オフコンとPCサーバー併用のシステムを『SMILE』に刷新

『SMILE V2 販売/会計』で大幅な業務効率化を実現し、事務スタッフ数も残業時間も削減

東京産業洋紙株式会社 導入事例

卸売・小売業、飲食店1~100名ERP・基幹業務・業務管理情報共有・会議システムデータ分析・活用経営基盤強化・リスク対策営業・業務プロセス効率化

コンデンサの主要材料を中心にエレクトロニクス製品の素材などを取り扱う専門商社の東京産業洋紙株式会社は、長年オフコンとPCサーバーを併用していたが、PCサーバーへの一本化を機に、基幹業務システムを『SMILE』シリーズに刷新。従業員の残業時間が大幅に減少するなど、高い業務効率化を実現している。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上
  • 長時間労働の是正
  • 社内の情報共有

東京産業洋紙株式会社

導入先の概要

業種
専門商社
事業内容
エレクトロニクス素材・機能性材料の販売、輸出入
従業員数
50名(2026年4月現在)
ホームページ
https://www.tsy.co.jp/

導入の狙い

  • PCベースの基幹業務システムへ一本化したい
  • 受注や売り上げなどのデータを、システム担当者以外の従業員も含めた全員がリアルタイムで確認できるようにしたい

解決策

  • ハードウェアの更新に合わせ、基幹業務システムを『SMILE』シリーズに入れ替える。さらに、オプションやカスタマイズ、『SMILE』シリーズの開発ツールを活用し、自社業務に適した環境を実現する

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 2nd Edition 販売/会計お問い合わせ
輸出入貿易業務管理システムTOSSお問い合わせ
統合型グループウェアeValue V ワークフローお問い合わせ
クラウド型交通費・経費精算システム楽楽精算お問い合わせ
ほか

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東京産業洋紙株式会社 導入事例(PDF:2,983KB)

導入事例詳細

コンデンサに必須の材料を国内外のメーカーへ販売

主力取り扱い製品のセパレータ(右)と、内部でセパレータが使用されているコンデンサ。セパレータは、電解液を保持するとともに短絡を防止する重要な役割を果たす

東京産業洋紙株式会社(以下、東京産業洋紙)は、エレクトロニクス製品の素材や機能性材料などを取り扱う専門商社だ。養蚕(ようさん)用の敷き紙を販売していた洋紙合同販売会社(1919年創業)と、ラジオの部品に使われていた特殊紙「コンデンサペーパ」の輸入を手掛けていた島中商会が1943年に合併。製紙会社と協力してコンデンサペーパの国産化に挑んで成功し、その販売を一手に引き受けて事業規模を拡大させた。

現在は、あらゆる家電製品や電子機器に搭載され、電流を制御する電子部品であるコンデンサに欠かせない紙状の絶縁素材「セパレータ」が主力製品だ。同社では、高知県にある世界的な製紙メーカーのセパレータを取り扱っており、国内外の電子部品メーカーなどに販売している。

代表取締役社長 森 昭弘氏

「その仕入れ先は、世界シェア6割、国内シェア9割を占めるほど高性能のセパレータを製造しており、弊社はそれらを安定調達しながら取り扱っています。また、弊社は、お客様から寄せられたご要望を仕入れ先にお伝えし、新製品の開発に生かしていただく役割も果たしており、お客様と仕入れ先の双方から高い信頼を得ていることが大きな強みです」と語るのは、代表取締役社長の森 昭弘氏である。

しかし、セパレータは景気の影響を受けやすいエレクトロニクス製品市場の動向に、売り上げを左右される製品でもある。そこで同社は、商材の取り扱い分野拡大も図っている。

「高密度で絶縁性に優れた板状の紙素材であるプレスボードや各種フィルム、各種建材やガラスペーパーなどの販売にも力を入れています」と森氏は説明。現在の得意先は約500社、仕入れ先は約100社にまで増加し、得意先と仕入れ先の“橋渡し役”を得意とする同社は、両者のビジネス発展に大きく貢献し続けている。

大塚商会の柔軟な対応力を評価。輸出入管理業務の効率化を達成

東京産業洋紙は2009年、それまで利用していた販売管理と会計の基幹業務システムを、大塚商会の『SMILEie 販売購買管理/財務管理』に刷新した。そのきっかけは2005年にさかのぼる。

『SMILE』への刷新に先立つ2005年、同社は大塚商会の輸出入貿易業務管理システム『TOSS』の導入を決めた。そのシステムとしての使い勝手の良さや、大塚商会の対応力の高さを評価して、同年、全社のPCリプレースを依頼。基幹業務システムについても大塚商会に提案を求めることになる。

総務部 マネージャー 三田 淳子氏

「輸出入システムの入れ替えでは、3社からの提案を検討しましたが、大塚商会さんは説明が非常に丁寧で、弊社の要望にしっかり耳を傾けてくれる点を高く評価しました。また、『TOSS』は標準パッケージだけでも十分な機能を備えていましたが、弊社の要望に応じて柔軟にカスタマイズしていただける点が選定ポイントになりました」と振り返るのは、総務部 マネージャーの三田 淳子氏だ。

このように、『TOSS』導入による輸出入管理業務の効率化達成を受け、基幹業務システムの全面刷新も決定したのである。

「従来のシステムは、会計と販売管理の一部はオフコン、現場でのデータ入力などはPCサーバーと、異なるハードウェアを組み合わせて使っており、多くの不便が生じていました。それをPCサーバーに一本化し、併せてシステムも刷新しようと考えたのです」と三田氏は振り返る。

そうして2005年、三田氏をリーダーとするプロジェクトチームが発足。手始めに従来のシステムの課題や困りごとについて、全社ヒアリングを行った。その回答を基に、プロジェクトチームは新しいシステムの要件をまとめ上げていった。

「やりたいこと」を理解し提案する。目的に沿った提案をあらためて評価

基幹業務システム刷新においても、東京産業洋紙では大塚商会のほかにもう1社の提案も検討した。最終的に大塚商会を選んだ決め手は、やはり対応力の高さだった。

「通常、システム導入の提案はフィット&ギャップ分析から始まると思うのですが、大塚商会さんは、その前段階から弊社従業員の声などに基づき、さまざまな提案をしてくれました。しかも、営業担当の方だけでなくSE、ハードウェア、ネットワークと各分野の方が一緒になって、チーム力を発揮しながら対応してくれる点に頼もしさを感じました」と三田氏は評価する。

総務部 部長 大橋 一元氏

一方、「提案内容が、我々の求めていた理想にぴったりと一致するものであったことも大きな選定理由です」と語るのは、総務部 部長の大橋 一元氏である。

「他社の提案もPCサーバーに一本化する点は同様でしたが、大塚商会さんは弊社の希望をしっかり理解し、目的にかなった提案をしてくれました」(大橋氏)

1人年間約50時間に残業時間を削減。『CAB』で容易に機能拡張も実行

こうして東京産業洋紙は2009年春、販売管理と会計システムを『SMILEie 販売購買管理/財務管理』に刷新。『SMILEie 財務管理』は、受注伝票の申請・承認プロセスを組み込むため、大塚商会のワークフローシステム『Advance-Flow』と連携。『SMILEie 販売購買管理』には、同社の業務に合わせたカスタマイズを施した。

総務部 マネージャー 後藤 昌彦氏

「カスタマイズの結果、標準機能のマニュアルだけでは足りない部分が出てきました。そのため、実際に使いながら自分たちでマニュアルを作る取り組みが自然発生的に始まりました」と語るのは、導入プロジェクトを担当した総務部 マネージャーの後藤 昌彦氏である。このマニュアルは現在まで引き継がれ、業務理解を深めるための肝となる資料として新人教育にも活用されている。

その後、2度のバージョンアップを経て、現在は『SMILE V 2nd Edition(以下、SMILE V2) 販売/会計』が稼働中だ。ワークフローは、統合型グループウェア『eValue V ワークフロー』に刷新。販売管理の取引データ以外の仕訳伝票は、担当者が『SMILE V2 会計』に入力して『eValue V ワークフロー』で承認者に申請し、承認後に『SMILE V2 会計』に仕訳登録される流れとなり、内部統制が強化された。また、2024年にはクラウド型交通費・経費精算システム『楽楽精算』を導入。『SMILE V2 会計』の仕訳データとの自動連携を構築した。

システム刷新の効果について、「業務効率が格段に向上しました」と断言するのは三田氏である。事務スタッフの数は、新システムが稼働を開始した2009年よりも減少しているが、「1人当たりの売上高が3,500万円超に達する一方、1人当たりの残業は年間約50時間まで削減できました。従来、かなりの部分で手作業を伴っていた販売管理業務と会計業務との間のやりとりが、システムの一元化によって効率化した成果だと思います」と三田氏は分析する。

さらに、「かつてはオフコンを扱う担当者しか確認できなかった売り上げなどの集計データを、全従業員が確認できるようになったのも大きな効果です」と大橋氏も評価する。

『自由帳票設計業務オプション』や『CAB』も活用

山中 奈津江氏

『SMILE V2 販売』の受注処理画面。ここで入力したデータは、『自由帳票設計業オプション』を通じて独自の帳票や営業用資料としても活用されている

『SMILE』シリーズをさらに自社に適した形で活用するため、同社ではカスタマイズよりも低コストで機能を拡張できる仕組みを利用している。その一つは『自由帳票設計業務オプション』だ。例えば、海外の得意先からの受注入力では、通貨が外貨であったり、表示したい項目が国内受注とは異なったりする。こうした場合でも、同オプションを使えばマスター情報や伝票入力画面に項目を追加可能で、帳票として出力もできる

もう一つは、開発ツール『SMILE V2 Custom AP Builder(CAB)』である。「『SMILE V2 販売』の出荷データをハンディターミナルと連携させる仕組みを『CAB』で構築し、出荷ミスを防げるようになりました」と後藤氏は一例を紹介する。さらに、これらの機能の活用により、自分たちで課題を解決しようとする風土が醸成されているそうだ。

森氏は、「今後はBCP対策として、また多様な働き方への対応策として、『SMILE』シリーズの運用をオンプレミスからクラウドへシフトし、どこでも安全に業務ができる環境の構築を目指します」と目標を語る。同社の業務効率化のスピードは、ますます上がりそうだ。

大塚商会担当者からのコメント

「オンプレミスからクラウドへの環境移行も大塚商会にお任せください」

東京産業洋紙株式会社様からは、『SMILE』シリーズの運用環境をオンプレミスからクラウドに移行したいとのご要望をいただいています。大塚商会のセキュリティサービスと組み合わせ、構想の実現を全面的にご支援します。

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  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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