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グループ経営(人事管理)
企業グループ内での事業再編の活発化に伴い、グループ経営の重要性が増してきています。グループ経営を戦略的に推進するためには、重要な経営機能である人事管理の強化も重要なポイントです。グループ人事を効率的・効果的に進め、グループ全体での人的資源を最大活用する取り組みが加速しています。
解説
グループ内の人的資源を活用し効果を創出していくためには、グループ全体での適材適所の人材配置やグループを横断したキャリア形成、人材育成プランの作成、評価制度の共通化などを検討・整備していく必要があります。
システムに求められること
多種多様な業態を抱える企業グループでは、給与管理は勤務体系や給与項目に特色を持てるよう企業単位に環境を構築できることが望ましいです。一方、人事管理はグループを横断しての異動や転籍、出向、人材育成、評価、発令などの管理を行える必要があります。
- 人事情報の一元管理
- グループを横断した人事情報検索
- グループ間異動を加味した勤続管理
- グループ人事全体を管理するセキュリティ機能(アクセスログ、アクセス権限など)
- 企業個々の要件に対応できる給与管理
企業独自の管理要件と、全体を統合し管理する要件と、どちらの要件にも対応できる人事給与システムが求められます。
ソリューション
グループ全体を一つの「人事情報の管理会社」で統合管理し、給与管理は連携する会社ごとの「給与管理の会社」単位で行います。雇用会社、就労会社、給与連携会社といった項目により、各社員の籍や就労先の情報を管理できます。会社間の異動(転籍・出向など)の履歴情報も一元管理でき、発令業務もグループ会社間を通じて一斉に行うことができます。
フェア・セミナー
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