eValue V Air miniは、約30年進化し続けたトップシェア文書管理システムのeValueシリーズをより手軽に、そして安価にご利用いただくためのサービスです。もちろん電子帳簿保存法にも対応可能。
誰でも直感的に使えるシンプルな画面で、文書管理の初めの一歩をご支援します。
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「うちはオンラインストレージを利用しているから大丈夫」と思っていませんか?文書管理システムとの違いや、会社の重要な情報資産を守り抜くための賢い使い分け方を解説します。
これまでの記事を通じて、社内の書類をデータ化し、整理整頓することの重要性を感じていただけたかもしれません。その中で、多くの方が「うちはもうGoogle Drive(TM)や Dropbox(R)を使ってファイルを共有しているから、それで十分なのでは?」という疑問をお持ちになることでしょう。
これは、非常に的を射た考えです。実際にこれらのオンラインストレージはいまやビジネスに欠かせない、本当に便利な道具です。しかし、その手軽さ故に会社の重要な情報資産を管理するという点では、思わぬ落とし穴が潜んでいることも事実なのです。
今回は、オンラインストレージと文書管理システムの根本的な違いと、その賢い使い分けによって会社の業務がどれほど安全かつ効率的になるのかを、一歩踏み込んで解説していきます。「うちはオンラインストレージで満足している」という方にこそ、ぜひお読みいただきたい内容です。
この二つの違いを理解するために、一つの例え話をさせてください。
もしオンラインストレージが、皆さんが仕事をするための広くて使いやすい「作業机」だとしたら、文書管理システムは、完成して承認された書類を正式に保管するための鍵のかかる「公式な書庫」です。
皆さんは、作業机の上で資料を広げ、メモを書き、同僚と相談しながら仕事を進めますよね。そこは自由で、創造的な場所です。しかし、仕事が完了し、上司の承認を得た最終的な契約書や納品書をいつまでも机の上に放置しておくことはないはずです。きちんとファイルにとじて、誰もが「会社の公式な書類はここにある」と分かる、安全なキャビネットや書庫に保管するはずです。
データの管理も、これと全く同じなのです。
オンラインストレージの最大の得意技は、「手軽さと自由さ」です。リンクを送るだけでファイルを共有でき、複数人で同時に編集も可能。まさにまだ完成していない“作成途中の文書”(「仕掛文書」)をチームで意見を出し合いながら形にしていく、柔軟な共同作業の「場」として最高のパフォーマンスを発揮します。
しかし、その「自由さ」は、時として幾つかの課題を生み出します。
「A社様提案書_最終.docx」「A社様提案書_最終版_ver2.docx」「A社様提案書_(部長修正版).docx」……。このように似たようなファイルが乱立し、どれが本当に正しい最終版なのか、関係者全員が混乱してしまった経験はありませんか? いざお客様に提出する段階で、古いバージョンを送ってしまうといったミスは、会社の信用を大きく損ないます。
共有フォルダーであるが故に誰か1人が誤って重要なファイルを上書きしてしまったり、フォルダーごと削除してしまったりするリスクが常にあります。バックアップから復元するにも手間がかかり、その間、業務が完全にストップしてしまうことも少なくありません。
退職した社員のアカウントが共有フォルダーにアクセスできるまま放置されていたり、外部の協力会社との共有リンクがプロジェクト終了後も有効なままになっていたり……。悪意がなくとも、こうした管理の甘さが、重大な情報漏洩につながる危険性をはらんでいます。
これらは創造的な仕事を進めるための「作業机」が、整理されないままになっている状態といえます。便利ではあるものの、会社の公式な文書を永続的に安全に保管する場所としては、少し心もとないのです。
一方で、文書管理システムが得意なのは、「秩序とガバナンス(統治)」です。会社の公式な記録・資産となった「完成文書」を厳格なルールのもとで管理し、その価値を最大限に高めるための「仕組み」が豊富に備わっています。
文書管理システムでは、ファイルを上書きしても古いバージョンが消えることはありません。常に最新版が「正本」として表示され、必要であればいつでも過去の版に遡って確認・復元できます。「どれが最新版か分からない」という問題は、もはや起こり得ません。
ファイル名があやふやでも、あらかじめ設定した「取引先名」「日付」「書類の種類」といった属性(キーワード)で、必要な書類を瞬時に探し出せます。「確か、3年前にB社と結んだ契約書」といった探し方が、ピンポイントで可能になるのです。
「アルバイトのスタッフは閲覧のみ可能」「経理部のメンバーだけが請求書フォルダーを編集できる」といった、役職や部署に応じた細やかなアクセス権限の設定が簡単かつ確実に行えます。これにより内部からの意図しない情報漏洩リスクを根本から断ち切ります。
見積書の作成から、課長、部長へと承認されていく流れそのものをシステム化できます。誰の承認で止まっているのかが一目瞭然になり、書類を持って上司の席を回る必要もなくなります。会社の意思決定プロセス全体が、迅速かつ透明になります。
このように文書管理システムは、会社の「公式な書庫」として、最も重要な情報資産をただ保管するだけでなく、統制の取れた形で、会社の誰もが安全かつ効率的に活用できるようにする役割を担っているのです。
ここまでお読みいただき、もうお分かりいただけたかと思います。オンラインストレージと文書管理システムは、それぞれの得意な領域を理解し、「併用」することが、これからの賢い使い方なのです。
【作る・練る段階】は、自由な「作業机(オンラインストレージ)」で。
チームで自由にアイデアを出し合い、資料を共同編集し、スピーディーにドラフトを作成します。
【固めて、保管する段階】は、安全な「公式な書庫(文書管理システム)」で。
上司の承認を得た最終版のファイルを、正式な会社の資産として、厳格なルールのもとで保管・管理します。
この流れを徹底することで、日々の業務のスピード感や創造性は損なうことなく、会社の公式な資産は、安全な「書庫」にきちんと蓄積され、未来の経営判断に生かせるようになります。もし今、あなたの会社で「オンラインストレージのフォルダー管理が限界だ……」と感じているのであれば、それは会社の成長に伴い、立派な「公式な書庫」が必要になった証拠です。
とはいえ、いきなり高機能なシステムを導入するのはハードルが高い、と感じられるかもしれません。
大塚商会がご提供する「eValue V Air mini」は、まさにそうした経営者様の「第一歩」を力強くサポートするためにあります。文書管理に本当に必要な「書類の取り込み」「属性(キーワード)での検索」「安全な保管」といった基本機能に絞り込むことで、驚くほど手軽に「公式な書庫」の運用をスタートできます。
まずは、あなたの会社の「作業机」の隣に、信頼できる最初の「書庫」を設置することから始めてみませんか。あなたの会社の「宝物」を未来に生かすために、大塚商会が全力でサポートします。
eValue V Air miniは、約30年進化し続けたトップシェア文書管理システムのeValueシリーズをより手軽に、そして安価にご利用いただくためのサービスです。もちろん電子帳簿保存法にも対応可能。
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