最適なシステム連携が実現する業務改善

勤怠管理と給与計算の改善を契機に『SMILE』と『eValue』を活用して、さまざまな業務の効率を大幅に向上

株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ 導入事例

サービス業1~100名ERP・基幹業務・業務管理文書管理・電子契約・ペーパーレスデータ分析・活用営業・業務プロセス効率化業務データの活用

ゴルフトーナメントの企画運営などを行う株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズは、『SMILE 人事給与』と勤怠管理システム『TimePro』によって勤怠管理を強化。同じ『SMILE』シリーズの販売と会計や『eValue』も導入し、収支管理や情報共有、申請・承認業務などで多面的な業務改革を実現している。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 社内の情報共有

株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ

導入先の概要

業種
興行業
事業内容
ゴルフトーナメントの企画運営、テレビのゴルフイベントの企画運営、ゴルフトーナメント会場設備の施工管理、プロゴルファーのマネージメント、ゴルフ関連ウェブサイトの運営など
従業員数
85名(2025年8月時点)
ホームページ
https://dse-dunlop.co.jp/

導入の狙い

  • 給与計算の効率化と勤怠登録の徹底を図りたい
  • 申請・承認のフローを迅速化したい
  • 収支管理における二重入力を解消したい
  • 自社業務に適した原価管理を行いたい

解決策

  • 基幹業務システム『SMILE』シリーズと統合型グループウェア『eValue』シリーズ、勤怠管理システム『TimePro』を導入。最適な連携とオプション、カスタマイズによって多面的な業務改革を実現する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 2nd Edition 販売/会計/人事給与お問い合わせ
統合型グループウェアeValue V 2nd Edition 総合お問い合わせ
勤怠管理システムTimeProお問い合わせ

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株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ 導入事例(PDF:3,229KB)

導入事例詳細

国内のゴルフトーナメントの半数以上を企画運営

株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ(以下、ダンロップスポーツエンタープライズ)は、ゴルフトーナメントの企画運営などを行う企業だ。創業以来50年余りにわたって「ダンロップフェニックストーナメント」をはじめとする数多くの男子、女子、シニアツアーを手掛け、国内で開催されるゴルフトーナメントの半数以上を企画運営している。

創業は1973年。株式会社日本ダンロップ(現・住友ゴム工業株式会社)などの出資により、日本で初めてのゴルフトーナメント企画運営会社として設立された。その誕生には、著名ゴルフ評論家の大西 久光氏や、ゴルフキャスターの戸張 捷氏も深く関わっているという。

管理本部 副本部長 ゼネラルマネージャー 伊藤 仁氏

「会社組織としてゴルフトーナメントを企画運営しているのは、日本では弊社のみです。会社組織だからこそ、さまざまなニーズに対応するゴルフトーナメントを企画運営できる体制が整っています」と説明するのは、管理本部 副本部長 ゼネラルマネージャーの伊藤 仁氏である。

同社は、ゴルフトーナメントの企画運営以外にも、トーナメントが開催される会場設備の施工管理、プロ・アマトーナメントなど幅広いゴルフイベントの企画運営、ゴルフ情報Webサイト「GOLF PARK」の運営、グッズの企画・販売などの事業を展開。青木 功氏や中嶋 常幸氏といったレジェンドゴルファーをはじめとするプロゴルファーのマネージメントもしている。また、ジュニアゴルファーの大会やゴルフ教室の運営など、ゴルフ界の活性化や裾野拡大への貢献にも熱心だ。

「近年、女子ゴルフでは多くの若手プロが活躍して注目を集めていますが、男子ゴルフは新たなファンの獲得が課題で次代を担う人材の発掘も必要です。日本のゴルフ界発展のために、引き続き尽力していく考えです」と伊藤氏は語る。

勤怠管理をオンラインに、給与計算も大幅に効率化

管理本部 本社管理チーム アシスタントマネージャー 中谷 信介氏

ダンロップスポーツエンタープライズは、早くから業務のシステム化に取り組んできた。1988年ごろから始まった大塚商会との取引は40年近くに及ぶ。

「大塚商会さんには、オフコンの時代からサーバーなどのハードウェア導入でお世話になってきました。基幹業務システムを本格的に導入し始めたのは2008年です。従業員の勤怠管理の改善が狙いでした」と語るのは、同社で社内システムやITインフラの運用を担当する管理本部 本社管理チーム アシスタントマネージャーの中谷 信介氏である。

大塚商会に勧められて同社がまず導入したのは、基幹業務システム『SMILE BS 人事給与』と勤怠管理システム『TimePro』だった。『TimePro』は、事務所の扉と連動し、出勤・退勤の打刻を行い、PC上で勤怠を管理できるシステムである。

『TimePro』導入以前は、従業員が紙の勤怠表に手書きで出勤・退勤時刻を書き込み、毎月の締め日に勤怠表を提出。給与計算担当者はそれを回収・集計していたが、締め日に出張中の従業員も多く、回収に時間を要したうえ、手作業での集計には手間がかかり、計算ミスなどのリスクもあった。それがシステム導入後は、『TimePro』に登録された勤怠データを『SMILE BS 人事給与』に取り込むだけとなり、給与計算業務は格段に効率化した。

従業員の勤怠管理に対する意識も変化

管理本部 本社管理チーム マネージャー 岡 奈津代氏

同社が『TimePro』の導入に踏み切った理由は、もう一つある。従業員自身に勤怠管理に対する意識を高めてもらうためである。

「弊社は年俸制を採用しているためか、労働時間をあまり意識していない従業員が目立ち、勤怠表の記入漏れが多い状況でした」と、かつての社内の様子を振り返るのは管理本部 本社管理チーム マネージャーの岡 奈津代氏だ。

さらに、全国で開催されるゴルフトーナメントを運営する同社の従業員は出張が多いうえ、出張先まで勤怠表を持っていく従業員は少ないので、書き忘れが発生してしまう傾向もあったという。岡氏は、「『TimePro』で外出先でもPCやスマートフォンで勤怠管理ができるようになると、登録漏れはほとんどなくなり、労働時間を可視化できるようになりました。システム導入のおかげで、勤怠管理に対する従業員の意識は目に見えて変わったと感じています」と、企業風土に生じた良好な変化を語る。

従業員の予定把握が容易に。申請・承認はどこからでも

同社のシステム活用による業務効率化は、多方面にわたる。勤怠管理システムを刷新した翌年の2009年には、統合型グループウェア『eValue NS』を導入。主に「スケジューラ」と「ワークフロー」の機能を活用している。例えば、出張や休暇の手続きをワークフローで申請し、上長の承認が下りると、連携する『TimePro』にそれらの情報を取り込み反映させることができる。さらに、スケジューラには出張や休暇の情報が自動で登録されるため、従業員の不在理由も社内で簡単に把握できるようになった

管理本部 本社管理チーム 宮武 恭子氏

ワークフローの活用場面は、ほかにもある。法務を担当する管理本部 本社管理チームの宮武 恭子氏は、「ゴルフトーナメントを企画運営するにあたっては、契約締結等の稟議(りんぎ)申請や押印申請など、社内でさまざまな申請・承認が必要となります。従来は紙でやりとりしていましたが、上長が出張などで不在が多く、承認が下りるまでに時間がかかるケースが珍しくありませんでした」と振り返る。

しかし、『eValue NS』導入後はワークフローを使えば、出社しなくても申請・承認が可能となったため、出張などで申請フローが滞ることがなくなった。同社は今後、稟議や押印以外の申請・承認にもワークフローの活用を拡大する考えだ。

『SMILE 販売/会計』の連携で二重入力と入力ミスを解消

ダンロップスポーツエンタープライズでは、2012年に『SMILE BS 販売』、2015年には『SMILE BS 2nd Edition 会計』(以下、『SMILE BS2 会計』)を追加導入した。当時、同社では、各トーナメントの収支はExcelで管理していたという。

管理本部 本社管理チーム 撫坂 麻樹子氏

「トーナメント開催前に予算をExcelに入力し、開催後に実際の収入や原価を入力して予実管理を行っていました。これらの計算が終わったところで、Excelの実績データを会計システムに二重入力していたのです」と説明するのは、管理本部 本社管理チームの撫坂 麻樹子氏である。

そうした課題を解決するため、Excelによる収支管理を『SMILE BS 販売』に置き換えることを決断。これにより、『SMILE BS 販売』に入力したデータを基に、連携する『SMILE BS2 会計』で仕訳伝票が一括で作成されるようになり、二重入力が不要になった

「プロジェクト原価管理業務オプション」を活用

『SMILE 販売』の「プロジェクト原価管理業務オプション」によって、ゴルフトーナメントごとに事前収支や実績収支を管理できるようになった

『SMILE BS2 会計』とのデータ連携にあたり、『SMILE BS 販売』には自社業務にフィットする工夫を幾つか施した。

一つは、「プロジェクト原価管理業務オプション」の追加だ。建設業などの企業が個別プロジェクトごとに細かな原価管理を行うために採用するケースが多いオプションだが、同社の事業はゴルフトーナメントごと、つまりプロジェクト単位の原価管理が重要なので、それが実現できるように導入した。

もう一つは、取引区分のカスタマイズである。「ゴルフトーナメントの収入や費用は、一般的な取引区分には当てはめにくい項目が多いので、かなり細かくカスタマイズしてもらいました。『SMILE BS 販売』から『SMILE BS2 会計』へデータを送る際にスムーズな自動仕訳が行われ、スピーディーに会計処理ができるようになりました」と撫坂氏は評価する。

現在の同社では、最新鋭の『SMILE V 2nd Edition 販売/会計/人事給与』と『eValue V 2nd Edition 総合』が稼働中だ。伊藤氏は、「今後は『SMILE』に蓄積されたデータを経営判断や意思決定に活用したいと考えているところです。大塚商会さんのさらなる提案に期待しています」と語った。

大塚商会担当者からのコメント

「多様なシステムの活用法を積極的にご提案します」

株式会社 ダンロップスポーツエンタープライズ様は、『SMILE』や『eValue』、周辺システムの連携によって業務効率を大幅に高められました。大塚商会では、今後もお客様の業務を踏まえたシステムの活用法を積極的にご提案します。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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