「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。
LEDレンズ
LEDレンズとは、LEDの光を集光・拡散するための照明用レンズです。レンズを使ってLED素子が発光する光を効率的に拡散したり、集光したりすることによって、面照明やライン照明、スポット照明やビーム光など、さまざまな用途のLED照明を可能にします。
読み方:えるいーでぃーれんず
英語正式表記:LED lens
LEDレンズとは
LEDレンズとは、LEDの光を集光・拡散するための照明用レンズです。LEDチップは、一般的に平らな基板上にLED素子を組み込んだ構造になっており、光はLED素子が置かれた前方だけに照射されます。そのため、そのままではLED照明の多様な要求を満たすことはできません。レンズを使ってLED素子が発光する光を拡散したり、集光したりすることによって、家庭用のLED電球やシーリングライト、LED懐中電灯やパワーライトなどさまざまなLED照明を可能にします。
一般的にLED電球では、LED素子が発した光を、特殊なレンズを通して拡散することによって、電球面全体をムラなく均一に発光させ、電球の側面や裏側まで光を回すことが可能になっています。また、複数のLEDチップと拡散シートを使用することによって、LEDの光を効率的に拡散することによって、ムラのない均一な光を発する面照明やライン照明を実現することも可能です。
また、照明用レンズとリフレクター(反射鏡)を組み合わせることによって、特定の対象物に光を集中させるスポット照明やビーム光などを実現することもできます。レンズとリフレクターを適切に調整することにより、フォーカスを絞った長距離ビームから広角ビームまで切り替えて使用することも可能です。
さらに、特殊光学レンズを使って、広い射出面から面発光できるLED照明用拡散レンズも登場しています。これにより、拡散シートを用いた従来の面照明装置に比べて、使用するLEDチップの数を大幅に削減することが可能になります。
(C) nobudget LED 研究会 2024.10.18
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