10月26日 本社ビルで「漆×SDGsワークショップ」を開催しました

2022年12月19日

大塚商会は本年より、社内向けの取り組みとして9月を「ボランティア月間」としています。社員らのSDGs理解を深め、また社会貢献活動やボランティア活動に積極的に取り組んでもらう啓発期間として、さまざまな取り組みを行っています。ボランティア月間の取り組みの一つとして、10月にもワークショップを開催しました。

本社ビルでワークショップを開催

10月26日(水)、漆の入門講座&お箸の正しい使い方とマナー講座と題して、本社ビルでワークショップを開催し、社員12名が参加しました。2021年にハートフル基金で支援をした、NPO法人ウルシネクストの協力で実現しました。

漆は塗料や接着剤の役割を持っており、古くから漆器や文化財建造物に使用されるなど日本の文化、芸術、建築、生活を支えてきました。しかし国内需要の大部分を海外からの輸入に頼る現在は、国宝や重要文化財の修復に必要な漆すら国内で確保できない危機的状況です。また、漆関連の仕事をする人の高齢化、後継者不足が進み、持続可能な状況でないことも問題となっています。

本ワークショップでは、漆の木の樹液から作られる天然素材である漆の魅力や歴史、漆文化を守っていくために行っているウルシネクストの活動について学びました。その他にも、輪島漆箸を使用してお箸の正しい使い方を実践したり、制限時間内に箸を使ってお椀からお椀へ何粒の豆を移すことができるかを競う「豆移しチャレンジ」を行ったりと、体験しながら漆や箸文化について学ぶことができました。

大塚商会ハートフル基金は、今後も社会的課題解決への取り組みを応援してまいります。

マナー講座の様子

「豆移しチャレンジ」の様子

NPO法人 ウルシネクスト