第89回 新たな時代の自社の在り方を考える

今回は、先月行われた弊社イベント『“競争”から“共創”社会へ! ~社会に生きる! 地域に必要とされる会社を目指して』でご登壇いただいた株式会社eumo 代表取締役 新井和宏氏、石坂産業株式会社 代表取締役 石坂典子氏のご講演内容と、先日拝聴させていただいた株式会社フェリシモ 代表取締役社長 矢崎和彦氏の講演内容からそんな現代企業の在り方を掘り下げて考えてみたいと思います。

新たな時代の自社の在り方を考える

皆さん、こんにちは!
新元号「令和」がスタートし、新しい時代が始まりました!

米中貿易摩擦がヒートアップし、お互いに譲らない構えが続いていますが、国内経済にも少なからず影響が出始めているように思います。

一方で、5月12日付の日本経済新聞での特集「ミレニアルの憂鬱」でも取り上げられていましたが「ミレニアル世代(23~38歳)が、その下のデジタルネイティブでもある『Z世代』(9~22歳)に追い上げられ、ミレニアルは苦しい立場にある」といわれるほどの猛烈なスピードでの変化に直面している時代でもあります。

そんな新しい「令和」の時代だからこそ「平成の経営モデルとの決別」が求められ、経営者として「どのように経営方針にしていくのか」をよくよく定めておかなければ、経営自体が右往左往してしまいかねない気がします。

そんな中、廃プラ問題を含めた環境問題、生産人口縮小、高齢化社会といったどう考えても不可避な外部要因もあり、企業として、そのような社会的課題とどう向き合っていくのかについては業種・業態、規模を問わず、避けて通るわけにはいかないのではないでしょうか……。

今回は、先月行われた弊社イベント『“競争”から“共創”社会へ! ~社会に生きる! 地域に必要とされる会社を目指して』でご登壇いただいた株式会社eumo 代表取締役 新井和宏氏、石坂産業株式会社 代表取締役 石坂典子氏のご講演内容と、先日拝聴させていただいた株式会社フェリシモ 代表取締役社長 矢崎和彦氏の講演内容からそんな現代企業の在り方を掘り下げて考えてみたいと思います。

“競争”から“共創”社会へ! ~社会に生きる! 地域に必要とされる会社を目指して

●企業において、社会と地域から愛される「ファン化」が大きなテーマになっている
●AIが発展していく中、企業における「人としての美意識」が問われるようになる
●あわせて、その「美意識」は、物事を「他人事(ひとごと)」ではなく、「自分事化」して捉えられる能力につながる
●これからの「社会・地域に必要とされる」とは、本業とは関係のない「ボランティア」ではなく、それぞれの企業が持っている強みや価値を踏まえた「本業の拡大解釈」にある
(上記、新井氏コメントからの抜粋)
●企業側や経営者、あるいはそこで働く人たちが「自分たちさえ良ければいい」という思考性では「必要とされる」企業にはなり得ない
●そんなことは私たち中堅・中小企業ではできない、縁遠い話だと決めつけているのは「私たち自身の思考」だ
(上記、石坂氏コメントからの抜粋)

フェリシモが目指しているビジョン「ともにしあわせになるしあわせ」

●フェリシモが目指す事業とは「事業性×社会性×独創性」の三つが重なる部分  
フェリシモが目指す事業とは
●顧客価値、ビジネスパートナー価値、従業員価値、株主価値それぞれを最大化することを通じて「しあわせ社会価値」をさらに高めていく
●過去にアンケートした際に 
 「あなたは幸せですか?」の問いには、多くの人が「幸せ」と答えた。 
 「地球」が答えられる存在と仮定して「地球は“幸せ”と答えると思いますか?」には「不幸せと答える」が大半を占めた。
 さらに「ではあなたは、地球を不幸せにしていることに加担してしまっていますか?」の問いに、大半が「加担している」と答えた。

矢崎氏はこのことを「個と全体の分離」「現在と未来の分離」と表現し、「経営とは、良い未来を創造するための持続的かつ連帯的な営みではないのか」と問題提起され、「自らの働きによって、より良い未来を創造する」ことの重要性を説かれていました。

まさに、新井氏の「これからのビジネスパーソンに求められる『美意識』は、物事を『他人事(ひとごと)』ではなく『自分事化』して捉えられる能力」に合致しますよね。

そして、フェリシモは「通販会社」ではなく「人生をハッピーにするパートナー」であるという表現も新井氏の「社会と地域から愛される『ファン化』」に通じますし、「企業が持っている強みや価値を踏まえた『本業の拡大解釈』」にも通じます。

地球を愛し、人を愛し、より良い社会を目指し、それに共感してくれる顧客や従業員を愛し、それを是とする株主と共に進んでいく……そんなメッセージを、穏やかな口調ながら強い意志と覚悟を持った矢崎氏は、経営者として本当に楽しそうに話しておられました。

さて、皆さんは経営者として、この新時代を、心から幸せに語れる「夢・ビジョン」をどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか……。

今後も、よろしくお願いいたします。

次回は6月19日(水)の更新予定です。

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この記事の著者

株式会社大塚商会 トータルソリューショングループ TSM支援課

三宅 恒基

1984年大塚商会入社。コンピューター営業・マーケティング部門を経て、ナレッジマネジメント・B2Bなどビジネス開発を担当、2003年から経営品質向上活動に関わる。現在は、業績につながる顧客満足(CS)を志向した「価値提供経営」と共に、組織風土・人材開発・自律性育成テーマでの企業支援、セミナー・研修講師などに携わる。

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