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建設業者2,000社以上を商談したベテラン担当者のSIerが語る! いかした建設業
熱中症
2025年の夏も猛暑と予測されています。熱中症への対策はされていますか?
熱中症
熱中症対策の義務化
2025年6月より熱中症対策が義務化されました。報告体制の整備・実施手順の整備・関係者への周知を行う必要があります。
対策を怠った場合には、罰則が科される可能性もあります。
今年の夏の気温は、2023年、2024年の記録的な暑さにはならない予測はあるものの、高温傾向が続くと予想されています。特に東日本では平年を上回る確率が70%という情報も出ており、今年も猛暑が続きそうです(AIが教えてくれました)。
猛暑の影響は、最近何かと話題のお米の品質に心配な社会課題ですが、建設業にとっては、生命にかかわる問題なため働く現場での対策は、深刻な課題といえます。
建設業の熱中症
- * 「熱中症による業種死傷者数(2019~2023年計)」(令和5年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)p.3・厚生労働省 より引用)
熱中症による死傷者数を業種別にみると3K(きつい・汚い・危険)建設業においての値が高く、対策が必要なことが分かります。確かに、エアコンもない作業現場での仕事が主である建設業は、他業種に比し切実な問題です。
昨年の時間外労働の上限規制、今年の熱中症対策と業務遂行のために取り組む事柄は多いですが、ぜひ国土交通省などが標榜(ひょうぼう)する建設業の「新3K(給与・休暇・希望)」の実現を目指し取り組んでいきましょう。
ひと昔前バブル崩壊時の「仕事もないし金もない」という状況を経験した昭和を知る人にとって、今の「仕事はあるが、しかし…」の現状は、かなり前向きな課題と思います。
ぜひ、熱中症の対策は万全にし、ポジティブ思考で「ご安全に」業務にあたってください。
ちなみに、熱中症対策の一環で、「空調服」を最近よく見かけます。コンビニで話したお兄さんに聞いたところ、すごく良いといっておりました。
この記事の著者 プロフィール
大塚商会で、建設業にたずさわり、20年。当初、製造業・ビルメンテナンス業も兼任しましたが、建設業のみ担当は15年この間いろいろな方とお会い、興味あるお話を伺いました。思い起こせば、建設業の訪問は、2,000件を超えました。
本来SIerのマーケティング本部(私の立場)としては、製品開発にお客様の意見を反映し他社製品と差別化をはかり、営業部門へ販売促進策提案するのが本文でありますが、せっかく、いろいろと「気付き」を教えてくれた建設業のお客様に、SIerとして心に残ったエピソードをお話したいと思います。もちろん、プロの皆様には、意に反していることも多々あるかと思いますが、そこは、しがないSIerの「建設業の与太話」として読んだもらえれば最高でございます。