第175回 医療DXと医療AI その16~生成AI、図解生成、画像生成~

資料に図解や画像を入れたいときがあります。そのようなときに「どうすればよいのか分からない」「デザインセンスがないから見栄えが悪くなってしまう」などと悩むことはありませんか。

医療DXと医療AI その16~生成AI、図解生成、画像生成~

資料に図解や画像を入れたいときがあります。そのようなときに「どうすればよいのか分からない」「デザインセンスがないから見栄えが悪くなってしまう」などと悩むことはありませんか。

画像生成でおすすめの生成AI

図解の作成ならNapkin AIがおすすめ

最初に「図解」を入れたいときは、「Napkin AI」がおすすめです。Napkin AIは、文書やキーワードを入力するだけで、その関係性や構造などを読み取り、図を自動生成してくれる生成AIです。例えば、あるプロジェクトのステップ、施策の実施順位、因果関係などが文書に含まれていれば、それらをくみ取って、フローチャートやピラミッド図などを作成してくれます。Napkin AIの使用には、まずブラウザーから「https://www.napkin.ai」にアクセスします。ログインするだけですぐに使用できます。特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。

Napkin AIの基本操作は、ログイン後、何もないところから新しい図解を作成する「By pasting text content」モード(テキストを貼り付けて作成するもの)と、AIに文書を解釈させて自動的に図表などを作成する「By generating text using AI」モードがあり、どちらかを選択します。

通常は前者から始めます。作成した後で、フォントの大きさや色を変えることができます。フォントだけではなく、アイコンを変更するなど、視覚的なインパクトを重視した編集も可能です。さらに作成後に図を追加したい場合は、既存のノードに「+」アイコンが表示されていれば、この「+」をクリックし、コンテキストメニューから「Add node」を選択すると、そのメニューから追加や削除が可能です。

そして図解が完成したら、ダウンロードやエクスポートを行います。Napkin AIではエクスポート先や形式を自由に選べるため、この点も使いやすいと思います。

Napkin AIのエクスポート可能形式

  • PNG
  • SVG
  • PDF
  • PowerPoint

形式選択は「形式選択メニュー」からクリックするだけです。

画像作成ならChatGPTの画像生成機能が便利

次に画像を作りたい場合は、ChatGPTの画像生成機能が便利です。こちら側のアイデアや希望に合わせて、独自の画像を生成してくれます。

ChatGPTの画像生成機能は、チャットで指示することで対話式に画像を生成してくれます。他の生成AIでは、(複雑で精緻な)プロンプトを要するものが多いですが、ChatGPTは、日本語でイメージをざっくり伝えるだけで作成してくれます。作成された画像をベースに、「もう少し明るい色で」とか「背景をオフィスらしく」などと伝えれば、AIが理解して画像を修正してくれます。ChatGPTでの画像作成の操作手順は以下のとおりです。

  1. ChatGPTのチャット入力画面に「画像作成:(生成したい要件)」と入力します。複雑な言葉は不要で、会話するような自然な表現で問題ありません。生成してほしい要点を明確に伝えることを意識します。
  2. できあがった画像を確認し、色合いや雰囲気、フォントなど細かい点の修正指示を出します。必要であれば、これを数回繰り返します。

イメージどおりの画像が生成されたら、画像をダウンロードして使用します。ポイントは、ChatGPTにどれだけ明確に自分のイメージを伝えられるかという点です。もしあらかじめ分かっているのであれば、縦横比、画像スタイル、背景色などを最初に伝えることで、追加作業の回数は少なくなります。

ChatGPTの無料アカウントは、1日に行える画像生成の回数が制限されています。試しに使ってみるだけであれば十分かもしれませんが、仕事で日常的に使用したい場合や無料版で物足りないと感じるときなどは、有料プランに切り替える必要があります。無料版ChatGPTでプロンプトを作成・調整し、生成は他の生成AIで行うという方法もありますから、よくご検討されることが肝要です。

その他の画像生成AI

Grok(XのAI機能)
SNSのXにログインしていれば無料で使える画像生成AIです。ChatGPTより新しいモデルを搭載しているといわれており、リアルな高品質画像が得られることもあります。
ImageFX
Googleのアカウントがあれば無料で使えます。実写のようなリアルな画像生成が得意で、高品質な画像を生成できます。
Genspark
複数の画像生成モデルをまとめて試せるプラットフォームです。無料アカウントでも1日に数回利用できます。同じプロンプトでもモデルごとに絵柄や得意ジャンルが異なるため、バリエーションを比較して選べるのが特徴です。

無料版は作成回数に制限がありますが、複数のツールを使い分ければ、無料版生成AIだけでも十分に利用できます。

皆さんはどう思いますか?

次回は8月12日(水)更新予定です。

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この記事の著者

株式会社FMCA 代表取締役

藤井 昌弘

1984年に医療関連企業入社。院内の各種改善活動を指導。急性期医療機関出向、帰任後、厚生労働省担当主任研究員として厚生行政の政策分析に従事。2005年退職、株式会社FMCAを設立。原価計算の導入と活用、病院移転に伴うマネジメントも実施。
株式会社FMCA

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