第1回 生産管理は本当に必要???

こんにちは。お初にお目(読)にかかります。大塚商会 本部SI統括部 製造SPグループの須永と申します。今回より、このコラムを担当させていただくことになりました。

多くの著名な方々、諸先輩方と並んで掲載されることは、恐縮の至りではありますが、私なりに、日々中小・中堅の製造業様と生産管理改善における情報活用=生産管理システム立上げにご一緒している中で、日々徒然に感じたことをテーマに、皆さんと生産管理について考えていければと思っております。

あまり固く考えても面白くないので、いまどきの「あるあるネタ」をもとに、“気付き”、“ヒント”として、皆さんに少しでもお役に立てれば幸いです。

さて、私が所属する大塚商会 製造SPグループは、日々製造業のお客様にお伺いし、業務改善を目的とした、生産管理におけるシステム活用のお手伝いをすることを生業にしています。第1回はそんな中で日々感じていること、「生産管理って本当に必要???」という素朴な疑問です。

こんなことを書くと、「そんなの必要に決まっているでしょ!」っと、お返事が聞こえてくるのは想像できます。製造業ですから、生産管理がない、生産管理をしないでは、会社は存在しない(潰れている)ので、ものづくりの為に生産管理が必要なのは当然。それは私もわかっています。でもやっぱり感じてしまうこの感覚。

なぜなら、製造業にとって、野球におけるエースで4番、サッカーにおけるエースストライカーは「ものづくり(製造)」であり、「生産管理」ではないからです。

では生産管理は?!

生産管理は、野球においてはエースをリードするキャッチャー、サッカーにおいては中盤で試合をマネジメントするMF(司令塔)の役割ではないかと思うのです。

これって、日々製造業のお客様をシステムの側面からお手伝いしていると、案外落とし穴。生産管理システムの稼働に向けた活動において「ものづくり」が優先されるあまり、結果、生産管理システムの稼働がとん挫する、そんな状況がよく見受けられます。

原因を確認すると、決まって「今は仕事(製造)が忙しいから」、「ものづくり(製造)が本業、事務仕事(システム)は後回し」等々、なぜかこんな「できない理由」が聞こえてきます。こんなこと、皆さんの周りにはありませんか?ありますよね。

旧来から生産管理システムは導入しているけれど、活用できていない(動いていない)とおっしゃるお客様は非常に多いのです。

たしかに生産管理自体は、システムがなくてもできること。だから生産管理システムの活用自体ができていなくても、生産管理はやっています。できています。それは解ります。でも、やっぱりシステムを活用して生産管理の業務改善をお手伝いしている側面から感じてしまう、よくある状況に対する「生産管理って本当に必要???」の疑問です。このよくある状況、生産管理の存在感が薄く、扱いが低く感じるのは私だけでしょうか?

ゲームでいうと、たしかに「点を取ること(=ものづくり)」は重要です。でも、「いかにして勝つか、勝つためにどうするか(=より収益性高くものづくりをするか)」を考えるのがゲームマネジメント(=生産管理)です。

製造業における、個々の社員さんのお仕事はまさしく、各職場において与えられた「ものづくり」でしょう。スポーツにおける各選手が点を取るために動く、いわゆる“個”の仕事になると思います。

しかし、チーム(=会社)としての「真の目標」は、継続して勝つこと(=存続し、利益を上げること)だと考えます。チーム(=会社)あってこそ、ゲームマネジメント(=生産管理)あってこその、個(=ものづくり)だと思うのです。

「ものづくり」が優先されるあまり、結果、生産管理システムの稼働がとん挫する、というよくある結果になってしまうのは、この「本当に必要」=「真の目標」が共有された活動になっていないことが原因ではないかと思うのです。これはお手伝いする我々も含め、大いに反省するべきところです。

この「真の目標」が共有された取組みになっていれば、自ずと稼働し活用していただけるのが生産管理システムだと思うのです。

このコラムでは、そんな生産管理の「本当に必要???」を皆さんと一緒に考えていける様なテーマを、日々お客様をお手伝いしている中から見つけて、書き綴っていきたいと考えています。

今後も、お付き合いいただければ幸いです。

次回は5月21日(木)更新予定です。

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この記事の著者

株式会社大塚商会 本部SI統括部 製造SPグループ

須永 浩昌

制御技術系の製造業に入社し、技術設計・営業・製造(生産管理)に携わる。その後、生産管理システム系のソリューションベンダーに転籍。主に繰り返し型の加工業に特化した生産管理システムの開発・営業・支援に携わる。数多くの企業と共に生産管理システムによる業務改善・稼働実績を持ち、現在でも生産管理パートナーの創造に取り組んでいる。

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