「データを消去する」という場合、一般的には「データをごみ箱に捨てる」「ごみ箱を空にする」「ソフトで初期化する」などの作業を行います。しかし、これらの作業を実施しただけでは、データは完全消去できていません。実は、特殊なソフトを使えば、初期化したデータを復元することは可能です。不十分なデータ消去によって、情報漏えいや第三者に悪用されてしまうと、社会的な信用を失うだけでなく、企業の存続さえも危うくなります。そのため、不要になったPCのデータは、安全・確実に消去を行う必要があります。
では、実態はどうでしょうか。大塚商会が独自に実施した「不要PCの処分方法に関するアンケート」の結果からは、「データ消去専用ソフトを使用後に処分している」と回答した企業はわずか6.1%。「回収業者に依頼(36.4%)」「初期化後に処分(33.6%)」「倉庫に放置(20.8%)」など、約9割の企業がきちんとデータ消去作業を行わずに不要になったPCを廃棄していることが分かりました。
最新PC導入時、不要PCの処分方法についてもご検討ください。
