セミナー参加で基幹業務システムを生かしたDXを再認識

60種類を超える個別の業務システムを『SMILE』シリーズに集約して一元管理。残業時間削減など労働生産性が向上

株式会社ブンカ 導入事例

サービス業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理製品の導入・活用支援情報共有・会議システム経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化コスト削減・売り上げ向上

企業の販促支援事業を展開する株式会社ブンカは、業務に合わせて個別構築してきたシステム数が約60種類にも達してしまい、維持管理の課題を抱えていた。そこで同社は『SMILE』シリーズを導入し、プロジェクトチームを設け、大塚商会と一体となって大幅な業務改善に着手。業務効率向上という大きな成果を獲得した。

  • 業務効率の向上
  • 長時間労働の是正
  • 生産性向上
  • コスト削減
  • 営業力強化

株式会社ブンカ

導入先の概要

業種
セールスプロモーション事業
事業内容
プランニング・戦略立案、プリントメディア、ストアプロモーションなど
従業員数
120名(グループ総従業員数165名、2026年7月現在)
ホームページ
https://www.e-bunka.biz/

導入の狙い

  • 約60種類に分かれていた業務システムを一元管理したい
  • 属人化した業務フローを全て再構築し、全社最適な業務基盤を構築したい
  • 従業員の残業時間を削減して労働生産性を高めたい

解決策

  • 基幹業務システム『SMILE』シリーズをベースにした全社最適な業務基盤を構築。さらに、営業支援システムや統合型グループウェア、給与明細Web配信サービス、交通費・経費精算システムを導入して業務効率をより向上させる

導入したメリット

導入システム

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株式会社ブンカ 導入事例(PDF:3,475KB)

導入事例詳細

提案型の営業体制にシフトしてプロモーションパートナーへ

大阪市城東区にある本社外観(左)とコールセンター事業のワークスペース(右)。九つの事業部門が相互連携し、顧客に対するワンストップ・ソリューションの提供を実現している

大阪市に本社を構える株式会社ブンカ(以下、ブンカ)は、戦後間もない1948年に文化印刷の社名で創業。当時の印刷業界はいわゆる「御用聞き営業」が一般的で、対応のスピードとコストでしか差別化できないという側面があった。そうした閉塞(へいそく)感から脱却するため、ブンカは提案型営業へのシフトを図り、ブランドや市場を分析し、制作する販促物の内容までさかのぼった提案を積極的に行うようになった。この挑戦によって同社は印刷を外注化し、販促物の品質保証や流通加工を自社で担う独自のビジネスモデルを確立。思い切った企業戦略が功を奏し、着実にビジネスを拡大していった。

そうした中、大手小売企業からダイレクトメールの宛名印刷の依頼を受けたことをきっかけに、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得。取引先企業が運営する全国の店舗へPOPを発送する業務やコールセンターの運営などにも携わるようになり、「クライアントファースト」でBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ができる企業へと進化した。現在は、戦略立案やストアプロモーション、Webマーケティングなど、取引先企業のプロモーション活動を総合的に支援する存在へと大きな飛躍を遂げている。

常務取締役 樋口 久和氏

常務取締役 樋口 久和氏

常務取締役の樋口 久和氏は、「企業が新商品のキャンペーンを行うには、印刷会社や企画会社、コールセンター、発送会社など業種業態が異なる複数の外注先に発注する必要があります。弊社はそれらを横断的にコントロールできるので、クライアントのご担当者の業務負担が軽減され、コア業務に集中していただけます。さまざまなクライアントのお手伝いをしていく中で蓄積してきたプロモーション活動全般を支援するノウハウを生かし、今後も弊社の強みである提案力に磨きをかけていきます」と語る。

属人化していた複数のシステムを基幹業務システムへ全面的に刷新

ブンカは、BPO事業などで業務範囲が急速に拡大する中、それぞれの業務に応じた個別のシステムを自社構築するようになった。その数は、約60種類に達したという。

「以前は『社内SEに頼めばどんな帳票でも作ってくれる』という恵まれた環境にありました。ところが、業務が便利になるからと次から次へと営業担当者が依頼し続けた結果、気付けば部分最適なシステムが乱立してしまっていたのです。取引先マスターだけでも4種類くらいあり、例えば取引先の代表者名が変わっても、どれが最新のマスターなのか分からない、ということもありました」(樋口氏)

さらに問題だったのは、それらのシステムは属人化していたため保守管理が困難で、継続運用面においても、例えば消費税率変更などの法改正や、Windowsのバージョンアップ時の動作検証に迅速な対応ができないといった課題に直面していたのだ。

そこで、社内業務を一元管理できる基幹業務システムへの刷新を決断。検討の過程で大きな転機となったのが、複合機の導入で取引があった大塚商会の担当者から誘われて参加した、大塚商会主催の基幹業務システムのセミナーだった。

「その資料に、『システムは現場のユーザーのためではなく、経営のためにある。素早い経営判断をすることが本当の目的である』と書かれているのを拝見し、思わず感動してしまいました。自分が常々感じていたことと現場とのギャップに対する答えが言語化され、代弁されていたからです」(樋口氏)

伴走支援が充実している大塚商会をパートナーに選定

樋口氏は、システム刷新にあたりプロジェクトチームを発足。各部署からメンバーを集い、1年半ほどかけてベンダーへ発注するためのRFP(提案依頼書)をまとめた。その後、3社の提案内容を検討し、最終的に選んだのは大塚商会だった。

「操作性や拡張性など全ての評価点が最も高かったのが、大塚商会さんの『SMILE』シリーズでした。さらに決め手になったのは、営業担当やSEの方が“自分事”として親身になってくださったこと。中小企業診断士でもある営業担当の方がRFPを補足する改善案を提示してくれたうえ、具体的なスケジューリングに基づいた伴走支援体制がしっかり整っていたので、とても安心感がありました」(樋口氏)

約60種類もあった業務システムを『SMILE』に集約して一元管理

今回のシステム刷新における最大のポイントは、約60種類に分かれていた業務システムを、『SMILE』シリーズでの一元管理に変更する環境の整備だ。実現に向け、2021年に大塚商会によるフィット&ギャップ分析を行い、それを基にプロジェクトチームと打ち合わせを重ねて構築を進めていった。

各部署の理解を得ながら合意形成を図る

新たな業務基盤構築にあたっては、まずインフラ整備として、大塚商会のデータセンターのサーバーを活用するハウジングサービス『2Uハウジングレンタル』と中小企業向けのプライベートクラウドサービス『KDDI WVS』を選定。そのうえで、基幹業務システム『SMILE V 2nd Edition(以下、SMILE V2) 販売/会計/人事給与』と開発ツール『SMILE V2 Custom AP Builder(CAB)』、営業支援システム『SMILE V2 ライブラリ 顧客創造日報』、ワークフローやドキュメント管理機能などを持つ統合型グループウェア『eValue V 2nd Edition 統合版』、給与明細をWebで配信するサービス『たよれーる給与業務支援サービス』を導入し、『SMILE』シリーズを中心とした業務基盤を整えた。

営業推進部 部長 藤岡 稔尚氏

営業推進部 部長 藤岡 稔尚氏

営業推進部 システムサービス課 課長 濱田 隆氏

営業推進部 システムサービス課 課長 濱田 隆氏

「最も苦慮したのは、各部署の理解を得ながらの合意形成でした。そのために、今後の業務処理の流れを工程ごとに分かりやすく示した資料を作成し、ミーティングを何度も実施。全従業員の業務改善に対する理解度と本気度を高めていきました」と当時を振り返るのは、プロジェクトチームリーダーを務める営業推進部 部長の藤岡 稔尚氏だ。同じく、プロジェクトチームメンバーの営業推進部 システムサービス課 課長の濱田 隆氏は、「どこにどのようなマスターがあるのか、誰が何のために使っている機能なのか全て洗い出し、必要なものは『SMILE』シリーズに統合し、不要なものは現場に確認しながら切り捨てる覚悟で臨みました。その調整が一番苦労した点だと思います」と語る。

さまざまな調整の末、基本的には標準パッケージでも十分な機能を備える『SMILE』シリーズに合わせる形で業務フローを改善。その一方で、特定の取引先の出荷用マスターなど日常業務を円滑に進めるうえで最低限必要な付加機能は、開発ツール『SMILE V2 CAB』で機能を拡張し、対応している。

残業時間が月平均35時間以下へ。労働生産性が29%のアップ

『SMILE V2 販売』で見積書の作成も行っており、入力したデータは受注・売り上げ・請求・入金管理まで引き継がれるので、無駄な二重入力の作業は不要になった

『SMILE』シリーズを中核とした新たな業務基盤は、2023年9月に本稼働。業務フローが全社で最適化されたのはもちろん、システム導入に伴って各部署で業務マニュアルを作成し、それぞれの役割が明確化。各部署で必要となる本質的かつ普遍的なスキルも明確になり、人事評価制度を再定義する副次効果も生まれた。

「部署によって多少異なりますが、業務フローが標準化されて特定の人に依存しない業務基盤が整い、以前よりも処理工数が減って省力化されたという声を聞いています。また、データが集約されて必要な情報を即座に抽出できるようになったことが、顕著な業務効率化につながっています」(藤岡氏)

業務効率化が進んだ結果、2025年度の全従業員の残業時間が月平均35時間以下へ削減。95名中88名が残業時間削減の目標を達成し、その達成率は92%となった。全社の労働生産性(売上総粗利÷総労働時間)で見ると、システム導入前の2019年度と比べて29%もアップ。さらに、月次の粗利速報(売上利益)が翌月5営業日以内に行える環境になったという。

2024年には、クラウド型交通費・経費精算システム『楽楽精算』を追加導入し、『SMILE V2 会計』と連携させて活用を開始した。「経費精算時にレシートをスマートフォンのカメラで撮影するだけで簡単に情報を登録できます。そのデータは、『SMILE V2 会計』の仕訳データとして自動的に取り込めるので大変便利です」(濱田氏)

今後は、生成AIを活用してルーティン業務の自動化を図り、残業時間のさらなる削減に取り組む考えだ。同時に、樋口氏が大塚商会のセミナーで感銘を受けたように、『SMILE』シリーズで可視化されたデータを分析して売り上げアップや提案力の強化に結び付け、経営判断に生かす戦略を強化していくという。祖業からの大胆な業態転換を経て大きな成長を成し遂げた同社だけに、『SMILE』シリーズから得られたデータを経営へどう生かしていくのか目が離せない。

大塚商会担当者からのコメント

「お客様と一体となった伴走支援で業務改革の実現に寄与します」

株式会社ブンカ様は全社を挙げて業務改革に本気で取り組み、残業時間の削減や労働生産性の向上といった顕著な成果を得られました。大塚商会は、今後もお客様の業務への理解を深めながら全力伴走支援でサポートします。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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