法人向けLED照明の選び方や価格のご相談など、分かりやすくお答えします。

LED電球がつかない・点灯しない

光がつかない、点灯しないという原因の多くは、LEDが切れるからではなく、LEDに電気を供給する際に発生する熱で、内部電源回路の電子部品が故障することにあります。LED照明の構造や設置場所に応じて正しく使うことが重要です。

質問:LED電球がつかない・点灯しなくなった。長寿命のはずがなぜ?

回答:LED電球・LED照明は長寿命ですが、熱が原因による故障もあります。

LED照明の大きなメリットの一つは長寿命です。しかし、「2~3年でLED電球が点灯しなくなった」、「浴室のLED電球がつかない」などのケースもあります。その故障の多くは内部や外部からの熱が要因であることが考えられます。

LED電球が切れる原因の多くは電源部の故障にあり

白熱電球はタングステンフィラメントに電気を通すことで熱を光に変換する原理を利用していますが、LED照明には熱を発するフィラメントは存在しません。「発光ダイオード」と呼ばれる半導体と入出力のための電極が、透明な樹脂で覆われている構造になっており、通電することで「+」と「-」が衝突し半導体の接合面が発光します。

また、LED電球やLED蛍光ランプは、発光するLED素子と電気を供給するための電源部で構成されています。LED素子自体は熱の影響を受けにくいものの、電源部にはコンデンサーという電子部品が使われており、それが熱に弱いのです。つまり、LED電球が点灯しない・つかないという原因の多くは、LED部が壊れる・切れるのではなく、電源部が熱によって故障してしまうことにあります。

LED照明は直流電気で光るため、家庭用の交流電源を直流に変換するための変換回路が内部に組み込まれていますが、交流から直流に変換する際に熱が発生します。金属のヒダのような放熱フィンが取り付けられているのは、内部の熱を空気中に放出するためなのです(放熱フィンがない製品もあります)。

取り付ける場所によって異なる規格のLED照明

放熱する設計がされていても、照明器具全体が密閉されるようなカバーやLED電球を覆うようなランプシェードなど、照明器具のデザインによってLEDの熱が放出されにくかったり、長時間点灯しつづけることで熱がこもったりする場合、LED照明の電源回路が劣化し、寿命が著しく短くなるケースもあります。

また、天井埋め込み式ダウンライトにLED電球を使用する際も注意が必要です。天井には省エネや防音などのために断熱材を敷き詰めていることがあるため、LED電球の周囲に熱がたまり寿命が短くなる可能性が高まります。その場合は「断熱材施工器具対応」のLED電球を選ぶようにしましょう。パッケージに「SG」「SB」「SGI」などのマークがある製品は断熱材施工器具対応です。さらに、浴室の照明器具などは水や蒸気が入り込まないよう密閉型のカバーになっており、それも熱をこもらせる原因となります。浴室には密閉器具対応製品か防湿器具対応の製品を選ぶとよいでしょう。

(C) nobudget LED 研究会 2014.10.03

LED ワンポイント用語 関連情報

もしもに備えてしっかり保証

大塚商会のLED照明は、万が一の時も安心できる充実の保証です。最長5年の保証期間内に生じた不具合による製品無償交換はもちろんのこと、その際の交換取り付け作業も無償でご対応します。

安心・充実のLED照明 最長5年保証

あわせて読みたい! ワンポイント用語

いま知っておきたい「蛍光灯の2027年問題」に関する情報はこちらから

「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。

蛍光灯の2027年問題

無駄な点灯時間の削減にも取り組みませんか?

無線スイッチなら、小まめな消灯を簡単に行えます

照明コストは「電力消費×点灯時間」で成り立っています。LED化すれば省電力になり、無線スイッチを組み合わせると不要な点灯を防止できます。ぜひ、ダブル削減をご検討ください。

LED照明の無駄遣い発見/制御(BEMS/電力「見える化・見せる化」)

LED照明に関連する資料を無料でダウンロード

具体的な補助金・助成金に関する資料から、楽しい読み物までLED導入に役立つ資料を幅広くそろえました。ぜひご覧ください。

LED関連資料をまとめました【照明で働き方改革】

総務の方必見!「コスト」と「手間」をダブルで削減する方法

LED照明のほかにも、コスト削減の方法はまだまだあります!

面倒な「手間」を減らして「コスト」も削減できる、総務の皆さんが得するとっておきのダブル削減方法をご紹介します。

総務の方必見! オフィスのコスト×手間 ダブル削減

LED照明の導入事例をご紹介

ナビゲーションメニュー