「水銀に関する水俣条約」において、蛍光灯の製造と輸出入を2027年末までに禁止することが合意されました。蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されます。他社のLED照明も樹脂・鋼材などの材料価格の高騰で値上げが予想されます。こうしたことから早めのLED照明導入をおすすめします。
LEDの用途
LEDは表示用として活用されることが主でしたが、白色LEDが開発され一般照明用の製品化が進んでいきました。
読み方:えるいーでぃーのようと
LEDの用途について
1990年代に青色に続き、白色LED光源が開発され、LEDの用途は一気に広がりました。それまでは表示用の明かりとして活用されることが主でしたが、白色LEDの開発により一般照明用に製品化が進みました。低電力で駆動するカラーディスプレイの開発にも大きく貢献し、家庭用の照明器具としてだけでなく、ビルなどの施設照明にも活用されるようになりました。
自動車用などでも、テールランプやブレーキランプばかりでなく、白色LEDを利用してヘッドライトなどにも使われています。また、白熱電球のソケットに装着できるように製品化されたLED電球は長寿命で消費電力も少なく、低価格化も進み、今では従来の白熱灯に取って代わる勢いです。紫外線などを出さない特性を生かして、美術品の照明などにも活用されるようになっています。
LED照明は、一般の施設などにも広く使われるようになりました。調色、調光などの光の制御が容易であるため、施設内のトイレ、フットライトなどでも当たり前のように使われています。東日本大震災以降、電力消費を抑えようという意識が高まり、LEDを全面的に活用したコンビニエンスストアも登場しています。LED照明は、初期導入コストが従来の照明器具に比べて割高という弱点を指摘されていましたが、4万時間ともいわれる長寿命と電力低消費という特性から、結果的には低コストで照明設備を整えられると評価されています。
(C) nobudget LED 研究会 2014.8.18
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