ITとビジネスの専門家によるコラム。経営、業種・業界、さまざまな切り口で、現場に生きる情報をお届けします。
製品、サービスに関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ApaRevo 活用コラム
BtoB Web受注オプションのご紹介
今回は、BtoB Web受注オプションをご紹介します。
BtoB Web受注オプションのご紹介
株式会社大塚商会
首都圏ソリューショングループ
ASCアパレル・旅行SPソリューション課
拝司 雅彦
近年、「DX」や「働き方改革」といったキーワードが多く出てきていますが、BtoB(企業間取引)業務にも業務の省力化、自動化の波が来ています。昔からBtoB取引の受注業務といえば、担当営業に電話やメール、FAXで発注が飛んできて、それを基にシステムに手入力することが当たり前でしたが、最近はWeb上でのやり取りも増えてきており、BtoB専用のWeb受注の仕組みも多く出てきています。
ただし、最終的に基幹システムに入るべき受注データを全く別の受注システムの仕組みで受けてしまうと、システム間データ連携のための開発が必要になり、Web受注システム導入のハードルが一気に上がってしまいます。そこで大塚商会では、当社の基幹システムである「SMILE」(ApaRevo)と一体化したBtoB Web受注の仕組みをオプション機能として開発しました。本日はその機能について少しご紹介します。
本システムの特長
BtoB Web受注オプションは基幹システムのデータベースと一体化しており、各種情報(商品マスター、在庫情報など)を直接参照することで、シームレスかつリアルタイム性を確保したシステムが構築可能となっています。管理者の業務が自動化され、各種マスターの二重入力も不要となり、業務の負担が大幅に軽減されます。
BtoB Web受注オプションでできること
お互いに時間を選ばず受発注業務が可能
注文をWeb上で受けられることにより、自社はもとより取引先にとっても時間を選ばず、ログインするだけで手軽に発注ができることで満足度の向上に寄与します。
リアルタイムで在庫公開、在庫確認が可能
基幹システム在庫を直接Web上に公開できることで、欠品による販売機会ロスや過受注によるキャンセル処理などを防ぐことができます。また、在庫表示については実数表記と○△×表記とが選択でき、実数についても在庫数の80%で表記するなど細かな設定が可能です。
得意先ごとに上限金額の設定が可能
得意先ごとに上限金額の設定ができます。注文制限額以上の発注があった時には「注文不可」とする設定ができ、トラブルの発生を未然に防ぐことで、気を遣うフォローの連絡も不要になります。
基幹システムとの直接連携で転記が不要に
基幹システムと同一のデータベース上で動作するため、マスターなどのメンテナンスは全て基幹システム上で完結します。在庫変動も連携して注文分が自動で基幹システム上に取り込み、引き当てが行われ、Web以外の受注とのバッティングリスクも軽減できます。
事業特性に合わせた柔軟なカスタマイズが可能
BtoB Web受注オプションは、オンプレミスシステムならではのカスタマイズへの対応力を持っています。専用の公開用サーバーに構築するため、入力項目の追加やレイアウト調整など、企業ごとのカスタマイズに柔軟に対応できます。
運用フロー
[SE]2025年2月20日