第9回 在庫プロジェクトで在庫適正化に向けた施策を継続し続けることが大事!

「どうしましょう」という相談する会議ではなく、施策を決定する会議を行うことでスピードアップを図ることができます。今月行うべき施策を決定できる場としての会議を継続していきましょう。

在庫プロジェクトで在庫適正化に向けた施策を継続し続けることが大事!

在庫プロジェクトで効果検証し、次の施策を立案し続ける

在庫プロジェクトは各部署の精鋭が参画したプロジェクトなので、成果を早期に実現しなければなりません。

在庫プロジェクト会議の進め方ですが、まず、討議するテーマに合わせた情報をメンバーに配付するところから始めます。

情報システム部門が、販売管理システムからテーマに該当する毎月末の過剰在庫状況(例:過剰在庫1年以上の商品アイテム数、在庫金額、過剰分在庫金額)を抽出し、配付します。

発注部門は、前月の在庫プロジェクトで決定した販売推進の結果、および、今月の販売推進アイテムの資料の準備、また、新たな発注方法を実行した結果、成功した事例と失敗した事例、今後の発注方法の案等を作成し配付します。

物流部門は、委託倉庫の物流費の削減状況、横持ち輸送費の削減状況の資料を準備し配付します。

在庫プロジェクトリーダーは、各部門の作成した資料をまとめて、全体状況の検証資料を配付します。

上記は、私が検証に利用する資料の一例ですが、在庫プロジェクトの推進状況が一目で分かります。

デッドストックと過剰在庫の販売推進状況は?

欠品の改善状況は?

外部委託費用(保管費、入出荷料、横持ち輸送費)は削減できている?

予定どおり結果が出ている改善は共有化し、結果が出ていない改善は計画の進め方に問題が無いか検証を行うことになります。

各部門が事前準備した資料を配付し、全員が熟読して自分の意見をもったうえで在庫プロジェクトに参加すれば、「どうしましょう」という相談する会議ではなく、決定する会議を行うことができ、改善のスピードアップを図ることができます。効果がでない会議が長期に続けば、徐々に意識が低下、参加メンバーが徐々に少なくなりプロジェクトが自然消滅するパターンにつながります。

施策の効果検証と今月行うべき施策を決定できる場としての会議を継続していきましょう。

在庫プロジェクトは、在庫金額の削減が最大の目標だと思われがちですが、それに付随する物流コスト削減(外部委託倉庫保管費、外部委託倉庫入出荷料、横持ち輸送費)も実現すれば、会社の業績に大きく貢献することができます。

仮に値引き販売をしても、在庫が大きく減少し外部倉庫利用が削減できれば、保管費が減少します。例えば、坪単価4,000円で100坪削減できれば、月間40万円のコスト削減ができます。物流コストを可視化すれば、あらゆるシミュレーションを行うことができます。選択肢が増えれば、別の改善策も見えてきます。

在庫金額削減だけにこだわらず、いろいろな施策を検討してみましょう。

次回は6月27日(火)の更新予定です。

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この記事の著者

有限会社SANTA物流コンサルティング 代表取締役社長 / 物流改革コンサルタント Dr.SANTA

平野 太三

昭和38年兵庫県芦屋市にて出生。昭和61年甲南大学法学部卒業。同年某システム会社入社後、物流システム担当営業として、100社を超える物流現場分析に携わる。平成15年に、有限会社SANTA物流コンサルティングを設立。「物流コンサルティング」「講演、研修」「執筆」を開始する。講演参加者数ものべ10,000人を超え、物流マンに分かりやすい具体的な改善手法の提言を行う。
主な執筆:「3カ月で効果が見え始める物流改善」(プロスパー企画)。
物流技術管理士、日本物流学会正会員、ロジスティクスアライアンス委員
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