医療用ガス産業 Edition

ERPシステム開発サービスである、Universal Digital Solutions(UDS)の医療用ガス産業Editionでは、大塚商会に蓄積されたノウハウをもとにIT基盤構築をサポートします。

変化する医療形態への適応が求められる医療用ガス産業

高圧ガスと呼ばれる産業ガス・医療ガスは、水や電気同様、経済的・社会的に不可欠なインフラと言っても過言ではなく、特に医療ガスは、患者さんの命を救うためのライフラインそのものとして存在します。これらガスの医療現場への供給を担うのが医療用ガス産業です。
最近では、高度化する医療の進歩とともに、自宅で酸素治療を行いながら療養生活を送る在宅酸素療法や在宅人工呼吸療法といった医療の形態が一般化してきました。それに伴い、医療用ガス産業に携わる企業の業務システムも、対応が必要となるケースが増えています。
社会全体が慢性的な人手不足の中、ITを活用した業務の効率化が必要です。

医療用ガス産業で求められるシステムとは?

医療ガスに携わる業務では、通常のパッケージシステムに搭載されている仕入販売~在庫管理の機能では業務全体をカバーすることが難しいケースがあります。高圧ガス保安法にて定められたトレーサビリティの確保に加え、定期的な耐圧試験など、この業界特有の管理項目が存在し、さらにボンベの充填や預け・引取り業務など、特有の業務を有するためです。

ここでは、Universal Digital Solutions(UDS)の医療用ガス産業Editionで用意されている、管理項目について紹介します。

ボンベの充填管理

医療ガスの容器への充填結果を管理します。製造日報や医薬品製造記録を作成します。製造管理表や容器に添付するバーコードの発行もおこないます。

ボンベの設置、引き上げの管理

容器の配送結果を管理します。配送履歴を管理する事により保安法上定められたトレーサビリティの確保に加え、定期的な耐圧試験の通知を促す事が可能です。また、納入書や引き上げ伝票の発行をおこないます。

ボンベ点検の管理

定期的な点検を管理します。点検結果は機器履歴として登録され、所在の把握に利用します。

使用明細書の発行

毎月、医療機関へ請求を行う際に発行する、使用明細書を発行します。

酸素購入価格届出書

毎年、医療機関に提出する酸素購入価格届出書を発行します。

Universal Digital Solutions(UDS)医療用ガス産業Edition の体制について

大塚商会では、各業種・業界に精通した専任の担当がいます。医療用ガス産業Editionに携わる営業担当、エンジニアがお客様のIT基盤構築のサポートをしますので、ご安心ください。

ボンベの設置、引き上げの管理

さまざまな管理項目に関するご要望のほかに、現場ではハンディターミナル等を活用し効率的に業務をおこないたいとの要望が多いです。充填や棚卸をおこなう在庫管理や点検・配達業務のなど効率化が求められています。また、毎月の棚卸の精度向上のため、車載分や横持の在庫の所在の可視化についての相談を頂きます。

システム構築時における工夫やポイント

売上の処理や、請求の業務といったバックヤード側の業務工数の削減に加え、配送や設置などの現場作業の効率化も含め、業務全体の効率化を目指すシステム構築をします。

一般的な開発サービスと、UDSの違いは?

一般的な開発サービスの場合、ベンダーとお客様で打ち合わせを繰り返し、構築するシステムの要件を決定。その要件に沿って開発を行い、実際のUIや使い勝手やテスト稼働時に初めてお披露目されることになります。お客様としては、テスト稼働まで待たないと実際にできあがるシステムの全貌が分からないため、稀に「想定と異なるシステムができあがった」というトラブルが起きるケースもあります。

UDSなら一般的な開発サービスと異なり、デモンストレーションが可能!

通常の開発サービスと異なり、Universal Digital Solutions(UDS)ではデモンストレーションが可能です。

過去の開発実績は、大塚商会にて全て保管されていてノウハウとして蓄積をしています。その中から、業種・業界に特化した業務に関して、デモンストレーション用のシステムを別途管理しています。

ご覧いただくシステムは、あくまでもデモンストレーション用になりますので、そのプログラムをそのまま販売・導入することはありません。デモンストレーション用システムと同様の要件であったとしても、都度しっかりと開発を行います。
都度開発をすることで、各お客様ごとに管理し、手厚い保守サポートを実現しています。

UDS(Universal Digital Solutions)とは

ERPシステム開発サービス「UDS」をご依頼いただく際の流れ

専任の担当者が対応しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
デモンストレーションの可否については、ヒアリング内容より判断させていただきます。

デモンストレーション用のシステムの用意がない場合、別途デモシステムの開発を行うことはございませんので、あらかじめご了承ください。この場合は、通常の「ERP・オーダー開発」と同様の流れで対応となります。