ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
社会福祉法人 慈恩会 お客様の声[5分45秒]
再生時間:5分45秒
* 本動画は音声オンで再生されます。音量は、動画プレーヤー画面の下部にあるスピーカーアイコンで調整可能です。
福岡県北九州市で軽費老人ホーム「ケアハウスふれあい」を運営する社会福祉法人慈恩会では、施設のリニューアルに際してICTの全てを大塚商会にお任せいただきました。見守りシステムなど新たに導入されたシステムの効果や今後の展望について、動画でご紹介します。
社会福祉法人 慈恩会が導入した製品詳細
「ほのぼの」シリーズは、高齢者施設・障がい者施設・保育園などの福祉サービス事業を応援するトータルラインアップです。多彩な管理項目と豊富なデータ連携が業務削減を大幅にサポートします。
動画内容
動画の内容を画像とテキストでご紹介します。
事業紹介
社会福祉法人 慈恩会は、1997年の4月1日から運用が開始された軽費老人ホームの中にあるケアハウスという種類の施設です。
特定施設、通所介護、居宅介護支援などの事業も含めて、今28年目に入りました。
2023年4月1日に新しい場所で、新しい施設として運用を開始しています。
IT導入の目的・背景
社会の中でデジタル化が進んでいく中で、やはり福祉業界がかなり遅れていた状態でした。
そのことによって出てくる弊害がとても大きくて、取り残されてしまう、淘汰されてしまう現状を突きつけられた状態でしたので、一番の目的はデジタル化でした。
このプロジェクトを推進するにあたって、客観的な視点を持つ福祉とは縁もゆかりもないクリエイターの方に、経営コンサルティングという部分とデザイン監修というものに特化して入っていただきました。
私どもが抱えている課題、この課題をお話しする時間というのをかなり設けました。
そこから先は自分たちで考えない。
私自身のカラーも出さないし、私自身の意見もない。
全てにおいて他者に考えてもらった、というのが特徴ですね。
それと職員が抱えている雑務。
これを排除するために、アウトソーシングする。
この二本立てをしっかりと組み直しました。
そして働く環境・場所も変わりますので、それによってやっと正常化するのではないだろうかという予想でこのプロジェクトが進みました。
今1年たったのですが、非常に満足しています。
IT活用と効果
「ほのぼのNEXT」を選択した理由は、全国のシェアの割合で決めました。
毎日同じことの記録を簡単に、短縮した時間で入力していく作業を簡潔化して時間を捻出するという目的で、今では十分活用できていると思います。
見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」は本当にシンプルで分かりやすかったことが決め手の一つです。
どこにいても、職員がその場にいなくても、きちっと状況の把握が正しくできることが非常に大きなメリットだと思います。
緊急時も対応がすごく早いですし、ご家族の皆様にはとても喜んでいただき「安心します」というご意見をいただいています。
安全管理という面で入退室管理システムを導入させていただきました。
施設の中にはカメラが点在していますので、万が一の際の所在確認は容易になりました。
アシスタントロボット「temi」を受付システムとして導入したのは、「デジタル化が進んでいる施設なんだな」というのを実感・体感していただくという意味合いで入れています。
IT活用の今後の展望
あくまでもデジタルってただの道具なのですが、このデジタルの力を借りるところに、私は時間を捻出する魅力があると思っていました。
例えば1日8時間労働する中で、おそらく1時間ぐらいのゆとりが生まれたと思います。
そのゆとりの時間によって、職員の心の余裕が出てくるんですね。
それがもう本当にこの1年で随分変わりました。
大塚商会さんからは「これで良い」という確信を持つまでいろんな提案をいただけます。
今、結果的にはこのシステムを一つ一つ選択したものに不満が全くないのは、やはり大塚商会さんのおかげかなと思っています。
このプロジェクトが完結して約1年。
満足度は100%以上です。
でき上がった時点で自分が想定しているものよりもはるかに高いレベルででき上がっていますので、あとは私どもがどのように活用していくか。
一歩ずつ進めていけば、福祉施設ってこういうものだよねっていうところに辿り着けるのではないだろうかと思っています。