LEDボール電球

LEDボール電球とは

光源にLED（Light Emitting Diode：発光ダイオード）を用いた電球の一種で、文字通りボール球型の丸い形をしたLED電球です。発光部の外側はガラス球などの球形のカバーで覆われており、外観が美しいだけでなく、球形カバーを通して光が輝いて見えることなどから、装飾用のLED照明として商業店舗やホテル、オフィスなどで幅広く利用されています。

LEDボール電球は、主に、球形カバーをシリカ粉などで塗装したホワイトタイプと、何も塗装していないクリアタイプの2種類があります。また、調光が可能な製品と調光ができない製品がありますので、装着する器具がどちらに対応しているかを確認した上で正しい製品を選択する必要があります。光色も、電球色、昼白色、昼光色などがあり、ボールの大きさも小さいものから大きいものまでさまざまな製品が提供されています。

とりわけ、装飾用のボール電球については、照らし出される色をより自然光のそれに近づける高い演色性が求められるため、最近まで、主に白熱電球が使用されていました。しかし、フィラメントを加熱して発光させる白熱電球に比べて、原理的に電気を直接光に変えるLED電球の方が、エネルギー効率が格段に高く、寿命もはるかに長いこと、また、LED電球の演色性も向上してきていることなどから、白熱電球に代わってLED電球が使われるようになりつつあります。経済産業省が省エネの観点から白熱電球の製造・販売の中止を業界に求めていることも移行を促進する力になっています。

(C) nobudget LED 研究会 2014.8.18

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