政府の省エネ推進や国際条約である「水俣条約」。大手照明メーカーの蛍光灯器具や水銀灯の生産終了の発表などにより、2020年を節目に照明の環境が変わりました。まずは何が起きるのかを知り、早めに対策することをおすすめします。
LEDのハイフラ
LEDのハイフラとは、昨今ブームとなっているウィンカーバルブのLED化において車のオーナーを悩ませているテーマです。その対策としては、ハイフラ防止抵抗を後付けするか、ウィンカーリレーの交換で対処します。
質問:LEDのハイフラとは何ですか?
回答:ウィンカーをLEDに換装した際に発生するハイフラッシャー現象のことです。
近年、車のウィンカー(ターンシグナルランプ)を純正のバルブ(電球)からLEDバルブに交換するライトチューン(改造)が静かなブームになっています。消費電力の大きいバルブからLEDバルブに交換すると、通常の点滅状態と異なったせわしなく点滅する現象が発生します。この状態をハイフラッシャー(略して、ハイフラ)といいます。
ハイフラ防止のための二つの方法
通常のウィンカーバルブは21W程度あり、12Vの電圧であれば1.75Aの電流が流れますが、LEDバルブの場合は0.3W程度なので、電流は0.025Aしか流れません。電流が極端に少なくなるため球切れしたとリレーが判断しハイフラになってしまうわけです。この現象を回避するためには、LEDバルブと並列にメタルグリッド抵抗などのハイフラ防止抵抗を取り付けるか、消費電力に関係なく一定の回数で点滅するICウィンカーリレーに交換するかのどちらかの対策が必要となります。
ハイフラ対策製品のメリット・デメリット
ハイフラ防止抵抗は価格も安く、比較的配線作業も手軽なのがメリットですが、抵抗本体が200℃~300℃程度まで過熱するため安全な取り付け場所を十分に考慮しなければならないほか、ウィンカーがある前後・左右の4カ所に取り付ける手間や、抵抗(熱)によってLED化した消費電力削減効果が帳消しなってしまうデメリットがあります。
その点、ICウィンカーリレーは発熱の心配もなく安全で、消費電力も少ないのが利点ですが、価格が高価で、メーカーや車両の年式によっては取り付けられないケースがあり、配線作業に知識が必要な上に手間がかかるのが難点です。事前にリレーの端子数などが自分の愛車に対応しているか調べることが肝心です。
(C) nobudget LED 研究会 2014.10.03
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