「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。
LEDリップル率
LEDリップル率(リプル率)とは、LED照明の明るさが時間とともにどれだけ変動するかを示す指標です。長時間照明を使用するオフィスや学校などでは、低いリップル率の照明を選ぶことが重要です。
読み方:えるいーでぃー りっぷるりつ(りぷるりつ)
英語正式表記:LED ripple rate
リップル率とは?
LEDリップル率とは、LED照明の明るさが時間とともにどれだけ変動するかを示す指標です。照明機器に流れる電流値の平均値を分母、電流値の変化を分子として計算します。LEDは、交流電源を直流に変換して動作しますが、この変換過程でわずかな明るさの変動(ちらつき)が生じることがあります。この明るさの変動の割合をリップル率と呼び、一般的にはパーセント(%)で表します。
なぜリップル率が重要なのか?
高いリップル率を持つ照明は、ちらつきが目に見えやすく、目の疲れや頭痛、集中力低下などを引き起こす可能性があります。特に、長時間照明を使用するオフィスや学校などでは、低いリップル率の照明を選ぶことが重要です。また一部のカメラやビデオカメラでは、高いリップル率の照明下で撮影すると、映像に縞模様やちらつきが生じる「ストロボ効果」が発生することがあります。
リップル率の目安
一般的に、リップル率が低いほど、ちらつきが少なく、目に優しい照明と言えます。日本照明工業会は、リップル率は1.3を超えてはならないとしています。リップル率は、製品仕様書で確認するか、専用の測定器を使用することで測定できます。
照明器具に内蔵されている電源回路の品質が、リップル率に大きく影響するため、高品質な電源回路を採用した照明器具を選ぶようにしましょう。また、一部の調光方式ではリップル率が高くなる場合があるため、調光機能を使用する場合はリップル率への影響も考慮するとよいでしょう。
(C) nobudget LED研究会 2024.10.15 初版
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