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Adobe Photoshop Lightroom によるデジタル現像
(風景・物品編)

プロカメラマンが実際に行っている現像のテクニックを紹介

Lightroomを使った「風景」「物品」写真のデジタル現像作業を紹介します。プロのテクニックでどのようなイメージに仕上がっていくか、ぜひご覧ください。

Adobe Photoshop Lightroom によるデジタル現像(風景・物品編)

本動画は音声オンで再生されます。音量は、動画プレーヤー画面の下部にあるスピーカーアイコンで調整可能です。[動画再生時間:9分11秒]

この動画の内容をテキストでご紹介

葉っぱ

葉っぱに寄って撮影した画像です。逆光で葉が透けているので、ここを印象的に仕上げていきたいと思います。まず「コントラスト」をグッと上げます。そして全体を見ながら明るい葉の印象が薄れない程度で「露光量」を絞ってみます。「シャドウ」を落とすことで、明るい葉をさらに「表に出していく」効果を与えます。

彩度で「グリーン」を上げていきます。「輝度」をわずかに絞ると印象が深まります。明るいところを少し暗くするには、「適用量」を大きく落とし、「ぼかし」などで処理をしてから「適用量」を少し戻すと便利です。最終的にもう一度、葉の部分の明るさを「露光量」で整えます。これで完成です。

海と、天使のハシゴ

海の写真です。思ったような天気にならなかったものの、面白い光が差したので押さえた一枚です。ここから、自分のイメージする画像作りをしてみます。

まず、「プロファイル」をLandscape(風景)に変更します。そこから「色温度」を調節して青色を出していきます。次に「露光量」。ごくわずかに下げてみました。「コントラスト」は少し上げ、色味の差をはっきり出します。

「彩度」は上げ、一つ上の「自然な彩度」より強めます。「明瞭度」も少し上げてメリハリ感を出しました。各色の色の出方も、HSLパネルの「彩度」「輝度」で調整しましょう。差し込む光のオレンジ部分について「彩度」を上げ、海の部分がギリギリつぶれないよう青も強めていきます。

空が明るくなりすぎてきました。まず、空だけを「段階フィルター」で効果の及ぶ対象にします。この状態で「露光量」を調整することで空の色だけを変化させることができます。最後にもう一度明るさと色を全体的に整えます。これで完成です。

パスタ

メニューのイメージ撮り写真も現像してみましょう。

まずはスパゲティの質感を表現するため、「露光量」で明るさを調整します。暗いとおいしそうには見えにくいものです。「ハイライト」も少し抑え、タマゴの白身の飛びが気になるので「白レベル」を下げておきます。シャドウはちょっと強めて、立体感を付けました。黒がだらけて見える場合は、黒レベルも締めてみましょう。

次に、麺(めん)にツヤを出すため、オレンジの「彩度」そして「輝度」を調整します。色の印象がきつく見えすぎると感じたら、コントラストをわずかに落とすと落ち着きが出ます。これで完成です。

プロクリエイターに聞く「Adobe Lightroom CC」

動画でプロのテクニックを確認する

コラム

川上卓也氏(著者)ご紹介

東京工芸大学工学部(旧 東京写真大学)卒業。写真家 伏見行介氏に師事(現MASH)。有限会社メディアートを経て独立。ビースタジオとして個人で活動し、コマーシャル、雑誌、企業案内を中心に撮影。カメラレビューなどの執筆も行っている。最近は、写真に触れてもらう機会を増やす活動として、NHKカルチャースクールなどで講座も開いている。近著には「Photoshop Lightroom CCで極める! プロの現像テクニックに学ぶ作品づくり(マイナビ出版)」「クリップオンストロボの実践ライティング(玄光社MOOK)」「マイクロフォーサーズレンズ完全ガイド(玄光社MOOK)」など多数。

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