2019年3月にリリースされたiOS12.2から、「Safari」で閲覧したWebサイトのURLが「http」から始まる場合、アドレスバーの横に『安全ではありません』という警告表示がされるようになりました。従来は「https」でないサイトにおいて、パスワードや クレジットカード番号の入力がある場合にのみ表示されていました。しかし、iOS12.2以降は、「http」で始まる全てのサイトに警告が表示されることになりました。警告 表示を解除するためには、Webサイト運営者が通信を暗号化している「https」から 始まるURLに変更する必要があります。
では、そもそも「http」と「https」の違いとは、どのようなものなのでしょうか。 「HTTP」 は Hyper Text Transfer Protocol の略で、通信規約を指します。つまり、WebサーバーとWebブラウザ(クライアント)との間の最も基本的な通信ルールになります。その「HTTP」に“安全”を加えたのが、「HTTPS」(Hyper Text Transfer Protocol Secure)となります。文字通り“安全な通信”のことです。
HTTPS化されたWebサイトは、URLが「https」から始まり、通信が暗号化されて、 悪意ある第三者からの盗聴やデータの改ざんから利用者・運営会社を守ります。その 安全な通信を証明するためには、第三者による証明書を発行したSSLサーバー証明書と、その調整・設定作業が必要となります。

