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LEDスペクトル分布

LEDのスペクトル分布は、特定の色だけにピークを示します。自然光に近いスペクトルを再現するには、異なる色のLEDや光を当てると発光する蛍光材を用います。

読み方:えるいーでぃーのすぺくとるぶんぷ

LEDのスペクトル分布について

可視光線をプリズム(分光器)に通すと、波長の短い紫色から波長の長い赤色まで、虹のような色の光に分かれます。これをスペクトルと言います。自然光(太陽光)の場合、紫色から赤色までに分かれたスペクトル分布に大きな起伏はありません。しかし、照明から発せられる可視光線は、一部の波長に光が片寄る傾向があります。自然光と照明とでは色の見え方が異なるのはこのためです。

一般的な蛍光灯(昼光色)のスペクトル分布は、スペクトルのほぼ中間に位置する黄緑色の付近を最高に、青紫色や橙(だいだい)色、黄色などに複数のピークがある複雑な起伏になっています。この起伏により、自然光に比べて色の見え方にムラが生じます。一方、LEDのスペクトル分布は、特定の色だけに鋭いピークを示します。これは、LEDが単色しか発光しないことが理由です。例えば、LED照明で使われる白色LEDのスペクトル分布を見てみると、青色だけに鋭いピークがあります。これは白色LEDに青色LEDが利用されているからです。

このような特性のLEDで自然光に近いスペクトルを再現するには、異なる色のLEDや光を当てると発光する蛍光材を用います。白色LEDのスペクトル分布を見ると緑色から赤色にかけて緩やかな山の起伏がありますが、これが白色LEDに使われている蛍光材によるものです。LEDはこのようにして白色を実現しています。複数のピークがあって複雑な起伏のスペクトル分布の蛍光灯に比べると、白色LEDの方がムラのない曲線になっており、これが自然光に近い色を再現すると言われる理由です。

(C) nobudget LED 研究会 2014.8.18

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