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ApaRevo 活用コラム
WMS連携(ロジザード)
基幹業務システム「ApaRevo」と「WMSロジザード」をAPIで標準連携が可能です。入荷から出荷までの一連の業務を支援し、在庫管理を行うためのクラウドサービスです。
WMS連携(ロジザード)
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
依田 裕二
アパレル業界の物流
アパレル業界の物流とは、衣類や帽子、バッグ、シューズなどの物流のことです。仕入れや運搬、保管など、商品の一連の流れを管理します。扱う商品は多岐にわたるため、アパレルメーカーではこれらを適切に管理しなければなりません。
他業種の物流とは異なる点も多いため、アパレル独自の物流管理が求められます。特色として以下の事項があげられます。
- SKU数(≒アイテム数)が多い
→30,000~65,000SKU前後が多い - 輸入商材が多い
→SPA型、国内仕入れ型問わず何らかの形で輸入している
→何かしらの加工が必ず必要(タグ付け・値札付け・検針など) - 季節波動が大きい
- 店舗間移動をすることが前提
→無駄といわれる横もち輸送を前提として行う必要がある - 年間2回の総入れ替えが発生する
→SS商品、AW製品の在庫総入れ替え
WMS連携(ロジザード連携)
基幹業務システム「ApaRevo」と「WMSロジザード」をAPIで標準連携が可能です。入荷から出荷までの一連の業務を支援し、在庫管理を行うためのクラウドサービスです。無線ハンディターミナル(HT)を使って、バーコード管理をすることにより検品の精度を保ち、また、リアルタイムで在庫状況や入出荷状況を確認できます。
基幹連携図
ロジザードの期待効果
誤出荷の防止~商品バーコードを利用した検品の仕組み
お客様に直接商品を届ける通販事業では、誤出荷は命取り! リピート客の離散につながるため、システムを用いたチェック体制が必要です。
正確な在庫管理~無線HTで自動的にデータを蓄積・反映
在庫のズレは、受注過多や、機会損失を招き、過剰在庫体質に陥る危険性があります。どんなに優れたシステムでも入力忘れなどの人的ミスが起これば、あっという間に在庫は合わなくなります。
効果的な現場作業~ロケーション管理で「考えない・歩かない・探さない」
ロスやミスを少なるするには、担当者の知識や経験ではなく、誰でも間違いなく作業ができる仕組みづくりが必要になります。
リアルタイム管理~クラウドサービス
営業先の交渉時、客注商品の検索など、「今」の在庫状況確認が必要です。調べるのに時間がかかると、失注につながりやすくなります。
ロジザード連携の具体的機能
ロジザード連携では、下記連携がシームレスに可能となり、手動で連携させる手間が削減できます。また、リアルタイム連携をすることで、出荷(仕入れ)情報が基幹業務システムに連携され正確な在庫管理を可能としています。
1.マスター連携
得意先、納品先、仕入れ先、商品(SKU)
2.取引情報
出荷指示、入荷指示、出荷実績、仕入れ実績、通販出荷実績
連携設定例
お客様ごとに登録されたマスター・取引情報を自由に設定できるため、お客様固有の項目に対しても柔軟に連携設定が可能です。
[SE]2021年6月15日