤を構築した。『SMILE BS CAB』の採用理由は、高額な費用をかけて独自のシステムを導入しなくても、入管・税関・検疫といった複雑な申請手続きが必要となる外航船代理店業務などの特殊業務に対応できる仕組みが低コストかつ効率的に開発できたからだ。

同じタイミングでグループ会社のハヤシ運輸では、運送事業者向けに特化した販売管理システム『SMILE BS トラックスター』を導入。さらには、『O-CNET SMILE VPN』で各事業所間をセキュアな回線でつなぎ、ハヤシ海運グループの全拠点データを一括管理できる体制を整えた。

グループウェアで円滑なコミュニケーションを実現

その後、2016年に『SMILE BS 2nd Edition 会計/人事給与/CAB/トラックスター』へバージョンアップ。翌年には、以前から利用していたグループウェア『サイボウズ Garoon』(以下、『Garoon』)をクラウド版へ移行し、PCだけでなくモバイル端末からもストレスなく利用できるようになった。

『Garoon』では、議事録や日報を作成・共有できるマルチレポート機能や各プロジェクトのメンバー間でコミュニケーションが取れるスペース機能、各種申請の電子承認や決裁が行えるワークフロー機能などを有効活用。会議室にインタラクティブホワイトボード(電子黒板)を設置し、『Garoon』に保存した資料を表示して、その場で書き加えるなどして会議のペーパーレス化も実現した。

電子帳簿保存法に円滑対応。セキュリティ対策も強化

『SMILE』シリーズの導入により、部門別や月別の売り上げ推移などが簡単に確認できるようになった。印刷やPDF出力も簡単な操作で実行できる

2022年には、『SMILE V 2nd Edition 会計/人事給与/CAB/トラックスター』へバージョンアップし、翌年に本稼働した。2024年には、電子帳簿保存法改正への円滑な対応を目的に、『eValue V ワークフロー/ドキュメント管理』を新たに導入。

総務部 次長 兼 経理課長の澤口氏は、「電子帳簿保存法では、電子取引のデータ保存が定められています。それにどう対応するか検討していたとき、大塚商会さんの勧めで『ドキュメント管理』のデモを拝見し、これならスムーズに運用できると確信しました」と語る。

このほか、オフィスの業務に欠かせない『Microsoft 365』に大塚商会独自のサービスとサポートがセットになった『たよれーる Microsoft 365』も導入。標的型攻撃対策から情報漏洩対策まで、オールインワンで実現するWebフィルタリングソフト『i-FILTER』や、リモートアクセスや拠点間通信を安価に実現する『どこでもコネクト』なども採用し、安全で快適な業務基盤を構築している。

給与明細発行が効率化。作業が3日から1日へ短縮

大型船が港に停泊中、24時間体制勤務で周囲の警戒や万が一のときの初動防災などを行う警戒船業務。高い専門性を持った「海運男子」たちが海上荷役業務に従事している

直近のITソリューション活用で最も効果を実感しているのは、2025年に導入した『たよれーる給与業務支援サービス』である。クラウド型のこのサービスでは、従業員の給与明細書をWeb配信し、従業員自らが給与明細書をダウンロードして受け取れるようになる。このため、給与明細書の印刷や封入といった手間のかかる作業が一切不要となるのだ。ハヤシ海運では、グループ会社を含めた373名の従業員の給与明細発行業務の大幅な効率化とコスト削減が実現した。

「以前は、給与明細書をドットプリンターで出力し、各部署に配布していました。それがWeb配信に切り替わったことで、ペーパーレスかつ速やかに業務ができるようになりました。給与支給日の3日前から準備を進めていた給与明細に関わる作業は、わずか1日に短縮。給与支給日の前日朝には、グループ会社を含めた全従業員が給与明細をWebサイトからダウンロードして確認できるようになりました」(澤口氏)

大塚商会の迅速なサポートを高く評価

執行役員 総務部長 藤崎 誠希氏

執行役員 総務部長 藤崎 誠希氏

執行役員 総務部長の藤崎 誠希氏は、大塚商会と20年近くに及ぶ取引を継続する中で、マルチベンダーとしての大塚商会のサポート体制を高く評価している。

「かつては、システムトラブルが発生しても、どこに問い合わせればよいのか分からない場合が多々ありました。今は、IT導入を大塚商会さんに一本化したので、各拠点からサポートセンターに連絡してトラブルを解消する流れが作られ、従業員も私自身も、本来の業務に専念できています」(藤崎氏)

ハヤシ海運は、時代の変化に即応した業務基盤の整備を進めている。例えば、現在Excelで管理している日報を業務アプリ構築クラウドサービス『kintone』で再構築し、さらに『SMILE V 2nd Edition CAB』と連携させる活用を検討中だ。

「定例会議で、現時点の詳細な受注状況や収支をタイムリーに提示できる環境の整備が主な目的です。各部門の責任者が、社長と同じ目線で意思決定できるように正確なデータを取り出せるようにしたいと考えています」(藤崎氏)

さらには、これまでに蓄積された膨大なデータをAIで分析し、営業や経営へ活用することも視野に入れているという。さまざまなITソリューションを利用したハヤシ海運の業務改善の道に終着点はないようだ。

大塚商会担当者からのコメント

「マルチベンダーの強みを生かしてお客様の業務改善に貢献します」

株式会社ハヤシ海運様は、全拠点のデータを一括管理するなど、多様なソリューションの導入で安全かつ快適な業務基盤を構築されています。大塚商会は今後もマルチベンダーの強みを生かし、さらなる業務改善に貢献します。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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