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実績班長のIoT活用事例[7分33秒]
動画提供:テクノシステム株式会社
再生時間:7分33秒
* 本動画は音声オンで再生されます。音量は、動画プレーヤー画面の下部にあるスピーカーアイコンで調整可能です。
製造業では「IoT」というキーワードをよく耳にします。しかし、果たしてどれだけの企業がこの「IoT」を活用できているのでしょうか? 本動画では、実際のめっき加工の製造ラインを使って「実績班長」のIoT活用事例をご紹介します。
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「実績班長」は、製造現場の情報をリアルタイムに収集、見える化し、データに基づいた最適な経営の実現をサポートするパッケージシステムです。また、装置連動では、IoT対応の最新設備に入れ換えることなく、かつ、既設装置を改造することなく、生産実績データや温度など生産プロセスに関わるアナログ情報の取得も可能です。そのため、工場全体の設備稼働状況や進捗状況のリアルタイム把握、データ傾向値からの予防保全などが実現でき、生産性向上・競争力強化をサポートします。
動画サマリー
動画の要点をご紹介します。
作業員による目視で行っていためっき工程のデータ収集。データ量が少なく、分析に至らないことが課題でした。そこで24時間のアナログデータ収集を開始し、IoTを活用した温度データの収集・検証をすることにしました。
手始めとして、外観品質に関係するクロム槽のデータ収集を実施。クロム槽に戻る液温は、気温やノズル・ダクトの状態に左右され、温度計やセンサーが付いていないため、液温のデータもありません。そこでエバコンク、冷却塔、工場外気、クロム槽の4カ所に温度センサーを設置し、IoTでアナログデータを収集。今まで分からなかったクッション槽以降の液温度変化を分析することにより、クロム槽の温度安定への対策を検討しました。
設定変更した時間がほぼ正確に判別でき、設定温度に対する実温度幅が確認できます。24時間の温度変化が視覚化されます。
グラフによる収集データの視覚化は、異常検出や不良発生時の原因究明につながるだけでなく、ボイラーの点火時間や温度の設定見直しなど、省エネにも活用できるデータとしても活用できます。
どのデータをどのように収集し、どのように分析をしていくか。取り組む会社によって知恵を絞り工夫をすれば効果は無限大です。
ここからは「実績班長」の概要をご紹介します。「実績班長」は、ヒト・キカイ・モノの動きをデジタル化し、意味付けられた付加価値情報をリアルタイムに管理するソフトウェアです。生産管理システムのみでは管理できなかった詳細な情報を分析・活用し、次世代のカイゼン活動や生産性向上を実現する簡易版MES(製造実行システム)といえます。
「実績班長」は、製造現場のさまざまなニーズを集約し、現場管理者が現場力向上をサポートするための五つの特長があります。
「実績班長」の機能一覧です。動画内では、工程進捗・作業進捗確認、ロットトレース、工数按分、製造実績、品質管理について詳細をご紹介しています。
製造現場の問題解決に携わり、30年以上の経験を集約した次世代実績収集システム。タブレットを使って誰でも簡単に製造現場の実績収集が登録可能。「実績班長」は作業者の負荷を最小限に、効率的なカイゼン活動をご支援します。