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工事不要LED照明

LED照明を導入する際、従来の照明器具を交換する電気工事が必要であり、手間や費用がかかることが課題でした。一方、「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意され、一般の蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。このような状況下で、近年注目を集めているのが「工事不要LED照明」です。

読み方:こうじふようえるいーでぃーしょうめい

工事不要LED照明とは?

工事不要LED照明とは、電気工事なしで簡単に設置できるLED照明器具のことです。従来の照明器具と同様、ソケットに差し込むだけで使用でき、配線や工具は不要です。

工事不要LED照明のメリットは、購入してすぐに使用できるという手軽さにあります。賃貸住宅やオフィスなど、電気工事が難しい場所でも手軽にLED照明を導入できます。また、LEDは省エネ効果が高く、シーリングライト、ペンダントライト、ダウンライトなど、インテリアに合わせて自由に選べるというメリットもあります。

工事不要LED照明の注意点

工事不要LED照明は、手軽に設置できる反面、注意すべき点もあります。まず、工事必須のLED照明と比較して消費電力が大きくなる可能性があります。例えば、工事不要のLED蛍光灯では、旧来の蛍光灯用照明器具を使用するため、電流が安定器とLED用の直流整流器の2つを通過して供給され、電気は二重に整流されることになります。このことからLED照明専用の器具では不要な、蛍光灯用の整流回路を通過してから照明に電気が供給されるため、ロスが生じてしまうのです。

また、LEDの寿命は約10年ですが、それを取り付ける土台となる安定器の寿命は約5年と短いため、安定器が故障した場合は交換修理が必要になります。しかし、安定器の生産は終了しているため、安定器の交換修理には手間や費用がかかります。工事不要のLED照明を選ぶよりも、まず安定器の配線変更の工事を行った方がよい場合もあります。また、10年以上経過した安定器に新しいLEDを取り付けると、チラツキが発生することがあり、LED自体の寿命が短くなる可能性もあります。

さらに、火災の原因となる可能性も無視できません。LED電球のヒートシンク(ひだ)は放熱の役割を担っていますが、高温になることがあります。照明器具や電球が布や紙などの可燃物に触れたり、放熱が妨げられたりするような状態で使用すると、火災の原因となることがあります。照明器具や電球を布や紙などで覆ったり、近くに燃えやすいものを置いたりしないように注意が必要です。また、照明器具の重量やサイズによっては、天井や壁の強度が不足している場合、落下する危険性があります。設置場所の強度を確認してから設置するようにしましょう。

(C) nobudget LED研究会 2024.10.15 初版

いま知っておきたい「蛍光灯の2027年問題」に関する情報はこちらから

「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。

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