“最恐ウイルス”といわれる「Emotet」は、実在の組織や人物を装ったメールを送り付け、添付ファイルなどを開くことで感染します。何よりも、“実在”するものを装うが故に感染しやすく、さらには感染しても気付かずに、メールの情報などを窃取されてしまうことが厄介です。
トレンドマイクロ社によると、「Emotet」の検出件数は2019年10月に1,700件と急増。11月に入り、339件といったん落ち着いたようにも見えましたが、12月は一気に8,000件を越えて再び急増となりました。今年に入り、1月中旬で既に1,500件を越え、短期間にもかかわらず高い数値となっています。
こうしたことから、国内企業・組織を狙う「Emotet」の攻撃はいまだに高いレベルで継続しており、さらなる注意が必要といえるでしょう。
