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グループ経営(会計)
グループ経営の重要性が増す中、グループ内の各企業の全体最適が求められ、マネジメント強化が重要視されています。企業グループ全体を一つの経営体として捉え、グループ利益を最大化するための取り組みが進んでいます。
解説
企業グループ全体のビジョンに対し、グループ内の企業が役割責任を果たせるように、企業全体の経営資源を効率的・効果的に利用することが求められます。また、その成果を評価し、グループ全体でPDCAを推進、効果を持続させることが必要です。
システムに求められること
企業グループ内の各管理会社の情報統合と、グループ全体の実績や予算を管理する合算会社からの管理会社へのデータ配信。グループ全体の会計情報を一元管理するための仕組みが求めらます。
- 会計情報の一元管理
- グループ全体での予算、残高、実績管理
- グループ間で共通の情報の配布
- グループ全体を管理するセキュリティ機能(アクセスログ、アクセス権限など)
- グループ全体、個々の企業の柔軟な分析機能
企業独自の管理要件と、全体を統合し管理する要件と、どちらの要件にも対応できる会計システムが求められます。
ソリューション
合算
各社で登録した実績や予算データを合算することで、グループ企業全体の会計資料作成を行うことができます。分類などの分析軸を統一することで、共通の管理指標や尺度での分析が行えます。
配布
各種マスターや分類、拡張項目などは「合算会社」から各社に配布し、得意先や仕入先などのマスターについては各社から「合算会社」に統合するといった運用が行えます。
統合
各社の部門ごとに実績を統合するなど、マスターや明細に持つ各コードを変換しながら統合することができます。
連結決算システム iCAS AE/開示組替支援ツール iFlap AE
連結決算システム「iCAS AE」、開示組替支援ツール「iFlap AE」は、子会社の個別決算報告書作成から、ゴールとなる証券取引所・金融庁への報告までを一気通貫してシステム化できます。
フェア・セミナー
開催予定のフェア・セミナー情報を一覧でご紹介します。