IT経営とは?~ITツールの導入が業務改善・経営改善に役立つ~

多種多様なITサービスが提供されるなかで、大塚商会のマーケティング担当が厳選したITサービスご紹介します。お客様のITサービス選定における参考情報などとしてご利用ください。

IT経営とは、ITサービスやIT技術を戦略的資源として活用し、事業活動の維持・拡大を目指す経営手法です。この記事ではITツールを使って経営の改善を目指すメリットや、よくある課題を解説します。

IT経営とは?

近年、経営課題の解決につながる「IT経営」という言葉が注目を集めています。IT経営とは、ITサービスやIT技術を戦略的資源として活用し、事業活動の維持・拡大を目指す経営手法のことです。

多くの企業でCRMやグループウェアなどのITサービスの導入が広がるなか、それらを経営に生かせているか分からないと課題を持つ企業も多いのではないでしょうか。または、そもそも導入したサービスが自社に合っているか判断できないと不安を抱く場合もあるでしょう。

ITサービスやITツールそのものが売上を生んだり、営業成果をもたらしたりということは多くありません。そのため、すぐに売上を上げたいという企業は、人材確保や品質向上にリソースを割くケースも多くあります。
ですが、ITサービスやITツールを活用した経営は競争力強化や生産性向上も期待できるため、「経営課題を解決したい」と悩む企業は積極的に導入することが望ましいです。

本サイトでは、IT経営の推進に役立つコンテンツを用意しています。IT経営に役立つ情報やITツールの選定方法など、IT経営の基礎知識の向上にお役立てください。

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IT活用が促進される理由と得られる効果

多くの企業でITサービスやツールの活用が促進される目的は、情報の「可視化」と「共有スピードの向上」にあります。

インターネットの普及と共に、消費者の情報伝達スピードは飛躍的に向上しました。その結果、企業も同様のスピード感が求められ、それにはIT化が必要なのです。

さらに、多くの企業が直面する人手不足の解消にもIT化が重要です。限られた人数で業務改善や対応策の検討を行うには、ITツールを使った情報の可視化と迅速な情報共有が役立ちます。

では、IT化によりどのような効果が得られるのでしょうか。ここではIT活用で得られる3つの効果を解説します。

生産性向上につながる

ITツールを活用することで業務効率化が実現できます。それにより生産性の向上が期待できます。

単純作業や手動で行う業務を自動化することで、一人でより多くの業務を迅速にこなせるようになり、生産性を高めることができるでしょう。

コストやリソースの最適化が期待できる

ITサービスやツールを活用して業務効率化を図ることで、一つの業務に充てる人員の削減や、作業にかかる時間の削減など、多方面でのコストカットやリソースの最適化も期待できます。

技術を活用して、時代に適した最適な経営や運営を実現するには、ITツールが欠かせません。急速に変化するビジネス環境において、企業には柔軟性が求められます。

また、グローバル競争が激化する中で、外国資本に負けない競争力を持つためには、業務の効率化やコスト削減を進め、リソースの最適化が不可欠です。

売上や利益の向上、生産性の改善(人的コストの最適化)、そしてそれを支える人材確保を実現するためには、ITへの投資が必要なのです。

柔軟な働き方の促進

リモートワークやフレキシブルな勤務形態が広がるなか、ITツールを活用することで場所に縛られずに業務を進めることができます。

これにより子育てや介護と仕事の両立や、オフィスから遠く離れた場所での勤務もしやすくなり、従業員は多様な働き方を選択できるようになります。

ITを活用した経営を行うことでさまざまな効果が得られ、企業は安定した経営基盤を実現できる可能性が高まります。

ITツール活用のよくある課題

導入によりさまざまなメリットがあるITツールですが、活用にあたって直面する課題も多くあります。

種類が多すぎて選べない

ITツールの導入を検討する際に最も多く挙げられる課題が、「種類が多すぎて選べない」というものです。

ITツールはさまざまなベンダーから多種多様なシステムがリリースされています。自社の課題をすべて解決してくれるツールを見つけ出すのに時間や労力がかかり、導入を断念してしまうというケースもあるでしょう。

ITツールを選定する前に、まずはどのような種類のツールがあるのか、そしてそれぞれの特徴や違いについて理解を深めることが重要です。

自社の理想に合ったサービスやツールが分からない

必要な機能や解決したい業務課題に合ったサービスが見つからない、あるいは導入したツールの費用対効果が感じられないといった課題も多く見られます。

ITツールを開発するメーカーは、一般的な業務に対応したシステムを提供することが多く、自社独自、または業界独自の運用や業務を完全に網羅できない場合もあります。

ITリテラシーが高い人材がいない企業では、そもそもどのツールを導入すれば業務課題が解決できるか判断が難しく、選定に苦労することが多いでしょう。

重要なのは、ITツールですべてを解決しようとしないことです。必要な機能を洗い出し、優先順位を付けることで、対応業務に限りがあっても適したツールを選べます。

開発やカスタマイズで追加した機能が使用されない

自社の運用に合ったツールを求める場合、既存ツールのカスタマイズや新たな開発が必要となることが多く、導入のハードルも上がってしまいます。また機能が多すぎて使いこなせず、「使いづらい」「使わなくなった」という問題も発生しやすくなります。

「なんでもかんでもシステム化しよう」とするのではなく、冷静に投資対効果を考慮しながら、システム化する範囲や追加する機能を慎重に検討することが重要です。

IT活用に必要な投資額は?

ITツールの活用を成功させるためには、ある程度予算を掛ける必要があります。また適切に運用していくためには、導入後にかかる費用も見通しを立てて計画することが大切です。

妥当なIT投資額

企業IT動向について調査する日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)によると、売上高に占めるIT予算は平均1.24%と報告されています。

IT経営に投資する額や割合を増やす企業は増加傾向にあり、今後もIT投資額は上昇していくと考えられます。

参考:企業IT動向調査報告書 2023~(5) IT 予算の売上高に対する比率(JUAS・PDF)

ITツールの原価内訳

ITツールを利用するためには、次の観点で費用がかかります。

  • ソフトウェアを入れるPCやサーバー費
  • ソフトウェアに搭載されているデータベースのライセンス費
  • ソフトウェア開発費
  • 保守運用費(サービス維持費)
  • 人件費

ITツール、特にソフトウェアは目に見える形がないため、高額に感じるかもしれませんが、その価格は前述した要所によって構成されており、ある程度高額になるのは避けられません。

ITツールを動かすITインフラ

ITツールを活用するためには、ITインフラを整えなければなりません。近年ではクラウドサービスも充実し、事業や働き方に合わせてITインフラを構築することが可能となりました。
ソフトウェアの検討とあわせて、ITインフラの検討も必要です。

ITツールを適切に活用するために大切なこと

ITサービスやITツールは業務課題の解消と業務効率化に役立つ一方、万能なツールではないと認識することが大切です。また、ITツールやITサービスに関するある程度の知識も重要となります。

適切に利用し、使いこなすためにはベンダーや専門家に相談して最適なソリューションや運用体制を提案してもらうのもよいでしょう。

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