第66回 未来を創る「振り返り」

今回は「社員がイキイキ働く企業風土・自律的従業員育成」という未来を目指すために振り返りの重要性を考えてみます。

未来を創る「振り返り」

皆さん、こんにちは。
梅雨に入りましたが、最近は地球温暖化などの影響か日本の四季が崩れているように感じますね。

世界的にも、アメリカ・トランプ大統領の「パリ協定離脱」表明で、地球規模で環境への取り組みや配慮にも影響が出てしまい、温暖化が加速するかもしれません。このように、今現在の判断や意思決定は、多かれ少なかれ全て将来・未来に影響が出てきます。

それは、私たち「企業経営」や「組織運営」においても同じであり、経営者やリーダーという立場の方は認識しておく必要があるのではないでしょうか。

ということで、今回は「社員がイキイキ働く企業風土・自律的従業員育成」という未来を目指すために振り返りの重要性を考えてみます。

「振り返り」とは何か?

私たちは、しばしば「気づき」という表現を耳にします。自分では思っていなかったことを誰かに教示されたり、価値観の異なる人たちとのコミュニケーションを通じて「アッ!? なるほど!」とか「それもあるね」といった感覚を通じたりして、納得感を感じるケースです。

こうした「気づき」は重要ですし、もちろん極めて有効だと思いますが、自分自身で「気づき」を得ることはできないのでしょうか?

そのためのアクションが「振り返り」です。

チョット思い浮かべてみてください。
今、話題の中学生プロ棋士・藤井聡太さんに限らず、将棋や囲碁の世界では、対局が終わったあとに全ての打ち手を再現しながら、振り返りをしています。

野球においても、プロ・アマチュアにかかわらずスコアラーという人がいて一球一球を全て記録にとっています。

皆さん自身も、ゴルフをしてスコアを付ける際に、各ホールの打数だけでなく、フェアウェイキープ率やパット数を残したりもしますよね。

これらの記録は、一体何のために残しているのでしょうか。既に終わった対局であり、あるいは三振を取ったとかホームランを打たれたと結果は既に出てしまっています。
これらの記録は、結果を集計するためのものなのでしょうか。

それもあるかもしれませんが、「本来の目的」は、次の対局、対戦のときに同じミスや失敗を繰り返さずに、「新たな発見」を見いだし、すなわち「気づき」を通じて、「次の対局時の勝利」「将来の成功」につなげるために活用しているのではないでしょうか。

そうです!「振り返り」は「未来・将来を創る」ために実施していることになります。

「社員がイキイキ働く企業風土・自律的従業員育成」に向けた振り返りとは?

つまり、仮に今、皆さんの会社・組織がご自身の思うような状況にないとするのであれば、今の状況に至った運営・マネジメント・オペレーションに関する「振り返り」をしてみる必要があるかもしれないということになります。

「組織風土変革は経営者の専権事項」とも言われます。つまり、経営者や組織のリーダーである「私たち自身の思考性・言動・振る舞いが今の状況を生み出しているかもしれない」といったん謙虚に振り返って、向き合っていく必要があるのかもしれません。

そのためには、今日の言動から思い出せる事実を洗い出し、掘り下げていきながら、ご自身が変えられる行動を想起して「気づき」を見いだしていただくことが、未来を創っていくのではないでしょうか。

マネジメントの領域では「PDCAを回す」ということもよく言われます。「PDCA」の「C」は「CHECK/チェック」ですが、一般的なイメージとしての「進捗管理」「チェックする」というよりも、「振り返って、変えるべき行動を見いだす」と解釈していただけると、同義的な認識ができるように思いますが、いかがでしょうか。

今後とも、よろしくお願いいたします。

次回は7月19日(水)更新予定です。

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この記事の著者

株式会社大塚商会 トータルソリューショングループ TSM支援課

三宅 恒基

1984年大塚商会入社。コンピューター営業・マーケティング部門を経て、ナレッジマネジメント・B2Bなどビジネス開発を担当、2003年から経営品質向上活動に関わる。現在は、業績につながる顧客満足(CS)を志向した「価値提供経営」と共に、組織風土・人材開発・自律性育成テーマでの企業支援、セミナー・研修講師などに携わる。

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