ドライバーの人材不足・高齢化問題

運送業界で耳にする、労働力不足・高齢化問題や人材採用の難しさについて、客観的なデータを用いて業界全体の状況をご紹介します。

ドライバーの人材不足・高齢化問題

運送業の労働力不足・高齢化が進む

総務省の調査によると平成30年現在、トラック運送事業に従事する就業者数は全体で約193万人で、このうちドライバー等輸送・機械運転従事者は86万人と横ばいもしくは微増で推移しています。

トラック運送事業を含む自動車運送事業は、中高年層の男性労働力に強く依存しており、40歳未満の若い就業者数は全体の約27%である一方で、50歳以上が約42%を占めるなど、高齢化が進んでいます。さらに、女性の比率については就業者全体で19.7%と微増しましたが、輸送・機械運転従事者では2.3%と依然として低い状況にあります。

帝国データバンクが2020年1月9日に発表した「人手不足倒産」の動向調査によると、2019年1月から12月の人手不足倒産は185件(前年比20.9%増)発生。4年連続で過去最多を更新した。業種細分類別では、「道路貨物運送」が28件(21.7%増)と増加傾向にあり、調査を開始した2013年以降の累計では74件で2番目の「木造建築工事」に大差をつけているようです。

ますます難しくなる人材採用

ドライバー職の有効求人倍率は、ここ数年、全職業平均の2倍を推移しています。
トラック運送業界が人手不足に陥っているのは、厚労省などが発表している有効求人倍率でも明らかです。全産業平均の有効求人倍率が1.49に対して、自動車運転の職業は2.79。しかも、各都道府県で大きな違いがあり、大都市で、より有効求人倍率が高くなる傾向にあるようです。これは求職者1人に対して約3社が「うちで働いて欲しい」と手を挙げている計算となります。

大塚商会ができること

これら、労働力不足・高齢化問題や人材採用の難しさについて、日々の運送業のお客様との関わりの中でもリアルな声としてお聞きしています。その中で、成功を収めている企業様には共通して職場改善、人材採用、離職防止のための日々の活動がみられます。

 大塚商会としてご支援できることは何かを日々振り返り、日本のインフラを担うこの業界のお力になれるよう情報をお伝えしてまいります。

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