「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。
LEDの直列接続
LEDチップを直列で接続すると、必要な電圧はLEDチップの個数分だけ増えていきます。複数のLEDチップを使用するときは、電源電圧から直列接続するLEDチップの個数を決め、それに合う抵抗器をつないだ回路を複数用意して、並列接続するとよいでしょう。
LEDの直列回路の接続
複数のLEDチップを使ってLEDランプを作成するとき、特に注意が必要なのはLEDのつなぎ方です。LEDチップを直列で接続すると、必要な電圧はLEDチップの個数分だけ増えていきます。
例えば、自動車で一般的な12Vバッテリーを電源として考えたとき、3.2Vの白色LEDを点灯させるには、3.2V×3=9.6V、つまり3個のLEDチップしか直列で接続できません。また、直列接続したLEDチップには、必ず抵抗器を挿入します。このときの抵抗値は、LEDチップ3個分で計算します。例えば、LEDの電流が20mA(0.02A)ならば、(12-9.6)÷0.02=120Ωの抵抗器を接続します。
3個以上のLEDチップを用いたLEDランプを作成するには、並列で接続します。ただし、抵抗器を共有し、LEDチップだけを並列接続してはいけません。電源電流は均等に分流されるわけではなく、どちらか一方に多く、もう一方に少なく流れるというばらつきが発生するからです。電流にばらつきがあると、どちらか一方のLEDチップが明るく、もう一方のLEDチップが暗く点灯することになります。
複数のLEDチップを使用したLEDランプを作成するときは、電源電圧から直列接続するLEDチップの個数を決め、それに合致した抵抗値の抵抗器をつないだ回路をワンセットとします。そのセットを複数用意して、並列接続するようにしましょう。
(C) nobudget LED 研究会 2014.10.03
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