- 業種
- 観光施設運営
- 事業内容
- 観光施設の経営、飲食店の経営、観光施設土産品の販売、人形座運営
- 従業員数
- 109名(2026年4月現在)
- ホームページ
- https://uzunokuni.com/
横断的部門参加型プロジェクトの目的はいかに!?

株式会社うずのくに南あわじ 導入事例
卸売・小売業、飲食店101~1,000名ERP・基幹業務・業務管理データ分析・活用セキュリティ営業・業務プロセス効率化経営基盤強化・リスク対策業務データの活用
淡路島で「道の駅」などを運営する株式会社うずのくに南あわじ。相互連携されていなかった販売、会計、POSレジなどの各システムを、基幹業務システム『SMILE V2』を中心に再構築! 飲食と物販に加えECも含めた幅広い部門の売り上げデータを集約するシステムで、観光DXに向けた力強い一歩をスタートさせた!
- 業務効率の向上
- データ一元化
- 経営の「見える化」
2026年4月取材
株式会社うずのくに南あわじ
導入先の概要

導入の狙い
- 部門ごとに活用の度合いや使用する機能にばらつきがある現状の基幹業務システムを、各部門が活用しやすいものにしたい
- 全部門の業務フローを整理し、データの一元化と活用を図っていきたい
解決策
- 各部門で使用するシステム群のデータを、基幹業務システム『SMILE V2』に連携し、『SMILE V2』を中心とした情報の一元管理を実現
導入したメリット

導入システム
| 製品カテゴリー | 製品名・型番 | お問い合わせ |
|---|---|---|
| 基幹業務システム | SMILE V 2nd Edition 販売/会計 | お問い合わせ |
| 飲食店向け/小売店向けPOSレジ | POS+ food/retail(セルフレジ券売機/自動釣銭機/ディスプレイ/呼び出しモニター) | お問い合わせ |
| セキュリティ | FortiGate | お問い合わせ |
| らくらくWi-Fi/ルーター | お問い合わせ |
株式会社うずのくに南あわじ 導入事例(PDF:4,719KB)
導入事例詳細
社員全員でイベントや土産物を企画。魅力あふれる「道の駅」が評判

「あわじ島オニオンビーフバーガー」(左)は「道の駅うずしお」を代表する人気商品。公式キャラクター「うず坊」(右)は好奇心旺盛な子どもで、渦潮同様、6時間周期で寝起きする
株式会社うずのくに南あわじ(以下、うずのくに南あわじ)は、兵庫県南あわじ市で「道の駅うずしお」「うずの丘 大鳴門橋記念館(以下、うずの丘)」「淡路人形座」の三つの施設を展開する観光施設運営会社だ。「道の駅うずしお」と「うずの丘」では飲食・物販事業などを、「淡路人形座」では国指定重要無形民俗文化財に指定されている淡路人形浄瑠璃の魅力を今に伝える浄瑠璃小屋の管理運営をしている。
渦潮で有名な鳴門海峡に面している「道の駅うずしお」は、淡路島と徳島をつなぐ大鳴門橋が望める風光明媚(めいび)な場所に位置していることもあり、1998年に建設省(現・国土交通省)から「道の駅」として登録認定を受けた。元は公営施設であったが、その後2004年に南あわじ市などが出資する第三セクターの運営会社として、うずのくに南あわじが設立された。

代表取締役 宮地 勇次氏
「老朽化していた『道の駅うずしお』の建物は2年10カ月ほどかけて建て替えられ、2025年10月に大々的にリニューアルオープンしました。地産の食材を生かした飲食メニューや土産物、『道の駅うずしお』だからできるイベントなどを社員全員で試行錯誤しながら企画・発信してきた取り組みが少しずつ実を結び、多くのお客様にお越しいただけるようになりました」と語るのは、代表取締役の宮地 勇次氏だ。
リニューアルと同時期に道の駅うずしお公式キャラクター「うず坊」も誕生。多数の観光客や地元客が訪れる人気施設となったが、かつては客足が伸びず、苦労した時期もあったという。人気に火が付いたきっかけは、地元の食材を使って創作した「あわじ島オニオンビーフバーガー」が、2011年に「全国ご当地バーガーグランプリ」で3位入賞したことだ。2013年には同グランプリで優勝を勝ち取り、この魅力的なバーガーを「一度食べてみたい」と、観光客や地元客が押し寄せた。その後『うずの丘』でも、「うず潮世界遺産カレー」や巨大なたまねぎのオブジェ「おっ玉葱®」、コロナ禍には玉ねぎ形の荷台を設けたキッチンカーを誕生させるなどユニークな試みを惜しみなく繰り広げ、集客と売り上げを拡大し、今に至っている。
施設や事業ごとにバラバラだったシステムを全体最適化したい
うずのくに南あわじは、「道の駅うずしお」がリニューアルオープンする2025年に合わせ、従来使用していた各部門の社内システムを大塚商会の基幹業務システム『SMILE V 2nd Edition(以下、SMILE V2)』を中心とするシステムに刷新した。

総合デザイン部 部長 松下 小百合氏
「それ以前は、カスタマイズを重ねたほぼオーダーメードのシステムを長年使用してきました。しかし、社内でそのシステムを部門横断的に理解している人はおらず、マニュアルもないため、それぞれが知っていることを新しい社員に口伝えしながら使っていたのです。誰もが日常業務で使用している機能しか分からないという、まさにブラックボックス化している状況でした」と振り返るのは、同社のデザイン・EC部門を統括する総合デザイン部 部長の松下 小百合氏だ。データは長年蓄積されていたが活用できる状態ではなく、事業環境の変化に応じ、活発に組織改編や事業展開が行われる弊社において、その変化にシステム環境も対応させていく負担が大きいことも課題だった、と松下氏は加える。
DX人材育成を目的としたプロジェクトチームを組織

バックオフィスで利用されている『SMILE V2 販売/会計』。3拠点10店以上の飲食・小売りの情報に加え、EC関連情報も全て一元管理されている
「いつか何とかしなければならないとは考えていましたが、2023年に弊社の会長が『これからはDX(デジタルトランスフォーメーション)人材を育てていかなければならない』という方針を掲げたので、それをきっかけにシステムも全面刷新することにしたのです」と、宮地氏。プロジェクト推進にあたり、同社は各部門から招集した約10名の精鋭メンバーによるプロジェクトチームを組織し、チームが取り組む最初のプロジェクトに、「2025年『道の駅うずしお』リニューアルオープン時に基幹業務システムも刷新」を掲げた。プロジェクトに選ばれたメンバーは根本課題と向き合い、強固なDX環境構築を推し進めるため、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が実施する「戦略的CIO育成支援事業」に参加。システム刷新のための構想や計画、プロジェクトの進め方などについて学んだ。
「習得した知識を基に、まずはシステムの導入支援を依頼するベンダーの選定から始め、複数の候補からの提案を評価シートに整理し、客観的に分析していきました。その評価シートを基に検討した結果、複数の候補の中から大塚商会さんに依頼することが決まりました」(松下氏)
観光DX実現に向けた将来の姿を提案した大塚商会をパートナーに
多くのプロジェクトメンバーが検討プロセスにおいて挙げたベンダー候補は、観光施設運営の肝となる「レジ」を最適化するシステム構築を念頭に置いていた。しかし、今後の事業環境の変化を見据えると、将来的な拡張性があるシステムを構築でき、事業を横断的・俯瞰(ふかん)的に見ながら伴奏支援してくれるベンダーであることが必須だと考えていた松下氏は、そうした視点から大塚商会を含む数社を候補としてピックアップした。
「大塚商会さんの提案は、小売り・飲食・ECと私たちが行う販売チャンネルの全てを一元管理できるだけでなく、インフラ・セキュリティ関連の整備はもちろん、将来的なAIカメラの活用などまで広く網羅されたものでした。自分たちが思い描く将来の姿を理解してくれている提案であり、実際その導入実績もあるという心強さもありました。これまで抱えてきた課題から解放され、『事業の飛躍を支えるシステム』の全体像がとてもクリアになりました」と宮地氏は決め手を強調する。

そうして2023年、4カ月ほどのフィッティングコンサルティングによる課題洗い出しを経て、同社は基幹業務システムに『SMILE V2 販売/会計』を導入し、相互に連携。そして、『SMILE V2 販売』に連携する飲食・小売り業務向けPOSレジに『POS+ food/retail』(以下、『POS+』)と、周辺機器『セルフレジ券売機』『自動釣銭機』『ディスプレイ』『呼び出しモニター』などを導入した。また、「道の駅うずしお」拠点には『らくらくWi-Fi/ルーター』などのネットワーク環境を整備し、これら新システムを対象とするセキュリティ『FortiGate』も併せて導入。2025年10月に本稼働を開始した。

「道の駅うずしお」内のバーガーショップに設置された『呼び出しモニター』(左)と『セルフレジ券売機』(右)。豊富な写真で商品を選びやすく、メニュー変更にも容易に対応可能

「道の駅うずしお」内のショップに設置された小売店向けPOSレジ『POS+ retail』と『自動釣銭機』。休日は長い列もできる人気の物販の会計業務を直感的な操作でサポートする
『SMILE』と旧会計システムを連携。データのインポートが容易に
本稼働から約半年たった今、少しずつその効果を感じ始めている。今回の全面刷新では、全ての施設の店舗における売り上げデータが、『POS+』から『SMILE V2 販売』に送られてくる仕組みを構築。全社や部門ごとのリアルタイムな情報管理は『POS+』上で行え、タイムリーな分析が可能になった。

総務部 山下 郁氏
「『SMILE V2 会計』については必須機能の都合上、前会計システムをメインに使っている状況ですが、『SMILE V2 会計』の導入で旧会計システムへのデータのインポートはシンプルになりました」と語るのは、総務部の山下 郁氏だ。将来的に、『SMILE V2 会計』の機能が補強されれば、全ての会計業務を統合することも可能かもしれない。
宮地氏は、今回のシステム刷新に各部門から広く参加してもらったのは、システム活用を人ごとにしないでほしいという思いもあったと話す。社員一丸となって事業成長に注力できるよう、同社が理想とする状態への第一歩を踏み出した。
「今後、施設ごと、部門ごとの日々の売り上げを、より精緻に分析できるようにしたいです。これからも、観光DXを積極的に推進していきたいと考えています」と展望を語った。
大塚商会担当者からのコメント
「事業展開に合わせて、さらなるシステムの機能拡張もご支援します」
株式会社うずのくに南あわじ様からは、今後もシステムのさらなる統合や機能拡張を図っていきたいというご要望をいただいています。大塚商会といたしましても、引き続きご支援させていただきます。

- 印刷して上司への説明に
- 印刷して稟議書に添付して
- 印刷して会議資料に
株式会社うずのくに南あわじ 導入事例(PDF:4,719KB)
- * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
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