帳票に記載されている項目名称を、検索キーワードとして指定する。
指定したキーワードに対して値を検索する方法を選択する。
OCR帳票設計の方法
AnyForm OCRで帳票の作成が簡単に
取引先帳票対応OCRソフト「AnyForm OCR」を活用することで、帳票の作成を自動化できます。ここでは、「AnyForm OCR」を使った帳票設計の方法をご紹介します。
3種類のOCR帳票化設計
AnyForm OCRは「キーワード指定方式」や「座標指定方式」に加え、新たに「自律型OCR」を搭載。それぞれ設定方法や読み取りやすい帳票の種類が異なるため、使い分けることでより正確な帳票を作成できます。
- 自律型OCR
- OCR項目や読み取り設定がチューニングされた帳票モデルを利用する方法。
- キーワードOCR設定
(キーワード指定方式) - 帳票設計不要でOCR処理したい項目名称をキーワードとして登録する方法。
- OCR帳票設計
(座標指定方式) - OCR処理したい項目のエリア(座標)を指定して、OCR帳票を設計する方法。
自律型OCR
AnyForm OCRの帳票設計方法の一つである「キーワード指定方式」を進化させた新技術です。帳票の種類ごとに、OCRに必要な項目や読み取り方法などがプレインストールされており、すぐにご利用いただけます。
また、従来OCRに必要であった項目定義やOCR帳票設計などが不要のため、OCRに関して専任の技術担当者がいなくてもご利用可能です。
- * OCR項目や読み取り設定を個別追加することはできません。
読取項目/文字認識結果
CSV出力例
オーダーNo. | 社名 | 商品コード | 数量 | 納期 |
---|---|---|---|---|
9876 | 株式会社大久保コーポレーション | KJHERW-4578 | 55 | 3/31 |
9876 | 株式会社大久保コーポレーション | KJQWAS-6789 | 12 | 3/31 |
対応帳票サンプル
キーワードOCR設定(キーワード指定方式)
従来、OCRに必要であったOCR帳票の設計をせずに利用することが可能です。さまざまな帳票に活用でき、大量の帳票を素早くデータ化できます。
OCR帳票の設計が不要
帳票画像ファイルの中から、事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得します。
従来OCRの仕組みとは全く異なり、レイアウトに依存しないため、さまざまな帳票にご活用いただけます。また、帳票モデルの定義は不要でだれでも簡単に設定でき、独自技術のエンジンで明細行にも対応しています。
キーワードOCR設定の流れ
検索キーワード・検索方法
OCR設定
文字種や認識支援エンジンの選択など取得する値を設定する。
キーワード選択
事前登録したキーワードの内、値を取得したい項目名称を登録。
シミュレーション
キーワード登録、OCR設定の精度をシミュレーションする。
OCR帳票設計(座標指定方式)
非定型帳票のイメージファイルに対して、OCR項目を設定することが可能です。OCR項目をマウスでドラッグし、必要項目を選択するだけでかんたんに作成できます。
1.帳票レイアウト自動認識
取引先帳票(既存帳票)をスキャナーで読み取りイメージファイルにします。イメージファイルを AnyForm OCR デザイナーで取り込むことで帳票レイアウトを自動認識します。
2.OCR項目設定
OCR項目を選択し、読み取るエリアをマウスで指定します。ノンプログラミングで設計できるため、だれでも操作可能です。
OCR処理する項目に対して文字種の設定を行います。
文字種を指定することで文字認識精度が向上します。
- * 【フィルタ】数字のカンマ区切りや日付の桁数などを指定
- * 【OCR指示】全角/半角やフォントの飾り文字などを指定
ナビゲーションメニュー