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LEDパネルライト

LEDパネルライトは、主に内照式の看板のベースとして用いられるLEDを光源に用いた発光パネルです。LEDパネルライトには、形、大きさ、明るさ、設置場所や電源、看板素材の装着方法など、多様なニーズに合わせたさまざまな製品があります。

読み方：えるいーでぃーぱねるらいと
英語正式表記：LED panel light

LEDパネルライトとは

LEDパネルライト・LEDライトパネルは、LEDを光源に用いた発光パネルのことです。主に内照式の看板のベースとして用いられます。また、似たものとして、紙やフィルムなどを透過させて見るための台として用いるLEDライトボックスがあります。

LEDパネルライト・LEDライトパネルは、多数のLED素子を平面に並べ、それを拡散板で覆った構造のものが一般的です。縁の部分にLED素子を並べ、導光板で平面を光らせるようにしたエッジライト式のものもあります。ライトパネルやパネルライトには蛍光灯を用いたものもありますが、LEDではより薄くでき、消費電力も抑えられ、発熱も小さいといった利点があります。また、蛍光灯より寿命が長いことからメンテナンスの手間も抑えられるほか、蛍光灯では劣化すると光がムラになりがちなのに対しLEDを使うことでは長期間にわたって均一な発光を維持しやすいといった特徴もあります。

LEDパネルライトの種類

看板用のLEDパネルライトには、形や大きさ、明るさはもちろん、設置場所や電源、看板素材の装着方法など、多様なニーズに合わせて多数の製品がラインアップされています。メーカーによってはカスタムオーダーも受け付けています。

LEDパネルライトの設置場所による違いで、屋外で使うための防水型や、壁に固定するもの、つり下げるもの、スタンドで自立するものなどがあります。スタンド型には両面が光るタイプもあります。電源には専用のACアダプターを使うことが一般的ですが、アダプター不要の電源内蔵型や、充電式のものもあります。そのほか、リモコンが付属して調光できるLEDパネルライトもあります。設置場所の雰囲気に合うよう、発光部以外のデザインにもバリエーションがあります。特に額縁となる部分は重要で、アルミの銀色、白や黒に塗装したもの、木目調のパターンを施したもの、また透明アクリルで前面をカバーするものなどがあり、額縁部分にもイルミネーションを施したLEDパネルライトもあります。

LEDパネルライトの看板素材

LEDパネルライトの看板素材としては、蛍光灯パネルライトの場合と同じく、主に光を拡散するフィルム（バックライトフィルム）が用いられます。インクジェットプリンターで印刷したものをLEDパネルライトに装着するのが一般的です。

看板素材は、額縁部分を開いて挟み込むように取り付けるものが主流です。大きなものは業者にデータを渡して大判インクジェットプリンターで印刷しますが、A4程度の小型のものなら家庭やオフィスで使う通常のインクジェットプリンターでも印刷できるものもあります。もちろん、ほかの看板素材などと同様、業者に委託してデザインしてもらう場合も少なくありません。

LEDライトボックス

LEDパネルライトに似た製品として、写真やイラストなどの制作現場で使うLEDライトボックスがあります。フィルムや紙を透過させ、細部をチェックしたり、トレースしたりするなどの用途で使われます。

最近では撮影にも作画にもデジタルが取り入れられ利用機会が少なくなってきましたが、アナログでの制作にはライトボックスが重要な役割を担っています。かつてのライトボックスは蛍光灯が使われており厚みがありましたが、LEDを採用することで薄型化が可能になり、また省電力・低発熱といったメリットも得られるようになりました。