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第112回 ブランドとプライド
運転中に国が決めた法律を守ることは、最低限の運転マナーです。法律では定められていないことは、会社のルールとして取り決めます。会社のルールの取り決めは「会社のブランド」になります。会社のルールの取り組みは「社員のプライド」の証しです。
ブランドとプライド
大きな事故の防止には、大胆すぎるぐらいに社内でルールの取り決めを。
小さな事故の防止には、細かい指導で取り組みを。
繰り返す事故の防止には、個々に繰り返す指導を。
知っている(知識)→やっている(実行)→できている(習慣)のレベル以上に。
誰かに教えることができる(指導)レベルを目指して。
運転中に国が決めた法律を守ることは、最低限の運転マナーです。
さらには会社で決めたルールを守ることで、運転マナーが良くなります。
法律では定められていないことは、会社のルールとして取り決めます。
例えば「あいさつのやり方」や「指差呼称確認の方法」について。
社内で取り決めたことは、全社員が社外ででも取り組むべきもの。
会社のルールの取り決めは「会社のブランド」になります。
会社のルールの取り組みは「社員のプライド」の証しです。
個々に実践すると「社員のプライド」になります。
全員で実践すると「会社のブランド」になります。
荷主様へ向かう運送会社のドライバーは「運送会社の代表」です。
配送先様へ向かう運送会社のドライバーは「荷主様の代理」です。
荷主様のブランドを背負うことを、各ドライバーのプライドに。
荷主様の「製品」をどのように届けるかにより、配送先様における「商品」の価値が変わります。
安全で迷惑を掛けない仕事以上の、品質で喜ばれる仕事を提供しましょう。
目指す仕事のレベルは“満足以上の感動レベル”。
感動のあいさつ・感動の納品・感動の車両美化・感動の配車・感動の電話応対・感動の受領書返却など。
たくさんの「ありがとう!」を貰える仕事を提供しましょう。
「あの運送会社には負けたくない!」と明確にすることで、運送会社における「やるべきこと」が明確になります。
「あの運送会社のようになりたい!」を明確にすることで、運送会社における「やりたいこと」が明確になります。
「やるべきこと」や「やりたいこと」は個々の意欲であり、会社単位の挑戦です。
会社として意欲的に挑戦することで「企業のブランド」が高まり、達成時には個々に喜びややりがいを感じて「社員のプライド」が高まります。
運送というサービスは形には残りませんが、いつまでも人の心に残るサービスを。
時間どおりに到着して「クレームがない」ドライバー以上の、時間どおりに届けることはもちろんのこと「ありがとう」と言われるドライバーを目指しましょう。
多くの人から「ありがとう」と言われること。
それが運送業界で働く人の「プライド」です。
ありがとうございました。
次回は12月8日(金)の更新予定です。
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