生産管理表の種類や作り方とは? 作成時のポイントや注意点も解説

2025年 9月16日公開

製造現場において「人材不足」や「生産性の向上」は、多くの製造業における共通の課題です。こうした課題を乗り越えるための手段の一つが、生産活動を「見える化」するツール、生産管理表です。生産管理表を活用することで、工程ごとの進捗(しんちょく)や各担当の作業状況を一目で把握でき、作業の効率化やムリ・ムダの削減につなげることが可能です。

生産管理表の種類や作り方とは? 作成時のポイントや注意点も解説

本記事では、生産管理表とは何か、その重要性や主な種類、Excelを使った作成方法、運用上のポイントや注意点について詳しく解説します。さらに効率的な生産管理を実現するためのITツールとして、生産管理システムの活用についてもご紹介します。

生産管理表とは

生産管理表とは、製造現場における作業や工程の進捗状況を一目で把握・共有するための一覧表です。「今、どの工程がどの程度進んでいるのか」「どこに負荷が集中しているのか」といった情報を「見える化」することで、関係者間の連携をスムーズにし、現場全体の作業効率や生産性の向上が可能になります。

また、製造の現場で発生するさまざまな業務を可視化することは、ミスや遅れの防止、業務の平準化、納期管理の徹底といった課題解決にもつながります。業種や業態によってその形式や運用方法は異なりますが、自社に合った形で適切に活用することで、生産現場における課題の早期発見・対応が可能となります。

生産管理表と工程管理表の違い

生産管理表と混同されやすいものに「工程管理表」があります。いずれも製造現場における進捗や状況を「見える化」するためのツールですが、それぞれの管理範囲や目的に明確な違いがあります。

生産管理表

生産管理表は、製造計画の立案をはじめ、原材料の調達、在庫の確認、人員配置、品質管理、出荷まで、製造ライン全体の流れを横断的に把握・共有するための一覧表です。工程ごとの進捗や負荷状況を一目で確認できるため、現場の連携や業務の効率化に役立ちます

また、製造現場における全体の効率や品質、コスト、納期といった重要な要素をバランスよく管理するための基盤としても活用されます。関係者間で情報を共有しやすくなることで、トラブルの予防や迅速な対応にもつながります

工程管理表

工程管理表は、製造ラインの各工程や各部門における進捗状況や納期、作業者、設備の稼働状況などを重点的に管理するための表です。各工程が計画どおりに進んでいるか、どこに遅れや負荷が発生しているかを把握し、納期順守や品質維持を目的とした現場レベルでの管理に適しています

つまり、生産管理表は製造全体の“地図”として全体像を把握するためのツールであり、工程管理表はその中の“ルート案内”として各工程の進行を細かく確認するためのツールです。目的や運用範囲に応じて両者を適切に使い分けることで、製造現場の安定運用と改善につながります

生産管理表の重要性

製造業の現場では、日々複数の工程や作業が同時並行で進み、多くの人が関わっているため、多くの作業と情報が入り乱れます。生産管理表は、これらの複雑な状況を整理し、生産活動を円滑に進めるうえで不可欠なツールです。

製造現場の状況を共有できる

生産管理表は、各工程の進捗や作業内容、担当者、トラブルの有無などを一元的に管理できるため、誰が見ても状況をすぐに把握できる「見える化」が実現します。これにより、現場の判断スピードと対応力が高まるだけでなく、部門間の連携強化につながり、遅れているチームへの人員増強といった迅速な対応も可能となります。

また、現場の担当者だけでなく、営業・購買・品質管理など他部門とのスムーズな情報共有も実現します。

コスト削減につながる

生産管理表によって、製造現場の状況や数値が可視化されることで、どこに無駄が生じているのかを把握しやすくなります。例えば、材料の正確な必要数を把握することで過剰な発注や余剰在庫を防ぎ、材料費の削減が可能になります。また、作業ごとの所要時間や人員配置を見直すことで、必要最小限の人員で効率的に生産を進めることができ、コスト削減にもつながります。

業務の効率化や工期短縮につながる

生産管理表には、各工程のスケジュールや作業内容、担当者が明確に記載されており、作業の手戻りや重複、無駄な待ち時間を減らすことができます。前工程の進捗状況が後工程に与える影響も事前に把握できるため、現場での調整やリカバリーがしやすくなります。

また、省ける作業や少人数で対応できる工程も可視化されるため、不要な慣行作業の見直しや人員配置の最適化が進み、リードタイムの短縮や業務全体の効率化に貢献します。

納期厳守につながる

生産管理表を活用することで、生産計画や各工程の作業内容、納期が事前に明確化され、関係者全体で共有できます。各担当者が「いつまでに何をすべきか」を把握できるため、作業の遅れや抜け漏れを防ぐことが可能です。

また、生産管理表で進捗状況が「見える化」されていると、予定どおりに進んでいない工程にも早く気付くことができます。状況に応じて人員を増やしたり、工程を調整したりといった対応もしやすくなり、結果として納期の遅れを防ぐことにもつながります。こうした積み重ねが、取引先との信頼を守るうえでも大切な要素といえます。

生産管理表の種類

製造業の現場では、管理したい内容や工程の複雑さに応じて、さまざまな形式の生産管理表が活用されています。中でも代表的なものは「バーチャート式」「ガントチャート式」「ネットワーク式」の3種類です。それぞれに特徴があり、現場の規模や管理の目的に応じて使い分けることで、より効果的な進捗管理や情報共有が可能になります。

バーチャート式

バーチャート式の生産管理表は、作業のスケジュールを一覧にした管理表で、作業ごとの予定工数や所要時間を棒グラフで表現します。縦軸に作業項目、横軸に日付や期間を配置し、各作業の開始から完了までの期間を棒状のバーで表示します。

バーチャート工程表

特長
シンプルで視覚的に分かりやすく、全体の作業時間や大まかな流れを感覚的につかみやすい点がメリットです
注意点
タスク間の関連性や進捗状況が分かりづらく、個々の作業詳細の把握には向きません。工程が複雑な場合や複数の作業が並行する現場では、ほかの形式と併用することも検討が必要です

ガントチャート式

ガントチャート式の生産管理表は、生産プロセスの進捗率を可視化する管理表で、全体の進捗状況を一目で確認できます。縦軸に工程名、横軸に達成率や期間を配置し、棒状のバーで進捗状況や期間を表します。

ガントチャート工程表

特長
全体の進捗状況や、どの作業がいつからいつまで行われているのかを直感的に把握できるため、納期管理や進捗監視に強みを発揮します。複数の作業が同時進行する状況でも進捗を確認しやすく、遅延が発生しそうな作業を早期に発見し、対策を講じるのに役立ちます
注意点
バーチャート式と同様に、タスク間の関連性が分かりづらい場合があります。また、実績入力の手間がかかる点や、突発的なトラブルや工程変更時の修正対応が煩雑になりやすいというデメリットがあります。進捗率を出すにはExcelの数式や専用アプリが必要になることもあります。現場の運用負荷や更新頻度を考慮しながら、適切な使い方を検討することが大切です

なお、実際の製造現場では、「ガントチャート」と呼ばれているものの多くが、前述のバーチャート式とほぼ同じ形式であることも少なくありません。両者を厳密に区別せずに使っているケースが多く、バーチャート式の生産管理表を「ガントチャート」と呼ぶことも一般的です。

ネットワーク式

ネットワーク式の生産管理表は、作業間の関連性や順序、必要工数を視覚的に表現します。各作業を丸印(ノード)や矢印(アロー)でつなぐことで表現します。

ネットワーク工程表

特長

作業の順序や優先順位を明確にし、全体の作業にかかる日数を効率的に見積もることが可能です。大規模作業の流れを視覚的に把握できるため、どの工程がどれに影響を与えるか、どこがボトルネックになりやすいかといった全体像の理解に役立ちます。さらに、クリティカルパス(プロジェクト全体の最短完了経路)を特定できるため、納期の見積りや進行管理にも有効です

また、作業の優先順位を明確にでき、全体の所要日数を効率よく見積もることが可能です。こうした特性から、工程が複雑な大規模プロジェクトの管理に適しています

注意点
作成には一定のルールや専門知識が必要で、慣れるまでは負担に感じることもあります。さらに進捗管理にはあまり向いておらず、リアルタイムの状況把握には別の形式との併用が求められる場面もあります

Excelでの生産管理表の作り方

生産管理表は、ExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフト、あるいは専用の管理ツールを使って作成できます。中でもExcelは導入コストがかからず、操作に慣れている方も多いため、製造現場で広く活用されています。

ここでは、ExcelやGoogleスプレッドシートを使って生産管理表を作成する基本的な手順をご紹介します。

生産管理表作成の主な手順

【1】目的や管理する範囲を明確にする

まずは生産管理表を使って何を管理したいのか、どの範囲まで情報を把握したいのかを整理します。納期管理が中心なのか、作業負荷や人員配置まで含めるのかによって、表の構成が変わってきます。

【2】管理する項目を決める

工程名、担当者、開始日・終了日、進捗状況など、必要な情報を洗い出します。現場での運用を想定し、誰が見ても分かりやすい項目名にすることがポイントです。

【3】期間を決める

日単位・週単位・月単位など、管理したい期間の粒度を決めます。短期の工程管理であれば日単位、長期プロジェクトであれば週単位や月単位が適しています。

【4】表の形式や使用ツールを決める

管理の目的や項目、期間に応じて、バーチャート式やガントチャート式などの形式を選びます。ExcelやGoogleスプレッドシートのどちらを使うかも、この段階で決めておきましょう。

【5】データを入力する

実際の工程やスケジュール、担当者などの情報を入力していきます。テンプレートを活用すれば、初期設定の手間を省き、効率的に作成できます。

ExcelやGoogleスプレッドシートでは、関数や条件付き書式を使って進捗を自動表示したり、非稼働日をグレーアウトしたりといった工夫も可能です。こうした機能を活用することで、より実用的な生産管理表に仕上げることができます。

作成した生産管理表は、現場の状況や運用ルールに応じて定期的に見直すことが大切です。実態に合わないまま運用を続けると、かえって管理が煩雑になる恐れがあるため、柔軟な更新を心掛けましょう。

Excelで生産管理表を作る際のポイント

ExcelやGoogleスプレッドシートを使って生産管理表を作成する際は、ただ項目を並べるだけでなく、現場での使いやすさや運用のしやすさを意識することが大切です。ここでは、作成時に押さえておきたいポイントをご紹介します。

各工程を洗い出し、細かく区分する

生産管理表の実用性を高めるためには、製造工程をしっかり洗い出し、できるだけ具体的な作業単位にまで分解して記載しましょう。大きな工程だけが記載された表では、大まかな進捗しか確認できず、正確な状況把握が困難になります。検査や承認といった中間作業も含めることで、全てのプロセスを把握しやすくなります。

これにより、進捗や遅延の把握がしやすくなり、スケジュール調整やリカバリー対応にも役立ちます。ただし、あまりに細分化しすぎると表が煩雑になり、かえって管理が難しくなることもあるため、現場の運用に合った粒度で整理することがポイントです。

目的や製造現場に必要な基本項目を網羅する

生産管理表は、目的に応じて必要な情報を過不足なく盛り込むことが重要です。自社にとって必要な情報を洗い出し、もれなく記載することで、納期の遅延やトラブルの発生といった課題に適切に対応できる実用的な管理表となります。現場の実情に合わせて、必要な項目を追加・調整することも検討しましょう。

基本項目(例)

工程名
作業や工程の名称。どの作業を指しているかを明確にします
担当者
その工程を担当する人やチーム。責任の所在を明確にします
作業内容
工程で実施する具体的な作業内容。作業の目的や範囲を共有するために記載します
開始日
作業の開始予定日。スケジュール管理の基準となります
終了日
作業の完了予定日。納期との整合性を確認するために必要です
期間
開始日から終了日までの作業日数。工程ごとの所要時間を把握できます
進捗状況
作業の進行度合い(例:○%、完了、遅延など)。現状把握や遅延の早期発見に役立ちます
優先度
工程の重要度や緊急度。対応の優先順位を判断する材料になります
関連工程
前後の工程や依存関係のある作業。工程間のつながりを意識した管理が可能になります
使用設備/機械
その工程で使用する設備や機械の名称。設備の稼働状況や負荷管理に活用できます
使用材料
工程で使用する原材料や部品。材料の手配や在庫管理と連動させる際に便利です
品質チェック項目
工程内で確認すべき品質基準や検査内容。品質管理の一貫として記載します
備考
特記事項や注意点など、自由記述欄として活用できます

誰が見ても理解できるようにする

生産管理表は、製造現場の担当者だけでなく、営業や購買、品質管理など他部門とも共有されることが多いため、誰が見てもすぐに理解できるようなレイアウトにすることが大切です。専門用語や略語の使用は避け、項目名やフォーマットを統一したり、進捗状況や重要度に応じて色分けを行ったりすることで、視認性が高く、使いやすい表になります。

管理者を決める

生産管理表は、一度作成して終わりではなく、現場の状況に応じて随時更新・修正していく必要があります。そのため、表の管理者を明確にしておくことが重要です。管理者を決めておくことで、情報の更新漏れや表の形骸化を防ぎ、常に最新かつ正確な状態を保つことができます。

Excelで生産管理表を作る際の注意点

ExcelやGoogleスプレッドシートは手軽に使える反面、運用方法によっては思わぬトラブルや非効率を招くこともあります。ここでは、表計算ソフトで生産管理表を作成・運用する際に注意したいポイントをご紹介します。

データ量が多いと動作が重くなる可能性

ExcelやGoogleスプレッドシートは、生産管理で扱う製品の品番、価格、受発注の進捗状況など、情報が膨大になるにつれてファイルサイズが大きくなり、動作が遅くなったり、フリーズしたりすることがあります。特に複数の工程や製品を一つのファイルで管理している場合は、処理速度の低下に注意が必要です。

ファイルを複数に分けて管理する方法もありますが、その場合はデータの一貫性や整合性を保つ工夫が求められます。データ量が多くなることが想定される場合は、構成をシンプルに保つか、専用ツールの導入も視野に入れるとよいでしょう。

リアルタイムの情報共有

Excelファイルは、基本的に複数人での同時編集に向いておらず、誰かが更新した内容をほかの人がすぐに確認できないことがあります。ファイルのバージョンが複数存在してしまい、どれが最新か分からなくなるといったリスクもあります。これにより、部署間や従業員間で情報のタイムラグが生じ、古い情報に基づいて作業を進めてしまうなどの弊害が起こりやすくなります。問題発生時の対応が遅れる可能性も高まります。

Googleスプレッドシートであれば、インターネット環境があれば複数人でリアルタイムに編集・共有が可能ですが、ネット接続が前提となるため、利用環境に応じた使い分けが必要です。

業務の属人化

Excelの操作スキルは従業員によって異なるため、高度な関数やマクロを組める特定の社員に作業が集中し、業務が属人化しやすいという問題があります。特定の担当者が不在の場合、生産管理業務に支障が出たり、不具合が発生してもほかの従業員が対応できず、管理表が使えなくなったりするリスクも存在します。

こうした属人化を防ぐためには、運用ルールや更新手順、ファイルの構成意図などをチーム内で共有しておくことが重要です。テンプレートやマニュアルを整備しておくと、引き継ぎやチーム運用もスムーズになります。

生産管理にお悩みなら生産管理システムの活用も

Excelやスプレッドシートでの生産管理は手軽に始められる一方で、データ量の増加やリアルタイム共有の難しさ、属人化といった課題が生じやすいのも事実です。こうしたお悩みを感じている場合は、専用の「生産管理システム」の導入を検討してみるのも一つの方法です。

「生産管理表」は、工程の進捗状況を把握・共有するのに便利なツールですが、「生産管理システム」を活用すれば、調達や製造の手配、在庫、原価など、モノづくり全体に関わるさまざまな情報を一元的に管理・共有することが可能になります。

生産管理システムには、以下のようなメリットがあります。

リアルタイムでの情報更新と共有が可能

工程や在庫、納期などの情報をリアルタイムで反映・共有できるため、現場の変化にも素早く対応できます。

多くの情報を一元管理できる

生産計画、在庫、原価、品質などの情報を一つのシステムで管理でき、業務の一貫性が高まります。

他システムとの連携がしやすい

販売管理や購買管理などと連携することで、情報のズレや二重入力を防ぎ、業務全体の効率化につながります。

業務の標準化と属人化の防止

作業手順や管理ルールを共有できるため、特定の担当者に依存しない運用が可能になります。

在庫の最適化と欠品リスクの低減

在庫状況を正確に把握できるため、過剰在庫や欠品を防ぎ、安定した生産計画を立てやすくなります。

生産計画の精度向上と納期順守の強化

過去の実績や需要予測を基により精度の高い計画を立てることができ、納期管理にも強みを発揮します。

このように生産管理システムを導入することで、製造に関わる情報をリアルタイムかつ一元的に管理でき、部門間の連携や業務の整合性が大きく向上します。自社の生産形態や課題に合ったシステムを選ぶことで、より効率的で安定した生産体制の構築が期待できます。

大塚商会の生産管理システム

「生産革新ファミリー」は、お客様の要望を製品開発に生かした大塚商会のオリジナル生産管理システムで、六つのパッケージシステムにより全ての製造業に対応しています。受発注、在庫、品質、原価など、さまざまな生産管理の悩みを解決し、販売や会計など基幹業務システムとのデータの相互連携も実現します。

生産管理システム「生産革新ファミリー」

「組み立てが中心・繰返受注がメイン」の製造業向け生産管理システム

生産革新 Fu-jin

「生産革新 Fu-jin」は、販売管理と一体化された組立業向け製販一気通貫型の生産管理システムです。製品構成が決まっている標準品の見込・受注生産に対応し、構成部品の発注・在庫管理や製造・進捗、出荷・売上、請求・入金・支払などをトータルに管理。自社工場を持たないファブレス企業にも対応できます。

「組み立てが中心・繰返受注と個別受注」の製造業向け生産管理システム

生産革新 Raijin

「生産革新 Raijin」は、標準品や規格品の“繰返生産”と、個別品や特注品の“個別受注生産”との両方に対応したハイブリッド型の生産管理システムです。また、販売管理と一体化された組立業向け製販一気通貫型のシステムであると共に部品構成表管理システム「生産革新 Bom-jin」と連携し、設計部門との双方向連携による真の一気通貫で、コスト削減、納期短縮、生産効率の向上を実現します。

「部品構成表管理」の製造業向け生産管理システム

生産革新 Bom-jin

製品原価の80%は設計段階で決定されます。「生産革新 Bom-jin」は生産管理とのデータ連携を重視し、設計技術部門の図面・技術情報などの設計資産を「品目台帳」で管理。部門内の設計ルールを統一し、標準化と流用化を実現します。また、生産管理システム「生産革新 Raijin」と連携し、生産部門との双方向連携による真の一気通貫で、コスト削減・納期短縮・生産効率の向上を実現します。

「加工が中心・繰返受注」の製造業向け生産管理システム

生産革新 Ryu-jin

「生産革新 Ryu-jin」は、自動車・電気部品や、金属・樹脂・食品などを繰返生産・量産加工する製造業に特化した生産管理システムです。内示・フォーキャスト・確定受注などの情報を基に、変化に強い柔軟な生産計画が行え、工程間の仕掛在庫なども含めた在庫の適正コントロールが可能です。

「加工が中心・繰返受注と個別受注」の製造業向け生産管理システム

生産革新 Wun-jin SMILE V Air

「生産革新 Wun-jin SMILE V Air」は、販売管理をベースに工程管理や製造指図書発行などが行えるカンタン&シンプルなオールインワンパッケージのクラウドSaaS型システムです。「大げさな生産管理システムは必要ない」といったお客様のご要望にお応えします。また、クラウド利用で初期費用を抑えることによって、これまでシステム導入が難しかった小規模加工業のお客様もすぐにご利用いただけます。

「配合が中心・繰返受注」の製造業

生産革新 Blendjin

「生産革新 Blendjin」は、化学製品・食品・香料・化粧品・薬品などを配合する製造業向けの生産管理システムです。配合表・レシピを基に材料手配、製造指示、製品・材料・資材などの在庫管理や、ロットトレース機能による品質管理をトータルにサポートします。

まとめ

製造現場における工程の「見える化」や情報共有を実現するうえで、「生産管理表」は非常に有効なツールです。Excelなどで手軽に作成・運用できることから、多くの現場で活用されています。スケジュールや進捗状況、担当者の情報などを整理することができ、納期順守や業務の効率化、コスト削減といった課題の改善に貢献します。

一方で、扱う情報が多岐にわたるようになると、Excelやスプレッドシートによる手動管理では限界を感じる場面もあります。リアルタイムな共有や業務全体の一貫性が求められる場合には、「生産管理システム」の導入がより効果的です。

生産管理システムを活用することで、工程の進捗状況に加え、調達や製造の手配、在庫、原価なども含めたモノづくり全体の情報を一元的に管理・共有することが可能になります。これにより、情報の分断を防ぎ、現場と管理部門の連携強化にもつながります。

大塚商会が提供する「生産革新ファミリー」は、多様な業態や生産形態に対応した製品ラインアップで、進捗管理から原価管理、他システムとの連携まで幅広く支援。属人化やリアルタイム共有の難しさといった課題の解消に貢献し、製造業の安定した生産体制の構築をサポートします。

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