第30回 ソフトウェア試験の国際標準規格ISO/IEC/IEEE 29119が公開 ~「日本初のソフトウェア試験所として認定」-国際規格認定を取得- ~

今回は、国際標準規格を推進する立場として3年掛かりで取り組んでいた、ソフトウェア試験所として当社が第三者の認定を8月に受けたことを報告したいと思います。

日本ナレッジ株式会社は、2015年8月18日に公益財団法人日本適合性認定協会(以下、JABといいます)より、試験所の国際標準規格である「JIS Q 17025:2005(ISO/IEC 17025:2005(試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項))」の認定を受けました。
当社の札幌事業所ソフトウェア検証センターはソフトウェアのISO/IEC 17025認定試験所としては国内初となります。認定範囲は「システムソフトウェア」、試験規格は「ISO/IEC 25051 6章 試験文書への要求事項」です。ISO/IEC 25051はPSQ認証制度のベースとなるソフトウェア製品の品質に関する国際規格で、この規格の要求を満たす試験を実施する試験所としての技術力とマネジメントシステムを評価され認定されました。
試験所認定は能力のある試験所の正式な承認であることから、世界の多くの国が、試験所の技術的能力を判断するためにこれを判断基準として用いており、JABの認定した試験所の試験報告書は相互承認に基づき、世界に通用するものです。
※ILAC(国際試験所認定協力機構)は試験所・検査機関を認定する機関の国際的組織で、JABは試験所についてMRA(国際相互承認協定)に調印しています。

当社が試験所認定を申請した理由は、第一に、当社が提供する第三者検証サービスの技術力の高さを証明し、顧客の信頼獲得に資するという点です。今後ますます増加するソフトウェアの適合性評価ニーズに応えるうえでも重要と考えています。第二に、日本の優秀なソフトウェア製品を海外に広めていきたい。そのためにこの認定が必要でした。
あらためて整理すると、試験を行う組織を認定する規格が「ISO/IEC 17025」、ソフトウェア製品の品質に関する規格が「ISO/IEC 25051」、ソフトウェア試験を行うための規格が「ISO/IEC/IEEE 29119」となります。

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この記事の著者

日本ナレッジ株式会社 代表取締役社長

藤井 洋一

1957年生まれ。大学卒業後、金融機関を経て27歳で創業。業種に特化したパッケージソフトウェア開発を中心にビジネス展開し、2005年からソフトウェアの品質向上の手法として、第三者検証の有効性と必要性を説き事業化。
一般社団法人 IT検証産業協会 会長
一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会 理事兼PSQ品質基準委員会 委員長
著書:
「スポーツでの映像システム活用法」 日本文化出版
「IT検証技術者認定試験 知識試験テキスト」 BCN
日本ナレッジ株式会社

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