短期スパンの生産計画変更に対応するため、生産管理システムを『Ryu-jin』に刷新。トレーサビリティーや在庫管理精度も向上する

「月2回が精いっぱいだった生産計画変更への対応が システムの刷新で毎日でも可能に。ロットトレースを強化し信頼性も高まりました」

本田工業株式会社 導入事例

製造業101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理セキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策

本田工業株式会社は、愛知県刈谷市に工場を置き、自動車部品や電動工具部品などをメインに、金型作りから試作、量産まで一貫して提供できることが強みのプレスメーカーだ。プレスと鍛造を融合させた「板鍛造技術」への独自の取り組みなど、市場ニーズの変化に応じて新技術を次々と生み出す研究開発力にも定評がある。主要取引先が電動工具メーカーから自動車関連にシフトし、短期スパンの生産計画変更への対応を迫られるようになった同社は、生産管理システムの刷新を決断。大塚商会を通じて繰返・量産型生産管理システム『生産革新 Ryu-jin』を導入した。

2019年12月取材

本田工業株式会社

導入先の概要

業種
製造
事業内容
自動車部品・電機工具部品・その他機械部品等のプレス・溶接加工および金型設計・製作、研究開発・試作等
従業員数
150名(2019年4月現在)
ホームページ
http://www.honda-kogyo.co.jp/

導入の狙い

  • 短期スパンの生産計画変更に柔軟に対応したい
  • ロットトレースの管理強化で顧客満足度を高めたい

解決策

生産管理システムを『生産革新Ryu-jin』に刷新し、生産計画の精度・対応力を高める

導入したメリット

  • 生産計画変更への対応が毎日でも可能に
  • トレーサビリティーや在庫把握の精度が上がった
  • 代表取締役社長 本田 勝也氏

    「生産管理の改善だけでなく、今後は『働き方改革』に対応した仕組みづくりにも積極的に取り組むとともに、取引先が増えるにつれて機密管理にもより注力しなければと思っています。大塚商会さんからの新たな提案に期待しています」

  • 技術本部 本部長 阪野 順一氏

    「『Ryu-jin』でロットトレースが実現した結果、在庫状況の把握も容易になり、無駄のない生産計画が立てられるようになりました。現在リアルタイムな在庫の『見える化』やシステムを使った棚卸し体制の構築が進行中です」

  • 生産管理課 課長代理 外山 達也氏

    「『Ryu-jin』なら作業時間の実績や不良品率など、細かなデータをさまざまな切り口で『見える化』し、分析することができます。現場の作業効率や作業内容の改善も促せるわけです。もちろん、納品状況や費用の推移など、経営判断に必要な情報の収集・分析にも役立ちます」

導入製品情報

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
繰返・量産型
生産管理システム
生産革新 Ryu-jinお問い合わせ
IT資産管理システムSKYSEA Client Viewお問い合わせ
基幹業務システムSMILE BS 2nd Edition 販売お問い合わせ
サーバーActive Directory Serverお問い合わせ

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導入事例詳細

金型作りから量産までの一貫体制と、研究開発力の高さに定評

愛知県刈谷市の工場に、本社の金型部門も移転させ製造部門全てが集約された。この一極集中は大きなアドバンテージとなっている

愛知県刈谷市に工場を置く本田工業株式会社(以下、本田工業)は、1946年の創業以来、70年以上にわたって技術を磨き、日本を代表する自動車メーカーの部品や、電動工具の部品などを製造しているプレスメーカーだ。

「当社のように金型作りから試作、量産まで一貫して提供できるプレスメーカーは数が少なく、圧倒的な強みの一つとなっています」と語るのは、代表取締役社長の本田 勝也氏である。

長らく電動工具部品を主力としてきたが、自動車業界で大胆なコスト削減が求められるようになった2000年ごろから、コスト競争力の高い独自の厚板プレス技術が評価されて自動車部品の受注が拡大。現在では自動車向け部品が売り上げの約7割を占めるようになった。

同社は、プレスと鍛造の技術を融合させた「板鍛造技術」に独自に取り組むなど、研究開発力の高さにも定評がある。「現在、自動車向けに製造しているのは排気系統の部品がメインですが、今後EV(電気自動車)の普及とともに需要の縮小が予想されます。より幅広い用途の部品が製造できる板鍛造工法などの独自技術を駆使して、新たなニーズに対応していきたいと思っています」と本田氏は語る。

生産計画変更の短期スパン化に対応する

自動車メーカーからの計画変更に柔軟に対応するために導入した『Ryu-jin』の効果で、顧客の希望により多く対応できるようになった

本田工業は2016年6月、大塚商会を通じて繰返・量産型生産管理システム『生産革新 Ryu-jin』(以下、『Ryu-jin』)を導入した。

「従来のオフコンによる生産管理システムが陳腐化したことがきっかけでしたが、生産計画の変更にもっと柔軟に対応できるシステムに変更したいというのが、より大きな動機でした」と語るのは、導入プロジェクトを率いた技術本部 本部長の阪野 順一氏である。

従来のシステムは、それまで主力だった電動工具部品の生産管理に特化していた。得意先から生産計画の変更を求められることはさほど多くなかったため、変更に応じて原料調達や現場への生産指示、発注指示などをリアルタイムに組み替えるといった柔軟性に欠けていた。

しかし、「2000年ごろから自動車部品の受注が増えるに従って、生産計画変更の要求がどんどん短期スパンになっていきました。急激なニーズの変化に応えるには、生産管理システムそのものを一新しなければならないと決断したのです」と阪野氏は振り返る。

適切な提案やサポートを行ってくれる大塚商会を選定

複数のベンダーの中から大塚商会が提案する『Ryu-jin』を選んだのは、「既に多くの自動車部品メーカーにおける導入実績があり、大塚商会さん自身も自動車部品メーカーの生産管理の運用について豊富な知識と経験を持っていたからです」と阪野氏は説明する。システム自体の頼もしさだけでなく、業界ごとの特性やユーザーの置かれている状況などを十分に理解して、適切な提案やサポートを行う大塚商会の総合力を高く評価したという。

導入準備に当たっては、電動工具向けに特化した従来のシステムから、自動車部品向けを主体とするシステムに全面刷新するため、一からマスター登録をし直した。「旧システムでは、複数工程を経て製造される製品も一つの品番で登録していたなど、工程管理の粒度が粗かったのが事実です。今回のシステム刷新では、工程仕掛在庫の管理徹底のために、一つの品番に対して複数の工程を登録していきました。あらためて8,000以上に及ぶ品番を登録するのは大変な作業でしたが、先を見越し、労を惜しまず作業を進めたのです。また、生産管理を完全に刷新するため、旧システムとの並行期間は設けず、本稼働と同時に一気に『Ryu-jin』に切り替えました」と語るのは、同社生産管理課 課長代理の外山 達也氏である。

急な生産計画の変更にも、その日のうちに対応可能に

『Ryu-jin』の導入効果は絶大であった。旧システムでは、月に1~2回程度しか生産計画の変更に対応できなかったが、『Ryu-jin』なら、得意先から急な変更依頼が来ても、その日のうちに計画を作り直して要求に応えることができる。

代表取締役社長の本田氏は、「自動車の生産計画は、需要の急激な変化や生産ラインのトラブル、サプライチェーンの調整などによって刻一刻と変わるものです。そうした変化に柔軟に対応し、お客様が求める部品を適時、適量に供給できる体制が整ったのは、非常にありがたいことです」と語る。

導入プロジェクトを率いた阪野氏も、「以前の生産管理システムでは、急な計画変更に対応できず納品がストップしてしまうこともあったのですが、『Ryu-jin』による生産管理に変えてからは、そういったことがかなり少なくなりました。お客様の満足度も上がっているのではないかと思います」と笑みを浮かべる。

トレーサビリティー向上で顧客からの信頼を高める

また本田工業は、『Ryu-jin』の導入とともに、旧システムではほとんど対応できていなかったロットトレースの実現を目指した。原材料や加工品の入庫時にスタッフが製造実績番号を入力、さらに工程ごとに作業実績を入力することを徹底したのだ。これによって同社が製造する部品のトレーサビリティーは飛躍的に向上し、顧客からの信頼を高めることになった。

製造現場の理解を深め、変革を推し進める

『Ryu-jin』から出力される製造実績番号(ロット番号)付き現品票。この番号を追うことで簡単にロットトレースすることができる。トレーサビリティーは各段に向上し、在庫の数も適正になった

ただし、このような工場進捗(しんちょく)やロットトレース実現のための取り組みは、現場スタッフの理解を得るのに苦労したという。「ただでさえ忙しいのに、なぜわざわざ工程ごとに製造実績番号や作業実績を入力しなければならないのかと、仕事の負担が増えることへの不満があったようです」と外山氏は振り返る。

新たな取り組みを進めるには、その成果をしっかりと示して現場の理解を得ることが不可欠だ。同社は、工場進捗やタイムリーな出荷、ロットトレースの実現などの成果を数値で「見える化」し、それを現場に示すことで理解を得ていった。

「従来のシステムでは大ざっぱなデータしか見ることができませんでしたが、『Ryu-jin』なら、細かなデータをさまざまな切り口で『見える化』し、分析することができます。作業時間の実績や不良品率などを示せば、現場の作業効率や作業内容の改善も促せるわけです。もちろん、納品状況や原価費用の推移など、経営判断に必要な情報の収集・分析にも役立ちます」と外山氏は語る。

生産機械の負荷を反映した生産計画作りを目指す

阪野氏は、「ロットトレースが実現した結果、おのずと在庫状況の把握も容易になり、無駄のない生産計画が立てられるようになりました。これからの予定としては、『Ryu-jin』の機能をさらに使いこなし、リアルタイムでの在庫の『見える化』や、システムを使った棚卸しができるようにします」と語る。

さらに、生産機械の負荷を反映した生産計画の実現、工程実績に基づく原価計算の精度向上などを目指しているという。「信頼の置ける原価情報を基に、適正な見積りを迅速に作成できれば、お客様からの信頼はますます高まるはずです」と阪野氏は期待を示す。

最後に本田氏は、「生産管理の改善だけでなく、今後は『働き方改革』に対応した仕組みづくりにも積極的に取り組んでいきたいので、大塚商会さんからの新たな提案に期待しています」と語った。

大塚商会担当者からのコメント

「『働き方改革』を促進するシステムをご提案します」

本田工業株式会社様からは、生産管理だけでなく、今後は「働き方改革」に対応した仕組みづくりも進めていきたいというご相談を頂いています。『Ryu-jin』の導入成果には大変ご満足いただいているようですので、「働き方改革」についても、期待を裏切らないソリューションをご提案していきます。

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  • * 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞等は取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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