第13回 トラックドライバーの時給を上げる

トラックドライバーから「プロデキューブって何をしている会社?」と質問を受ければ、私はこのように答えています。

「プロデキューブはトラックドライバーの時給を上げる会社です」

前回のコラムで記載したように「トラックドライバーが以前よりも稼げなくなった時代」

特に時間(=距離)では稼げなくなりました。

単価(=価値)も誰にでもできる仕事は価値を見出しにくく、値引きの対象になりやすいようです。

だから各社の「うちにしかできない仕事」や各人の「私にしかできない仕事」を作ることを薦めています。

それは希少な車両を保有することや、ドライバーが特別なサービスをするのでなく。

誰にでもできる簡単なことにも誰よりもこだわる。

行動でこだわる優先順位は「正しく・美しく・早く」

例えばこんなふうに。

・第一にプロの仕事は安全で間違わず、指差呼称確認を何度も行うこと

・その次にプロの仕事は荷役作業や礼節も美しいこと

・最後にプロの仕事は誰よりも早く作業を終えて、その場を退出すること

私の考えるプロとは「その仕事で飯を食っている」レベルではなく「その仕事で飯が食える」レベル。

さらには自分ができるレベルで満足せず「誰かに教えられるレベル」

高齢化対策や技術の継承にもつながります。

満足感から意欲低下やマンネリ傾向になり、改善活動の停滞を回避することも含んでいます。

ある管理者がこう言っていました。

「うちみたいな大きな運送会社で安全対策なんて大変です」

私はこう思います。

「だからあなたのような管理者を配置しているのではないですか?」

続けて「日本にはもっと大きな運送会社も有りますよ」

ある管理者はこう言っていました。

「うちみたいな小さな運送会社は安全対策なんて無理です」

私はこう思います。

「車両台数が十台と千台とどちらが事故ゼロを達成しやすいですか?」

続けて「だから安全対策は小規模事業者の方が絶対に有利ですよ」

最後に・・・。

求人募集を出して求人応募が多い運送会社には荷主からの仕事の依頼も多い。

世間からの運送会社への期待や評価は、求職者も荷主も同じようです。

そこで、誰にでもできる簡単なことにも誰よりもこだわってみましょう。

「あなたは何にこだわりますか?」

そのこだわりが貴社の弱点であり社内ルールの項目です。

その社内ルールを「いつでも・どこでも・だれでも」できるようになれば貴社の長所になり、その行動がドライバーの時給を上げるための商品になります。

そのこだわりが「名刺に記載できるキャッチフレーズ」になるまで、商品作りをあきらめないでください。

継続するためにも、まずは無理なく簡単なことからはじめましょう。

ありがとうございました。

次回は12月13日(金)更新の予定です。

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この記事の著者

株式会社プロデキューブ 代表取締役

高柳 勝二

運送・物流会社の管理者育成と安全教育をサポートしている株式会社プロデキューブの代表取締役。
前職は中堅運送会社にドライバーとして入社し18年間勤務。
安全管理・品質管理・開発営業などの実務経験が豊富な物流インストラクター。
現在ではドライバーの交通事故防止やマナーアップを含む輸送品質の向上に取り組み、経費削減はもちろんその取り組みを営業活動へ転化して売り上げが向上するまでを事業領域として、現場を親身にサポートしている。
中小運送会社からの依頼が多い“提案型”研修は、受講されたドライバーや管理者からの「おもしろい・眠くならない・わかりやすい」との評判が口コミで広がり、各社内で開催される社員研修の外部講師として2014年には698回講演。
また、全日本トラック協会主催の全国トラック運送事業者大会における交通事故防止対策の分科会で、2年連続コーディネータを担当(2013年札幌開催:2014年福岡開催)。
2013年度:全日本トラック協会「トラック運送事業における運行管理者のあり方研究会」委員。
各都道府県のトラック協会や青年部会の各ブロック大会での講演多数。
プロデキューブ
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