「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。
CISPR15:電気照明
CISPR15は、国際電気標準会議(IEC)の国際無線障害特別委員会(CISPR)が策定した、電気照明器具から発生する電磁妨害波に関する国際規格です。この規格は、電波環境を守り、快適な生活を維持するために重要です。
読み方:しすぷる‐じゅうご
英語正式表記:CISPR15
CISPR15とは?
CISPR15は、国際電気標準会議(IEC)の国際無線障害特別委員会(CISPR)が策定した、電気照明器具から発生する電磁妨害波に関する国際規格です。照明器具も電磁ノイズを出す可能性があり、それがラジオやテレビ、無線通信などに悪影響を及ぼすことがあります。照明器具を設計・製造するメーカーは、照明器具から発生するノイズを許容範囲内に抑え、他の機器との共存を可能にするためCISPR15の要求事項を満たす必要があります。
なぜCISPR15が重要なのか?
現代社会においてはさまざまな無線通信技術が利用されています。CISPR15は、電波環境を保護し、快適な生活を維持するために重要です。また、CISPR15に適合した照明器具はノイズに関する信頼性が高く、製品品質向上やユーザーからの信頼獲得にもつながります。さらに、国際規格であるため、適合製品は世界各国で販売可能となり、メーカーにとってビジネスチャンス拡大にもつながります。
照明業界やユーザーの対応
CISPR15では、照明器具の種類や用途に応じて、ノイズの許容値や測定方法が細かく規定しています。例えば、家庭用照明、オフィス照明、街路灯など、それぞれの照明器具に対して、適切なノイズレベルが設定されています。また、測定方法についても、周波数帯域、測定距離、測定環境などが具体的に定められています。メーカーは製品開発段階からノイズ対策を行い、適合試験を実施する必要がありますし、販売業者もCISPR15に関する基本知識を持ち、顧客対応や適合証明書確認を行わなくてはなりません。また一般ユーザーも、特に電磁ノイズに敏感な環境では、CISPR15適合製品を選ぶことが大切です。特に、病院や研究施設など、電磁ノイズに敏感な環境で使用する場合には注意が必要です。
CISPR15は照明器具と他の電気機器の共存を可能にする重要な国際規格であり、電磁ノイズの影響を抑えることで、快適で安全な社会生活を維持します。照明業界に関わる全ての人がこの規格を理解し、適切に対応することが求められます。
(C) nobudget LED研究会 2024.10.15 初版
いま知っておきたい「蛍光灯の2027年問題」に関する情報はこちらから

無駄な点灯時間の削減にも取り組みませんか?
無線スイッチなら、小まめな消灯を簡単に行えます
照明コストは「電力消費×点灯時間」で成り立っています。LED化すれば省電力になり、無線スイッチを組み合わせると不要な点灯を防止できます。ぜひ、ダブル削減をご検討ください。
LED照明に関連する資料を無料でダウンロード

具体的な補助金・助成金に関する資料から、楽しい読み物までLED導入に役立つ資料を幅広くそろえました。ぜひご覧ください。
総務の方必見!「コスト」と「手間」をダブルで削減する方法
LED照明のほかにも、コスト削減の方法はまだまだあります!
面倒な「手間」を減らして「コスト」も削減できる、総務の皆さんが得するとっておきのダブル削減方法をご紹介します。

LED照明の導入事例をご紹介

ナビゲーションメニュー