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ApaRevo 活用コラム
NE株式会社のネクストエンジン連携機能を導入した際の話
今回は、NE株式会社のネクストエンジン連携機能を導入した際の話についてご紹介します。
NE株式会社のネクストエンジン連携機能を導入した際の話
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
久保 俊太
ネクストエンジンは、ECモールの受注管理・在庫共有のWebサービスであり、特に複数のECモールへ出店されていますと導入メリットが高いサービスだと思います。
最近、SMILE V2 ApaRevo(以下、ApaRevoと表記)を導入されるお客様で、ネクストエンジンを既にご利用されていて、ApaRevoと連携したいという話を伺うことがあります。ApaRevoには、ネクストエンジン連携が標準機能として提供されているため、容易に連携することが可能です。ApaRevoに登録した商品マスターや在庫情報をネクストエンジンにアップロードしたり、ネクストエンジンの出荷実績を売上データとして取り込んだりすることができます。それもネクストエンジンのWebAPIを利用するため、ファイル操作を挟まずに連携することができます。
私が最近導入したお客様では、ネクストエンジンの連携を検討されていましたが、ApaRevoを導入する前からネクストエンジンに商品情報の登録がありました。ただし、ネクストエンジンの商品IDには利用できない文字の制限があり、本来の品番を微妙に変更し手入力する運用をしていたため、ApaRevoに登録した商品コード(品番)と不一致となり、商品や在庫の連携ができないということが発覚しました。
ApaRevoに登録しているのは品番だったのでApaRevo側を変更するわけにもいかず、また、ネクストエンジン側はEC担当者が本来の品番を微妙に変更し手入力していたため、機械的に変換することが難しい状況でした。
そこでお客様とも対応を検討した結果、思い切ってネクストエンジンをもう1環境まっさらな状態から作成して、そちらへ移設する方針としました。移設先のネクストエンジンに登録する商品IDは、ApaRevoに変換ロジックを設けて機械的に変換することとしました。
当社も変換表の作成をご支援する作業がありましたが、移設するとなればお客様の苦労は計りしれません。ただ、この方法をとられたことで、お客様は今後の連携の効率化や業務の標準化が図れましたので、メリットはあったと考えています。
[SE]2024年7月18日