Clip #502 ジョブズが愛した日本 前編

2022年10月28日公開分のアップルクリップの番組サマリーをお届けします。

番組サマリー

今週のAppleCLIPは『宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞された作家 柳田由紀子(やなぎだ・ゆきこ)さんをお迎えして、【ジョブズが愛した日本】と題してお話を伺ってまいります。

柳田由紀子さんには、2021年8月6日と同月13日公開分のAppleCLIPにカリフォルニアのロングビーチからZoomでご出演いただきました。

今回は、コロナ禍での入国規制や隔離などもほぼなくなって、著書の文庫化や芸術新潮でのスティーブ・ジョブズ特集の記事取材などで日本に帰国されているということでした。そこで赤坂のスタジオにお越しいただいて、スティーブ・ジョブズと禅や日本文化のお話を詳しくお伺いしました。

新潮社で編集者として活躍されていた柳田さんがスタンフォード大学でジャーナリズムを学んだことがきっかけでカリフォルニアに移り住んだお話は前回収録させていただきました。そしてアメリカでも執筆や翻訳などの活動をされていた柳田さんに、「ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ」の翻訳の依頼が舞い込みます。

それまで、Apple製品に魅力を感じていた柳田さんですが、ジョブズ氏が亡くなった2011年に緊急出版されたこの本を翻訳されたことをきっかけに、その後8年がかりで取材を続けて、ジョブズ氏に多大な影響を与えた日本人、乙川弘文氏の本「宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧」を書き上げられたそうです。

リスナーの皆さんも、ジョブズが大の日本贔屓(にほんびいき)で、寿司や蕎麦を好んで食べたり、禅を学んでいたことはご存じかと思います。ただ、Appleのプロダクト開発におけるモノやコトの捉え方にまで禅が大きく影響を与えていたことは、あまりご存じない方もいらっしゃるかもしれません。

若きジョブズがインドから失望とともに帰国した後に禅僧乙川弘文氏と出会い、ボードだけのマシン「Apple I」を生み出したり、Next時代に乙川弘文氏に自宅に住んでもらい精進をし続けたりと、ジョブズにとって乙川弘文氏は、公私ともに無くてはならない師だったのでしょう。

柳田さんのお話や、柳田さんが書かれた「宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧」でぜひ弘文氏の人となりに触れ、Appleのプロダクトにも反映された禅の本当の姿を捉えてください。きっと、無関係そうな点と点がつながって線になることと思います。

詳しくは番組で。

  • *収録を終えて SatoRichman

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次回予告

Clip #502 ジョブズが愛した日本 後編

公開予定日:2022年11月4日

GUEST PROFILE

柳田 由紀子(やなぎだ ゆきこ)

作家、ジャーナリスト

1963年、東京生まれ。1985年 早稲田大学第一文学部演劇専攻卒業後、新潮社入社。月刊「03」「SINRA」「芸術新潮」の編集に携わる。1998年、スタンフォード大学他でジャーナリズムを学ぶ。現在、アメリカ人の夫とロサンゼルス郊外に暮らす。著書に「二世兵士 激戦の記録─日系アメリカ人の第二次大戦」(新潮新書)、翻訳書に「ゼン・オブ・スティーブ・ジョブズ」(集英社インターナショナル)などがある。

宿無し弘文 スティーブ・ジョブズの禅僧 (集英社文庫):Amazon

  • *本記事中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容等は公開時点のものです。

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