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LEDシーリングライト

LEDシーリングライトは、天井に直接取り付けて設置するLED照明器具のことです。あらかじめ天井に設置された「引掛シーリング」や「ローゼット」といったコンセントに取り付けて使います。多くのLEDシーリングライトは、室内を少しでも広く使えるよう薄型に設計されています。

読み方：えるいーでぃーしーりんぐらいと
英語正式表記：LED ceiling light

LEDシーリングライトとは

LEDシーリングライトとは、天井に設けられた固定機能を兼ねるコンセントに直接取り付けて使うLED照明器具のことです。シーリングは英語で天井という意味です。シーリングライト用のコンセントには、「引掛シーリング」や「ローゼット」などがあり、LEDシーリングライトも蛍光灯や白熱灯を使ったシーリングライトと同じく、このコンセントを使うようになっています。

LEDシーリングライトの特徴

LEDシーリングライトは、蛍光灯や白熱灯のシーリングライトと同じように、あらかじめ天井に設置された「引掛シーリング」や「ローゼット」といったコンセントに取り付けて使うLED照明器具です。蛍光灯や白熱灯のシーリングライトでは蛍光管や電球を交換する必要がありますが、LEDは長寿命であることから発光素子を交換する必要がなく、交換できるようには作られていません。

「引掛シーリング」や「ローゼット」は、電源を供給するだけでなく、シーリングライトを天井に固定する機能も兼ねたコンセントです。そのコンセントの形状には数種類ありますが、シーリングライトにはアダプターを付属するなどして複数種のコンセントに対応した製品も多く、互換性で悩む可能性はあまりありません。シーリングライトの電源は壁に埋め込まれたスイッチでON/OFFするほか、多くの製品は付属リモコンで明るさや色味を変化させることができるようになっており、さらには内蔵の環境光センサーにより自動で調光するものもあります。

LED蛍光灯やLED電球との違い

LEDシーリングライトはLED専用の設計となっており、蛍光灯や白熱灯のシーリングライトと違って発光部が小さく、また長寿命で交換不要なことから、寸法や形状の自由度が高いのが特徴です。多くの製品は、室内を少しでも広々と使えるよう薄型に設計されています。LEDならではの発熱の小ささもあり、天井にほとんど密着するような形状のものが中心です。

シーリングライトの光源をLEDに切り替えるには、白熱灯用のシーリングライトにLED電球を組み合わせる、蛍光灯用のシーリングライトにLED蛍光灯を組み合わせる、といった方法も考えられます。しかし、蛍光灯や白熱灯のシーリングライトでは、周辺回路や放熱、反射板／拡散板なども含めて蛍光管や白熱電球に合わせた設計となっているため、必ずしもLED蛍光灯やLED電球が適合するとは限りません。これに対しLEDシーリングライトでは、一体型の照明器具として、LEDの持つさまざまな特性を生かした製品になっています。

LEDならではの特長

LED照明器具に共通する、長寿命、高効率、低発熱といった特長は、LEDシーリングライトにも同様に備わっています。紫外線も発しないので蛍光灯より虫が寄りつきにくいといったメリットもあります。

LEDシーリングライトの多くが備えている調光機能も、ある意味でLEDらしい機能といえます。それまで、明るさを自由に変えることができたのは、効率が低く発熱の大きい白熱灯を使った照明器具だけでした。蛍光灯では明るさの調整が困難で、発光させる蛍光管の数を増減させることで100％点灯や50％点灯といった切り替えを行っていました。LEDシーリングライトの登場により、高効率で低発熱、かつ明るさ調整可能という、多くのメリットを兼ね備えることができたのです。