ビジネスモデルの変化に対応する『SMILE V』に刷新

販売チャネルの変化に対応して、生産効率が上がるシステムを選定。倉庫管理のデジタル化も実現する

西日本ミシン販売株式会社 導入事例

卸売・小売業、飲食店1~100名製品の導入・活用支援営業・業務プロセス効率化

ミシンおよび関連製品を扱う西日本ミシン販売株式会社は、OSのサポート期限が迫っていた販売・会計システムなどを大塚商会の『SMILE V』シリーズに刷新。同時にアナログで処理していた倉庫管理や商品出荷業務のデジタル化も推進した。出荷ミスの削減や会計業務の効率化など、さまざまな効果が表れている。

  • 業務効率の向上
  • 生産性向上対策
  • BCP(事業継続計画)

西日本ミシン販売株式会社

導入先の概要

業種
ミシン販売
事業内容
ミシンおよび関連製品の卸、直接販売
従業員数
55名(2022年7月時点)
ホームページ
https://www.i-ozu.com/

導入の狙い

  • ビジネスモデルに合った基幹業務システムへの刷新
  • 倉庫管理・出荷業務のデジタル化
  • 会計業務の効率向上
  • 情報の一元管理とBCP対策

解決策

  • 基幹業務システムを『SMILE V』シリーズに刷新し、各種デジタルツールを連携させる
  • 拡張性の高い『SMILE V』と『おまかせIaas』で安定稼働

導入したメリット

導入システム

製品カテゴリー製品名・型番お問い合わせ
基幹業務システムSMILE V 販売/会計/人事給与お問い合わせ
開発ツールSMILE V Custom AP Builder(CAB)お問い合わせ
送り状・ラベル発行システム送り状名人-
入出荷検品システム検品支援名人お問い合わせ
統合型グループウェアeValue V ドキュメント管理お問い合わせ
 おまかせlaas-

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導入事例詳細

創業100年に向けて、地域No.1の優良企業を目指す

代表取締役社長 中村 充博氏

1933年創業の西日本ミシン販売株式会社は、ミシンおよび関連製品の卸売り、直接販売を主な事業とする会社だ。初代社長の中村 調義氏は17歳のとき、兄の手伝いでミシンの修理を始めた。戦後、出征先から戻るとドライバー1本を持って自転車に乗り、調子の悪い音を立てているミシンがある家を回っては修理を行ったという。その後、ミシンの販売も開始。戦後から昭和40年代にかけては家庭用ミシンの需要が急拡大し「売ればもうかる時代」となったが、メーカー直営店などとの競争も激化した。

そこで、全メーカーの製品を取り扱う日本初のミシン専門店を多店舗展開し、差別化を図った。大量仕入れによって安くミシンを販売する戦略は成功し、一時は北海道から九州まで全国に60店舗を展開した。しかし、大型家電量販店の台頭やインターネット通販の普及が急速な波となって押し寄せると、店舗販売という販売チャネルの見直しを決断する。

「現在は、インターネット通販と大型量販店向けの法人卸が販売チャネルの中心です。キャラクターもののオリジナルミシンなど、独自の商品を開発して市場に投入しています。創業100年となる2033年に向けて、お客様、取引先様に感謝の気持ちを表しながら、これからも地域No.1の優良企業を目指します」と代表取締役社長の中村 充博氏は話す。

OSのサポート期限が迫り、基幹業務システムの刷新を決定

取締役 商品部 部長 小野 陽一氏

時代の変化に合わせて、販売チャネルや販売方法を柔軟に変えてきたことが、同社が長く事業を継続・発展させ続けている理由でもある。

同社は販売チャネルがインターネット通販や法人卸に変化したことに合わせ、店舗販売向けに最適化されていた販売管理システムを見直したいと考えていた。

「店舗販売では1日の販売台数や出荷台数が限られているので、入力作業もそれほど多くありませんでした。しかし、インターネット販売や法人卸の場合は一度に数百台の注文が入ることもあるので、まとめて入力できるような業務効率の良いシステムへの入れ替えが必須でした。ビジネスの変化とともに、必要なシステムのあり方も大きく変わったのです」と語るのは、取締役で商品部 部長の小野 陽一氏だ。

管理部 部長 楠本 由信氏

そのころ、販売システム・会計システムのOSサポート期限が迫り、Windows 10への移行が避けられなくなったこともあり、2018年に基幹業務システムの全面刷新を決定した。

従来のシステムが老朽化によって機能不全に陥っていたことも、決断の大きな理由であった。

「印刷機能の不具合によって、クライアントから印刷を指示しても出力されない、印字にズレが生じるといったトラブルが日常的でした。ほかにも、新事業などで800商品ほど増やす場合には、800商品分の情報を全て手入力する必要があるなど、小売り向けに作られているシステムだったからこその手間があり、非常に効率が悪い状況でした」と振り返るのは、管理部 部長の楠本 由信氏だ。

プロならではの安心感を抱く

同社は複数のベンダーから提案を募り、最終的に大塚商会の『SMILE V』シリーズを選定した。コロナ禍の影響で実際の導入までには4年近くを要したが、2022年8月、基幹業務システムが『SMILE V 販売/会計/人事給与』に入れ替わった。

「大塚商会さんの、私たちが解決したい問題を理解し、適切な提案を行ってくれた点を評価しました。『他社ではこんな解決方法を採用しています』といった、豊富な経験に基づいた具体例を提示してくれることにも、頼もしさを感じました」(楠本氏)

元SEである楠本氏は、その経験から大塚商会の提案や対応にはプロならではの安心感を抱いたと言う。

アプリケーションの開発ツールも、採用の決め手に

『SMILE V 販売/会計/人事給与』の導入によって、旧システムで起きていたトラブルを解消し、無駄のない業務フローの再構築と情報共有を実現している

楠本氏は、大塚商会がオリジナルの帳票や新たな入力画面などを簡単に開発できる『SMILE V Custom AP Builder(CAB)』(以下、『CAB』)の導入を提案したことも評価していると言う。

「照会画面や請求書のレイアウト変更など、自分たちで作れるものは作れた方が時間と費用を削減できると考えました」と楠本氏。実際、楠本氏はこれまでに50種類以上の照会画面や帳票を自分の手で作成しているという。

管理部 システム管理 木下 徳美氏

「従来はエクセルで作っていた帳票を『CAB』で作成すれば、『SMILE V 販売/会計』で入力したデータをそのまま活用して取り込めます。『eValue V』(ドキュメント管理)も連携したので、電子帳簿保存法に対応する帳簿も効率良く作れて、安全な保管も可能になりました」と語るのは、管理部 システム管理の木下 徳美氏だ。

デジタルツールの活用で、年間の出荷ミスがゼロに

倉庫から出荷指示があった商品を集めるピッキングと伝票貼付、検品の様子。商品ごとに送り状を出力できるため、貼付ミス解消につながっている

同社は『SMILE V』シリーズに連携するさまざまなデジタルツールも導入している。まず、倉庫管理や商品出荷業務をデジタル化するため、ハンディターミナルのほか、送り状発行システム『送り状名人』と入出荷検品システム『検品支援名人』を導入した。従来は、出荷する商品が倉庫のどこにあるのかを歩いて探さなければならなかったが、これにより今は保管場所がすぐに分かるようになった。

「以前のシステムでは、販売システムから送り状をまとめて出力し、どの商品にどの送り状を貼るかを紙にメモをして作業していたのですが、これが出荷ミスの大きな原因になっていました。今は『送り状名人』で商品ごとに送り状が発行されますし、『検品支援名人』で照合も行えるので、年間の出荷ミスはゼロになりました」と楠本氏はその効果を語る。

このほか会計業務効率化のため、経費精算システム『楽楽精算』と勤怠管理システム『勤次郎』を連携させた。

管理部 経理・会計 部長 石井 めぐみ氏

「以前は社員の経費精算申請、承認者や経理の確認、システムへの入力など膨大な時間と手間が掛かっていました。システムを連携させたことで大幅な工程短縮が実現しました」と語るのは、管理部 経理・会計 部長の石井 めぐみ氏だ。

実績データの集計に要する時間も大幅に短縮

ミシンの修理・メンテナンスは本社で行っている。見た目が似ているミシンも写真付きで管理し、修理の進行状況はシステムで確認できるようになっている

『SMILE V』シリーズに変更したことで、同社各部門の業務効率は飛躍的に高まった。「受注入力はシステムにCSVデータを取り込むだけで良いので、法人卸やインターネット販売の大量受注にも効率良く対応できるようになりました」と楠本氏は評価する。「以前のシステムでは販売システムから会計システムにデータを連携する際に、異なった再計算をすることで金額の誤差が生じていたのですが、『SMILE V』シリーズではこれが解消され、とても助かっています」と石井氏も評価。

同社はミシンの修理やメンテナンスにも対応しているが、以前は修理の状況を確認する場合、電話で担当部署に確認するなどしていたという。今は修理するミシンが到着した時点で写真を撮り『SMILE V 販売』に登録をしており、写真を残すことでお客様が思い違いしている場合でも同梱物トラブルを防ぐことができ、修理の進行状況もシステムを通して共有されるため情報共有が加速した。

小野氏は、「今どのミシンが何台売れているのかという実績の集計も、以前は1週間かかっていたのですが、今は3日で済みます」と語る。基幹業務システムの刷新は、業務効率化だけでなく戦略策定や見直しのスピード化にもつながっているようだ。創業100年に向けて、西日本ミシン販売の挑戦は続く。

大塚商会担当者からのコメント

「ビジネスの変化に合わせて、よりよいシステムを提案します」

西日本ミシン販売株式会社様は、販売チャネルの変化に対応して、適切な基幹業務システムへの刷新を実現されました。これからも事業の方向性を捉え、変化に対応しながら、より良いソリューションを提案していきます。

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  • 印刷して上司への説明に
  • 印刷して稟議書に添付して
  • 印刷して会議資料に

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  • * 本事例中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞などは取材時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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