『SMILE』が実現した業務効率化と経営の見える化

製菓製パン原材料の専門卸が『SMILE』シリーズで業務を省力化しつつ、約20年で売り上げを5倍に伸ばす

安部商事株式会社 導入事例

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理文書管理・電子契約・ペーパーレス経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

製菓製パンの原材料や調理設備などを卸売りする佐賀県の安部商事株式会社は、販売管理、会計、給与計算の基幹業務システムに『SMILE』シリーズを導入。オプションも活用して業務を大幅に効率化するとともに、データに基づいて的確な経営判断ができる環境を構築し、売り上げを大きく拡大している。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 売上アップ対策
  • ペーパーレス

安部商事株式会社

導入先の概要

業種
卸売り
事業内容
製菓製パン原材料・包材卸売、業務用機械・器具販売、米検査登録機関
従業員数
35名(2026年3月現在)
ホームページ
https://abeshoji.co.jp/

導入の狙い

  • 販売管理と会計のデータ二重入力をなくしたい
  • データに基づいた経営をするための基盤を築きたい
  • 預かり売り上げの管理やFAXによる発注を効率化したい

解決策

  • 基幹業務システムを『SMILE』シリーズにリプレースし、業務データを一元管理できる環境を構築。蓄積されるデータの分析や業務効率化のために自社業務に適したオプションを追加し、ほかのシステムとの連携も施す

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 販売/会計/人事給与お問い合わせ
FAXサーバーソリューションまいと~く-
ほか

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安部商事株式会社 導入事例(PDF:3,502KB)

導入事例詳細

多様な商品と価値を提供する製菓製パン原材料の卸

糖類、小麦粉、乳製品、卵、食肉、穀物、包装材など、それぞれに適した温度の倉庫を完備。配送は全て自社トラックで行うなど、納品に至るまで品質管理を徹底している

佐賀県佐賀市に本社を置く安部商事株式会社(以下、安部商事)は、糖類や小麦粉、乳製品をはじめとする製菓製パンの原材料を取り扱う卸売企業だ。同社のルーツは、周囲から「アベコー」の愛称で親しまれていた人物が営んでいた砂糖問屋にある。事業を引き継ぎ、1951年に同社を設立した創業者が「アベコー」氏に敬意を表し、安部商事と命名した。そのエピソードに基づいて「AbeCoh」という同社のロゴタイプを制定したのが、現在の代表取締役社長 弥永 泰明氏である。

代表取締役社長 弥永 泰明氏

「佐賀県は、江戸時代に長崎・出島へもたらされた砂糖や南蛮菓子が国内各地へ運ばれる経路(シュガー・ロード)に位置したことから、独自の菓子文化が花開きました。そのうえ炭鉱があり、そこで働く労働者が疲れを癒やす甘いものを求めた名残で、今も菓子メーカーや菓子店が多数集まっています。そうした土地柄から原材料の卸売市場は競争が激しいですが、弊社はそれぞれの商品に最適な温度帯に分けた複数の倉庫を設けて品質管理を徹底するなどし、多くのお客様から厚い信頼を得ています」と弥永氏は語る。また、原材料だけでなく、得意先のニーズに応じてパン・洋菓子・和菓子の調理器具から調理用大型機械、包装材まで取扱商品を拡大し、競合他社との差別化を図っているという。

約2,500万円を投じて調理設備を整えた本社内のテストキッチンは、講師を招いたセミナーを開催するほか、開業を検討するパティシエの練習場所としても提供している

さらに、財務次長の石井 敦子氏は、「菓子店の新規開業に際し、お店のコンセプトづくりや店舗デザインなどもお手伝いしています。また、本社内に広いテストキッチンを設置しており、一流パティシエを招いたセミナーなどを開催して、お客様のスキルアップも後押ししています」と付け加える。このような卸売企業にとどまらない“プロデューサー”の役割まで果たすことで、同社は九州北部の製菓製パン業界で大きな存在感を示している。

業務効率化と経営可視化に向け『SMILE』シリーズを導入

かつての安部商事は、ある販売管理・会計システムを利用していたが、その操作性やサポート体制に不満を抱いていた。例えば、売上高や在庫量の推移といった営業活動に必要なデータを抽出したくてもその方法が複雑で、ベンダーに問い合わせても親身に対応してくれなかったのだ。

2005年に入社した弥永氏は、「販売管理や会計といった基幹業務システムは、売り上げなどのデータをただ記録できればいいのではなく、あたかも人間の病気を診断するように、経営上の問題を多角的に分析できるツールでなければならない」との持論を持っていた。そこで、PCの調達などで取引のあった大塚商会に相談すると、『SMILEα AD 販売/会計』の導入を勧められた。

2007年に従来のシステムからリプレースしたところ、その機能と操作性の良さは期待した以上で、発注から支払い・在庫管理・見積り・受注・売り上げ・請求・入金・回収引き当てまで多様な業務処理が大幅に効率化した。数年に一度バージョンアップを繰り返し、2022年には、『SMILE V 販売/会計』へバージョンアップ。導入以来、約20年にわたって同社の業務効率化を支え続けている。

さらに重要なのは、システムに蓄積されたデータの分析を通じて、経営状況をリアルタイムに可視化できるようになった点だ。経営者として弥永氏が特に重宝しているのが、売り上げ目標の達成率や特定商品の売れ行き、得意先の購入動向など、知りたいデータを集約して表示できる機能である。「車のメーターパネルのように重要な複数の情報を俯瞰(ふかん)して確認できるので、意思決定のスピードアップに役立っています」と語るとおり、システム活用が同社の事業拡大に大きく寄与したのは間違いないだろう。『SMILE』シリーズ導入以前に約10億円だった売り上げは、弥永氏が社長に就任した2020年に約30億円、2025年には約50億円と、およそ20年の間に5倍にも増加している。

抜群の操作性で業務効率が飛躍的に向上

一方、経理を担当する石井氏が高く評価するのは、『SMILE V 販売/会計』のシームレスな連携である。『販売』に売り上げデータを登録すれば、直ちに『会計』へ自動的に反映されるし、逆に売掛金が入金された際に『会計』で消し込みした場合は、そのデータも即座に『販売』へ自動反映されるのだ。

「以前のシステムでは、販売管理と会計のデータが連携しておらず、それぞれ入力する必要がありました。二重入力の負担が大きいうえ、作業中に電話を受けたりすると片方のシステムへの入力をうっかり忘れてしまい、ミスが発生したこともありましたが、今ではそうしたストレスから解放されています。体感的には、データ入力の手間が10分の1程度に減りました」(石井氏)

また、『SMILE V 販売』には、実績履歴表示機能が備わり、入力画面上にその得意先に販売したことのある商品がリストアップされる。過去の販売価格も表示されて入力をアシストしてくれるので、入力作業が劇的に効率化した。安部商事の取り扱う商品数は約3,000点にも上るため、この機能は販売管理になくてはならないという。

「預かり売り上げ」の管理にオプションを効果的に活用

業務主任 松本 真希氏

営業部門と連携しながら受注や販売管理を担当する業務主任の松本 真希氏も、『SMILE V 販売』の優れた操作性を実感している。得意先への見積書作成は基本的に営業担当者自身が『SMILE V 販売』で行うが、時には松本氏が代行する。

「とにかく操作が簡単で項目が少なければ、ほんの1~2分で作成できます。また、受注情報は全て業務部で『SMILE V 販売』に登録しますが、見積書が発行されている案件なら、見積りデータをそのまま受注データに引き継げます」(松本氏)

いくつか導入しているオプションの中で特に便利に感じているのが、商品の保管場所と商品の所有者を組み合わせて、さまざまな形態の在庫管理ができる『汎用在庫管理オプション』と『預け預かり在庫ライブラリ』の機能だ。

価格改定前に旧来の価格で購入された商品を弊社倉庫で保管し、お客様のご要望に応じて都度出荷する『預かり売り上げ』の管理は、本来とても複雑ですが、この機能のおかげで容易に処理できています」と松本氏は語る。

発注書のFAX送信をペーパーレス化

『SMILE V 販売』では、約800社の得意先、約500社の仕入れ先、3,000以上に及ぶ商品の情報を一元管理。『SMILE V 会計』との連携により、データの二重入力も解消された

食品業界は小規模な企業が多く、安部商事の仕入れ先にもインターネットによる受注環境が未整備で、FAXのみでやりとりしているメーカーが少なくない。そこで活躍しているのが、FAXサーバーソリューション『まいと~く』だ。『SMILE V 販売』に『SMILE V ライブラリ メール/FAX送信 for 販売』を追加し、『まいと~く』と連携させることで、『SMILE V 販売』に発注入力したデータをPCからそのまま発注書としてFAX送信できる。

これなら発注書をわざわざ印刷して送信する手間がかかりません。送信先のマスターデータに基づいて送れるので、誤送信の心配がないのも利点です」と松本氏。

また、得意先からは、独自フォーマットによる請求書の発行を求められるケースもある。そうした場合、安部商事では『自由帳票設計業務オプション』を使って対応している。それ以外にも、倉庫別・得意先別・商品別の月間売り上げ集計表といった独自帳票を約100種類も作成し、活用中だ。このように『SMILE V 販売』の多彩なオプションや機能は、販売管理業務の省力化に大きく貢献している。

『SMILE』を中心にDXを追求してさらなる成長の原動力とする

安部商事では、従業員数の規模から給与計算は手計算でもさほどの負担がかからなかったものの、社会保険料率や税制の変更など頻繁な法改正に対応するため、2015年に『SMILE BS 2nd Edition 人事給与』を追加導入し、2022年に『SMILE V 人事給与』へとバージョンアップしている。また、福岡営業所と熊本営業所でも本社同様に『SMILE』シリーズを利用できるようにVPNで接続した際は、大塚商会がその基盤を構築した。さらに、『SMILE』シリーズの運用改善に向けて各現場で課題を取りまとめ、大塚商会との定例会で相談し、的確なアドバイスを得るという流れができている。

「DXを推し進めて業務を効率化すれば、自社の業績のみならず、お客様満足度の向上にもつながります。人口減少とそれに伴う市場縮小など、経営を取り巻く環境は厳しさを増していますが、そのような状況だからこそ大塚商会さんには引き続き力強いサポートをお願いしたいと考えています」と弥永氏。

フロンティア精神に富む佐賀県は著名企業の創業者をはじめ、幾多の偉人を各界へ輩出してきた。そうした先人たちに尊敬の念を抱く弥永氏は、若い世代が活躍できる職場環境を築きつつ、安部商事をさらなる成長へと導いていく構えだ。

大塚商会担当者からのコメント

「最適なソリューションをご提案してDX推進をサポートします」

安部商事株式会社様は、基幹業務システムを刷新してさまざまな業務効率を向上させるとともに、経営状態を正確に分析できる環境も整えられました。今後も最適なソリューションをご提案し、全力でDX推進をご支援します。

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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